Tuesday 31 January 2012

ありがたや

週末、夫サリーちゃんの友人である

エアカンさん一家が泊まりに来たのですが、

彼らが出発した後、昨日は1日中洗濯機を回し続け、

掃除もして、後は日本行きの飛行機に乗るだけ!

なんだかものすごく体が重いのですが、飛行機は

真夜中の便なので、飛行機の中で爆睡すれば、

休養になって、きっと日本に着く頃には体力も

回復しているはず。

それはそうと、我家はマイホームに引っ越したので、

訪ねてくる客人は、何かしら新居祝いにお茶菓子や

プレゼントを持ってきてくれます。

エアカンさん一家がくれたトースター。


           (ぴっかぴかー)


我家のトースターは、サリーちゃんが

独身時代に使っていたものをそのまま使って

いたので、結構古い。

なので、ほんとうにいいタイミングのお祝い

でした。ありがとう!

他にも、トルコティー専用のやかんを

持ってきてくれました。


           (彼らが滞在中にさっそくトルコティーをいれましたよ)


彼らはよく我家に泊まりに来るのですが、

その際、私は欧米や日本のように、普通のティーポットで

紅茶をいれていたのですが、

わざわざこれをお祝いの品にしたということは、

彼ら、実はそれがあまり好きではなく、我家でも

トルコティーを飲みたかったのかも?

ちなみに、上のやかんで濃い紅茶を作り、

下のやかんはお湯専用。個人の好みに合わせて

お茶とお湯を適量注いであげるのです。

そうすれば、それぞれ好きな濃さのお茶が

飲める、というわけです。

トルコの人に限らず、オーストラリアにいる

移民の人、特にインドや中東の人たちは、

自国の文化や食文化が世界で一番だと

思っている節があります。
(ヨーロッパ系の人たちは、けっこう面白がって
 何でも食べますが)

どこの国に移民しようが、自分たちの文化、

食習慣を決して変えようとしません。

なので、自分たちの国の料理と違った味付けや、

普段食べない食材の物は、作って出しても

食べてくれません。
(醤油味とか、ツナとか)

私は、インドや中東の料理など、あまり知りませんし、

もどきしか作れないので、おもてなしするのは

とても難しいのです。。。

ならば、家に来ないで彼らの国の料理を出すレストランで

一緒に食事をした方がいいのでは?と何万回も

思うのですが、サリーちゃんが家に招待しないのは

失礼だ、と言い張るので仕方がありません。

誇りがあるのは分かりますが、しかし、他人の家

にまで自分の国の食文化を押しつけるのは、

いかがなものか?国それぞれ、家庭それぞれ

好みの料理や味付けがある、他の家に来たときくらいは、

違う文化も尊重していいのでは?

おそらく日本人は、よほどのゲテモノ料理では

ない限り、他国、他文化の家庭のおもてなしで作ってくれた

料理は、一応なんでも食べてみる、口に合わなくても、

本人の前でそんなことは口にしない、

という礼儀をわきまえていそうですが、ここは

オーストラリア。そういうマナーを持ち合わせた

人は、あまり多くありません(悲)。

これがストレスを増大させ、招待客が来るたびに

憂鬱になる原因の1つなのですが、いつか、慣れる日が

くるのかなあ。


お祝い品に戻りまして、他のお客さんが持ってきて

くれたものたち。

新居祝いのオブジェ。


           (メッセージもすてき)


これ、裏はキャンドルホルダーが付いていまして、

キャンドルに明かりを灯すと、やんわりとした光の

中にメッセージが浮かびあがって、とてもよい

雰囲気を醸し出すのです。


               (ね!)


そして、天井からつるすオブジェ。


               (アンティーク調です)


これも、中にキャンドルを入れて灯すと、

教会のステンドグラスのような、

幻想的な色調になります。

くれた家族が我家にまたディナーに来たら、

灯して見せてあげよう。


そして、こちらは、サラダボール。


           (かなり大きいサイズです)


我家は二人暮らしで、食器もそんなに

大きなサイズのものを持っていないので、

大人数の客が来た時は、盛る器がなくて

困ったりしていたのですが、これでもう

安心!

