Wednesday 24 June 2009

ロンドン思い出整理(白鳥の池の思い出 その1)

もうすぐおさらばとなってしまう我が家、
ハイドパークが目の前です。




無国籍、多国籍?な日々



ここは、夫サリーちゃんの通勤路でもあります。
ハイドパークを南から北に30分ほど横断すると、
会社到着と言う、心身健康的な、恵まれた通勤です。




無国籍、多国籍?な日々


暖かくなると、芝が人で埋まります。


また、夫婦の週末お散歩道として、ロンドン生活には
切り離せない場所でした。


さて、ここには、故ダイアナさんが住んでいた、
ケンジントン宮殿があり、




無国籍、多国籍?な日々


奥に見えるのが宮殿です。遠くから写しちゃって、
小さくなってしまいました。


そして、宮殿から望めるように、白鳥の池が
あります。その名の通り、白鳥を始めとし、
鴨(ねぎはしょってません)、水鳥、小鳥、
そしておなじみ鳩、カラスの憩いの場となっています。




無国籍、多国籍?な日々


池のほとりもやっぱり人でいっぱい。




無国籍、多国籍?な日々


ダイアナさんも、こうした風景に
心を癒されていたのでしょうか。


この池を毎日のように訪れるようになり、
そして、いつしかハクチョウたちに餌をやるように
なりました。




無国籍、多国籍?な日々



そして、冬の寒さが深まるにつれ、人足は減って
餌をやりに来る家族連れもいなくなり、食べ物である
水草や芝生の草の量も少なくなり、鳥たちはだんだん
窮乏していきました。


それに反比例して、サリーちゃんと私があげる
パンの量も次第に増えていきました。


そして、クリスマスも迫る頃になると、浮かれ足だった
人々は忙しくなり、いよいよ餌をあげる人はいなくなって
しまいました。




無国籍、多国籍?な日々


冬のひとこま。パンをやるサリーちゃん。
手にパンを置くと、勝手に小鳥が群がって
きます。


私は、毎日、1.6キロのパン 食パン を抱え、
白鳥たちにあげていました。
(イギリスで売ってるパンは一斤800グラムです。
それを2斤あげていました。
週末サリーちゃんがいると、2.4キロに増えます)


春から夏、秋にかけては、えさをあげても見向きもしなかった
白鳥たちが、


空腹で、とうとう、えさの奪い合いのため、お互いをつついて
攻撃しはじめたり、水の中から重い体を引きずって地上に
上がり、私の後を追って走ってくるようになりました。


そして、ある頃から、白鳥、鴨、カモメ、小鳥、
みんなすごい形相 しょうじょ をして、パンを持った私に迫って
くるようになったのです。


白鳥の体は、本来地上を走るようにできていないと
思うのですが、重い体を左右にユッサユッサ揺らしながら、
猛突進 ダッシュ してくるのです。白鳥の、あの水上での優雅な姿は
微塵もありません。




無国籍、多国籍?な日々


優雅な頃の白鳥。片足上げて、生足チラ見せ
大サービス。


あの鳥の必死の形相って、後にも先にも
見たことがありませんでした。


カモメ、小鳥は私の顔の高さで空中浮遊しながら、
パンを持つ私の手をめがけて飛んできます。
(特にカモメが怖かった)


白鳥、鴨は合わせて50羽くらいいたと
思います。


私は、2,30メートルを猛ダッシュしながら
パンを投げ(後ろを振り返る余裕がなかったので、
投げ散らかすといった方が正解)、
そして、鳥の突進をかわすため、90度向きを変え、
また2,30メートル猛ダッシュ 非常口
その繰り返し。




無国籍、多国籍?な日々





冬の公園で、人が少ないとはいえ、
私の姿はどのように映ったのでしょうか。


鳥と追いかけっこしながら、逃げ惑う日本人女性一人。
パンをばらまきながらすごい形相で走り回って
いる私は、遠くからだと、気のふれた女 SHINGO☆ にしか
見えなかったことでしょう。


ザ・恐怖体験。ギャオ~


無国籍、多国籍?な日々
ブログとは何の関係もありません。
気分的に、なんとなく、こんな感じ。


長くなってしまったので、
続きはまた後ほど書きますね、フフ ふふ
(過去の回想なので、余裕の笑み)


では、皆さま、気持ちの良い朝 晴れをお迎えください。




私は、今から、お待ちかね、
日本茶 お茶 タイムです 心

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