でもね、裏話をしてしまうと、これをもらった翌週、

お店で偶然このサラダボールを見かけまして、

セール中30%OFF!という札が付いていて、

ちょっぴり複雑な気持ちに。。。

ま、ここはオーストラリア!細かいことを気にしていたら、

やってられません。

というわけで、お祝いの品々、どうもありがとう!

大切に使います。


では、私はこれからフライト。

いざ日本へ!行ってきまーす。(^-^)/

Thursday 26 January 2012

J. Edger(観後感)

FBI初代長官であった「J. Edger」の映画、

見てきたのですが、

クリント・イーストウッド監督、期待を裏切り過ぎ!

なんと、エドガーと補佐官クライドの

ゲイ映画仕立てであった!

それ自体は、私は抵抗ないのですが。

今年は、年明けに見た「シャーロック・ホームズ」

といい、この映画といい、

同性愛解禁、

の年になるのでしょうか。
(今でもなってるけど)



期待していたディカプリオの演技は

イマイチでございました。

彼は、発音や話し方が官僚タイプに

そぐわしくなく、重厚感や威厳を表現する

までに至ってない感がありました。
(年を取った演技でも、若いころと同じ
 溌剌と切れのある話し方をされると
 かなり違和感が・・・)

エドガーの片腕クライド・トルソンを演じた

アーミー・ハマーの方が、老年の悲哀と

権力に固執することを潔しとしないある種の

諦めをひしひしと感じさせ、老後の部分、好演でした。

作品自体については、夫サリーちゃんは、

「ポイントが良く分からない映画だった。

 ちょっとがっかりだ」

と申しておりましたが。

が、それに目をつぶれば、考えさせられることが

ポツポツとある映画でした。


哀しいな、と思うのは、

エドガーが、信頼できる人間が極端に少ないこと。

これは、権力闘争に明け暮れる人間であれば、

官僚であれ、一般企業であれ、似たような部分が

ある、と個人的にも思うのですが、おそらく

彼が信頼できたのは、母(マザコンだと思います)、

ゲイの補佐官クライド、そして秘書のヘレン、

生涯この3人だけ。しかも、母を除けば、

誰も結婚をしていない、というかなり特殊な

取り巻き。

人間関係は量より質だ、と個人的には思いますが、

権力と引き換えに(しかもFBI長官という特殊な権力)、

気の置けない友人や同僚に恵まれる境遇、

といったものからは遠ざかってしまった、

光と影がはっきりと分かる人生です。

ちなみに、これからの時代は、権力闘争などという

競争スタイルは、すたれていくと思いますよ。

人も社会も国家も、そんなことを続けていたら

疲弊してしまうからです。

戦いは、スポーツの世界だけで十分です。

スポーツはまだルールがきちんと確立された

中での競争なのでいいのですが、ルールや

節度のない競争は、結局自滅につながりそうな

気がします。

受験戦争、出世競争、国家間の成長競争、

未来永劫、こんなことは続けたくないと

内心思っているのが実情ではないかなあ

と思うのですが。
(競争がなければ刺激が足りない、という人も
 もちろんいるでしょうが)

ピラミッド型に頂点を目指す社会構造ではなく、

どこが上なのか下なのか気にする必要がない

円環、循環社会になっていくのが自然な流れの

ように思います。日本はかつて、こういう社会、

実現していたのではなかったでしょうか?

別に欧米型の競争社会を持ちこまなくても、

江戸時代には、識字率、教育の普及率、

世界でもトップでしたし(寺子屋のおかげ?)

基本的学力、そして道徳観もたぶん今よりは

備わっていた、かもしれません。
(当時に生きていないので分かりません。
 あくまで想像)

これらは競争の賜物ではありません。

おそらく日本では、他人との競争、というよりも、

自分を律する、自己と向き合う切磋琢磨型、

だっただろうと思うのです。

勉強やより良い仕事をする目的が、他人に

勝つため、ではあまりにも狭いですし、情けない、

世の中のためにもならない。

自己成長のため、あとどうせやるなら

他人や社会に貢献するため、の方が

理にかなっています。

エドガーを見ていても分かるように、

周りから疎まれるような他人との闘争に勝ち、

権力で身を固めても、益々周りとの確執を深めて、

さらなる闘争にはまっていくだけです。

とてもエネルギーを使う、疲れる人生です。


あと、この映画は、「老い」というのをとても

リアルにつきつける作品でした。

監督のイーストウッドも、もう老齢ですし、自分と

重ね合わせるところも多かったのかなあ。

老いたら後は死ぬのを待つだけなので。

いろんなものを脱ぎ捨てて、どんどん身軽に

なっていくべきところを、今までの権力に

固執しようとする、反対を行くエドガー。

日本の政治家、官僚、一部企業のトップを

連想させます。

私個人のことで恐縮ですが、日本を出てから、

いろんなことを「死」という基点から考える

ようになりました。

死んだときに、どうありたいかな、というのを

基準に考えざるを得ない状況になったからです。

まず考えたのがお葬式の事。

もし私が死ねば、お葬式は日本ではできません。

夫サリーちゃんに負担がかからないように、

そしてお墓などの心配もいらないように、火葬して

骨は海に散骨してくれ、と伝えてありますし、

子供もどうするのか、作るのか作らないのか、

今は、サリーちゃんの妹、姪っ子を大学卒業

まで支援することになっているので、自分たちの

子供のことまで考えられませんが、例えば

子供が欲しいと思った場合、私が死ねばおいそれと

姉や両親のところで引き取ってもらう、という

わけにはいかないでしょう、国も違いますし。

サリーちゃんの家族親戚もトルコなので、

互いの家族親戚に面倒を見てもらうのは

実質無理。

父子家庭でサリーちゃんが育てられるかな?

ならば、成人するまで面倒を見る、という形で

孤児院などから両親のいない子供を預かる、

という選択肢もありかも?いざ途中で私やサリーちゃんに

何かあっても、孤児院に戻れる、他の家族の養子に

なれる、という可能性があるからです。

余談ですが、ちゃんと遺書も作っています。

オーストラリアで犯罪に巻き込まれるかも

しれませんし、日本帰省時にも、何が

あるか分からないからです。

地震や津波に巻き込まれない保証はありません。

特に、今週、首都圏でM7程度の地震が4年

以内に発生する確率は70%、というニュースを

読みましたし・・・


書いてて思いましたが、すごい守り姿勢な

考え方。

本来、私は人生攻めで、新規挑戦の精神で

やっていきたい、と思って生きてきたので、

こういうのはあんまり得意ではないのですが、

ちょっと方向転換せざるを得ないようです。


映画に戻って、「J. Edger」、絶対おススメとは

言いきれませんが、なかなか感じるものがある

映画です。ディカプリオやイーストウッド監督が

好きな方はぜひ!

では、私は明日泊まりに来るエアカンさん一家の

ために、食事の食材調達や、ベッドの準備などを

してきまーす。(*^o^*)/~

皆さんも、よい週末を~。

こちらはここ一週間、40度の
灼熱地獄になりそうです。
日本は寒さが厳しいのかな?
風邪に気をつけて!
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J. Edger

日本帰省も間近ではあるのですか、

今日はオーストラリアは祝日。

「Australian Day」なのです。

日本へ帰ってからでも観れるかもしれないけど、

楽しみにしていた映画、

『J. Edger』が今日から公開になるので、

早々に観に行ってしまいます。



 (好みのタイプではないのに、でも演技が好き♪)


J. Edgerがどんな人かは実は知らないのですが、
(FBI初代長官、というのだけ読みました)

主演がレオナルド・ディカプリオ、だから、

観に行きます。
(あ、知らなかったけど、監督はクリント・イーストウッドなんですね)

日本で以前、彼が騒がれた時がありましたが、

その時は、王子様扱いで、逆に好きではありません

でした。ちょっと太り気味でしたしね・・・。

でも、そのブームが過ぎてからも、彼の演技、

衰えがありません。風貌も渋みが出てきて、

何より演技に飽きがきません。俳優業は

天職なのかな?

しかし、彼は、付き合う女の人はなぜかモデルの

人ばかりですね。。。(・ε・) 面食い??

ま、男の人は多かれ少なかれ持っている

願望なんでしょう。

という訳で、今回はどんな演技を見せてくれるのか、

いってきまーす。(・∀・)/

Tuesday 24 January 2012

最後のひと山

来週から日本へ帰る!

うれしいな!!о(ж>▽<)y ☆

2年ぶりの日本、

童心に戻ったように、ワクワクドキドキ

しています。

スーツケースに洋服を詰め、

だんだん準備もととのってきたのですが、

出発直前に、難関が。

なんと、サリーちゃんのお友達のエアカンさん

一家が週末に我家に泊まりに来る、というのです。

なぜ、このタイミングで。。。???

旅行直前はそれでなくてもパタパタしているのに、

出発前に、洗濯物もすべて洗い、冷蔵庫の

食べ物もできるだけ空っぽにして行こうと

思っていたのに、

お客が泊まりに来るとなれば、またどっさりと

食料を調達し、そして、ベッドも6人分が

必要なので、彼らが帰れば出発までに

シーツやブランケットなどを洗濯しておか

なければいけません。

小学生と幼稚園児の男の子がいるので、

家の中もドロドロになるでしょうから、

掃除もしておく必要がありそうです。

なんだか、出発直前に狂ったように働く

地獄絵図を見る気がしてなりません。


               (おおげさ。。。?)


それもこれも、Noと言えない夫サリーちゃん

が招いたこと。

「Noと言えない日本」という本、昔あったと

思いますが、サリーちゃんよ、

そんなところで日本を意識してくれなくても

いいのだよ・・・



              (早くサリーちゃんもNoと言えるようになってね)


彼らに一言日本に帰省することを言えば、

遠慮して来ないかもしれないのに
(でもトルコ人は何があっても来るだろうけど)

「来ちゃいけないとは言えないしなあ。。。」

と優柔不断丸出しで、日本に帰省することも

何も伝えていない。

今回のようにちょっと立て込んでいる場合は、

泊まらなくても、代替案として、食事だけ我家で

一緒に食べる、でもいいじゃん、と私は思うのですが、

私が意地悪なのか?

トルコでは、通常、別に前もって言わなくても、

突然に家に遊びに来たり、泊まりに来たりは

あることらしく、私の感覚が日本人すぎるのだろうか、

と思ったりもしますが、事情を察する、という感覚が

あってもいいのでは・・・?

友達一家が泊まりたいと言えば、たとえ病気だろうが、

仕事があろうが、サリーちゃんは友人を最優先する

のか?

まあ、食事に来ようが泊まりに来ようが、実質

サリーちゃんはしゃべってるだけで、何も家事を

しなくてよいので、普段と変わらないと思って

いる節もありそうですが。

日本に帰省したすぐ翌日には友人とバレエを

観に行くのですが、とても楽しみにしているので、

体調万全でのぞみたいんだけどなあ。

私の体力、持ってくれるかなあ。

日本で存分に羽を伸ばすので、その前のひと仕事だと

思って我慢しようっと。


泊まるでは済まず、友人に勝手に
住みこまれて困ったことがある
あなた、同情します!
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Sunday 22 January 2012

小売業の未来(7)

さて、小売業の未来も、今回で7回目。

でもね、まだ半分の30/60ページ分しか

進んでいないのです。

どれだけ続くのでしょうか。ああ、恐ろしや。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

前回は、広告は不特定多数に向けてではなく、

その近隣に住んでいて本当に必要とする

対象に向けて発信しましょう、という地域に

密着したセールやオファーをご紹介しました。

ここで、おさらい。まず、大きなマクロ的視点が

3つ。

1.オンラインで誘導し、オフラインで体験させる

2.消費者ノウハウ

3.小売業界地図の再編

今は2番目、「消費者ノウハウ」

の所にいますよ。

そして、今回は、その中のミクロ的視点、

「ソーシャル通貨」に進みましょうね。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


まずは業界内部者からの言葉。

日本でもおなじみ、スターバックスでは

どのように言っているでしょうか。

「景気後退によって、このような現象が起きている。

 それは、

 購買能力=購買意欲

 つまり、たいして買いたくもないけど、お金が

 あるので買っちゃう、ではなく、

 欲しくてたまらないが買うお金がない、でもなく、

 自分の財政状況の範囲内で、本当に買いたい

 ものしか買わないようになってきている。

 消費者は、分をわきまえた買い物をするように

 なってきているのだ。とは言え、やはり自分の

 支払うお金で失敗はしたくない。

 そこで、口コミやソーシャルメディア内での評価

 を参考にする。製造業のマーケティングにおいて、

 この口コミ、ソーシャルメディアの影響力は

 見過ごせない必須要素になるだろう。」

私個人的には、

「購買能力=購買意欲」

というところが気になりました。

日本では、親世代の時のような、誰もかれもが

マイホームと車はローンを負ってでも欲しい、

といった部分、

今の若い世代には、あまり見られませんよね?

社会が煽る流行や常識に乗って消費行動を

取るのではなく、現在はメディアも多様化して、

趣味も思考も人それぞれ、本当に自分が欲しい

と思うものを買う。買えないのであったら、

ローンしてまで買わない。家も賃貸でいい。

おそらくこういう流れになってきているのでは?

さて、話を戻して、業界の事例をご紹介

しますね。

まずは、「Palms Hotel and Casino Las Vegas」

私はギャンブルにはあまり興味がないので、

旅行してまで行こうとは思わないのですが、

行った人の話を聞くと、ずいぶん楽しいらしい

ですね (・∀・) (夫サリーちゃんもその一人)。

こちらのホテルでは、滞在客がソーシャルメディアで

このホテルのことを書いてあげると、その影響力

によって、特別待遇をしてもらえるそうです。

ん?でもね、これ、思いっきり有名人優遇に

なりませんか?

数万のフォロワーを抱える女優や歌手、例えば

レディー・ガガみたいな人が一言つぶやいただけで、

ものすごい影響力があるでしょう。もうそれだけで

宿泊代もギャンブル代もタダ!くらいの勢いに

ならないでしょうか。

一般人だと、最近では一般の方でも何百人

もの友達がFacebookにいたり、Twitterのフォローが

たくさんいる方もいるのでしょうが、特別待遇して

もらえるほどの影響を及ぼすかどうかは疑問・・・。

でも、ソーシャルメディアの影響をお金と等価と

みなしたという点では、さすがカジノの戦略です。

もうひとつの例に行ってみましょうか。

あるオンラインショップでは、自分のソーシャル

メディア上で本や音楽を取りあげてシェア

すると、商品がただになる、つまり

支払いはお金ではなくて、口コミで、という

おもしろい形態をとっています。

こんなのを見てしまうと、だんだん

「お金ってなんだろうな」と素朴な疑問が

湧いてきます。

「お金」=「唯一無二の絶対の価値」

ではだんだんなくなっていくのでしょうね。

それでなくても今はユーロやドルの信用が

揺らいでいる時期ですし、お金だけではない、

信用や影響度といったものも実質的な

価値を持つようになる、多様価値の世の中

に変遷していくかもしれません。

では、業界内部者から、参考になりそうな

アドバイスを2つほど。

「500Friends」社の共同創業者、

Justin Yoshimuraさんから。
(日系アメリカ人の方でしょうね)

「小売業者は、影響力があってなおかつ

 ソーシャルメディア上で活動が活発な人

 たちを中心に、そのブランドや商品を愛する

 コミュニティを展開することができる。

 小売業の人に間違えて欲しくないのは、
 
 以下の点。

 ソーシャルメディアを、小売業者自体が

 その中に入っていって商品やお得情報を

 流し、売り込もうとすると失敗します。

 そうではなく、その場は愛用者たちに

 コミュニティ内で自由に話させ、

 商品の宣伝やお得情報を彼らの口から

 流させる、という風にした方がよいのです」

広告や宣伝の仕方も変わりましたね。

従来だったら、お店が前面に出て、

「これがお買い得!」とか

「おススメはこれ!!」とか言っていた

訳ですが、所詮はお店視点。本当にお客の

ことを考えて言っているかどうかは分からない

わけです。

ですが、その商品のファンや愛用者が、

「この商品のここが気に入っています♪」とか、

「こんな効果が出ました(*^▽^*)」

などというコメントだったら、なんとなく何が

いいのか、どこが気に入って使っているのか、

具体的に分かります。自分と同じ、消費者目線

でのコメントなので、共感できるし、信用度も

増します。

あ、これって、芸能人や役者さんも同じでしょうか。

本人が

「私ってこんなにきれいでしょ」とか

「僕の演技はハリウッドでも通用する」

なんて言ったら、興ざめですわね。。。

ファンがキャーキャー騒ぐのを尻目に、

浮かれず騒がず、静かに微笑んでいる、

くらいで丁度よく、人気上昇への階段は、

ファンやマスコミに任せましょう、的な

第三者を使ったマーケティングがちょうどいい

心地よさなのかもしれません。

製品や商品の良さは、本人ではなく、

第三者に語らせる、ここ、ポイントかも

しれません。

欧米では、就職、転職するときに、本人の

履歴書だけではなく、同僚や上司の推薦状

が2、3通必要になるのですが、これも同じ

原理ですね、きっと。本人がいくら

「私は仕事ができるんです」

と熱く語ったところで、一緒に働いてきた人が

「こいつは使いものにならん」

とか

「数字に関することになると、途端にミスを

連発する」

という評価だったら、面接者はどちらを信用

するか、言わずもがな、です。
(でも、これ、上司が意地悪してわざと推薦状を
 書いてくれなかったり、辛辣なコメントを
 書いてよこす、というパターンもあり得ますが)

ちなみに、このアドバイスをくれたYoshimuraさんの

会社、「500Friends」ですが、HPを見てみると、

かなりおもしろいです。マーケティング手法が。

会社のサイトはこちら

例えば、「Royalty Marketing」というのがあります。

これ、以下のキーワードいかに途切れさせずに

循環させて顧客数とそのリピート率を上げていくか、

というものです。

Shop(買う)

Review(評価やレヴューを書く)
 
Reccomend(おススメする)

Connect(ソーシャルメディアで繋がる)

Create(?創り出す??←お店側の視点かな?
     私は顧客がお得意客であり続けることの
     意義を見出すような関係性を創り出す、
     という意味に取ったのですが。
     ポイント付与や特典割引をしたり、など。
     深読みし過ぎ?)

Share(シェアする)



順番は前後するのかもしれませんが、

これらを地道に繰り返していくことで、

雪だるま式に顧客とそのリピート率が

増えていく、という算段に基づいた

マーケティングなのでしょうね。

宣伝は顧客にさせる時代になって

きたのでしょうか。

ということは、結構恐ろしい時代でも

あります。商品に嘘がつけませんから。

ついたとしても、あっという間にばれて、

淘汰される。世の中的には良いことなのでしょうが、

あくどい商売はできませんね。

こういうマーケティングの流れ、おそらく

止めることはできないでしょうから、

「信用」という部分、大事になってくるかも

しれません。

「信用に足る商品」

「信頼できるサービス、アフターケア」

一発屋で終わるのではなく、

リピートさせ、なおかつ顧客の輪を広げて

行くには、「この人ならついていっても大丈夫。

家族や友人に紹介しても恥ずかしくない」という、

なんだか彼氏や彼女、結婚相手を選ぶ時の基準

みたいですが、そういう要素も重要視されて

いくのかなあ、という気がします。

さて、もうひとつ、違う会社からのアドバイスも

あったのですが、似たりよったりの、

ソーシャルメディアで口コミしてくれた人には

ご褒美をあげましょうね、というものなので、

割愛しますね。


TwitterやFacebook、ブログなどのソーシャル

メディアでの人気度や友達の多さが、今後

なんらかの影響力を持つのかもしれませんが、

私個人は、あまりそっち方面、興味が

持てずじまいです。

TwitterもFacebookもアカウントを作ったきり、

ほとんど更新をしていない。。。ヽ(;´Д`)ノ

ブログもやっとこさ自分に鞭打って書いている

始末(日本語を使う、唯一の場所ですので、練習練習)。

それに、実生活でもそうですが、友達を

何百人も欲しいとは思わないのです。

そんな人数と関係性を保つのは至難の

技ですし、量より質にこだわりたいなあ、

と思うのです。

なんだか記事と相反することを書いちゃいましたが、

これは個人的私感、ということでお許しを。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


今回は、ここまでです。

次回は、

マクロ視点 『2.消費者ノウハウ』

の中から2番目のミクロ視点、

『お店に置いてる商品を知りたい!』

に行きますね。

お楽しみに!(*^o^*)/~



Wednesday 18 January 2012

やっぱり不思議だ、オーストラリア

オーストラリアに住んでから3年近くも

経とうとしているのに、火曜が映画の

割引(18ドル→11ドルに)日であることを

知らなかった・・・。o(;△;)o

2日前にそれを知り、さっそく映画を

観に行った昨夜。

チケット売り場に行きましたら、みんな考えることは

同じ、売り場は長蛇の列。

しかし、その手前に、自動販売機型のチケット

販売機があるのです。なぜかそこには人が

ほとんど並んでいない。(・・。)ゞ

こちらの方が待たずに買えるのに、なぜなのだろう、

と試しに買ってみることに。

販売機をいじっている男の子3人組の後ろに

立って待っていたのですが、一向に買える気配

がない。待つこと5分。

「そんなに難しい操作なのだろうか。

 それともいじって遊んでいるだけなのだろうか。」

といろいろ考えあぐねていたのですが、

どうやら買えた模様。

私の番になり、操作をしてみると、あーら簡単。

タッチパネルで、観たい映画を選んで、

チケットの種類と枚数を選び、
(こちらには、ファミリー割引やシルバー割引など、
 いろいろ券種があるようです)

カードで支払いするだけ。

買うまで1分とかからない操作のはず。

あいにく観たい6時半のチケットが売り切れていたので、

8時半のを観るかどうか夫サリーちゃんが来てから

相談して買うことに。

そして、8時半のを観ようということで、改めて

チケット販売機へ。

カップルが買っている途中で、その後ろにも

男性が一人待っていたので、私たちはその

後に並びました。

しかし、待てども待てどもカップルがチケットを

買える気配がない。

不思議に思った私は、待ってる間に、少々不満を

ぶちまけてしまいました。

私:「あのタッチパネルの操作って簡単よ。

 映画を選んで、私たちの場合だったら大人2枚

 って選んで、カードを差し込んで支払いするだけ。

 なんであんなに手間取ってるの?

 1分で済むって、1分で。」

サリー:「手間取っているんじゃなくて、観たい映画が
    
 決まってなくて、あの場でいろいろ話し合って

 決めようとしているんじゃないだろうか」

私:「えっ、後ろに待ってる人がいるのに、

 あんなとこで延々と相談したりしないでしょ?どうして

 オーストラリアの人は、あんなに時間がかかるんだろう。

 あり得ないんだけど。」

サリー:「オーストラリア人の脳みそは、その程度

 なんじゃないだろうか・・・」

と、もう失礼千万な会話を繰り広げていました。

ようやくカップルがチケットを買えたようで、

お次の男性の番になったのですが、 

なんと、その男性、タッチパネルの前に

しばらく立ちつくすと、何の操作もせずに

逃げてしまいました!


もしかして、

ね、

私たちが、こんな簡単なタッチパネルの操作を

延々と時間をかけて買うなんて信じられない、

というようなことを、これでもかと言い続けたので、

この、前に並んだ男性にものすごいプレッシャーを

与えてしまった?

戦わずして棄権?

見た途端、操作の仕方が分からない、

どうしよう、ぐずぐずと進まないと、

私たちが後ろで「またか」とつぶやきだす

のではないかと戦々恐々となってしまい、

タッチパネルに触れることなく去って

しまったのだろうか。


なんだか・・・悪いことしたなあ。


ごめんね、お兄さん。m(u_u)m


けれど、けれども、

やっぱりあんなに時間かかるなんて、

理解できないよ。

私はまだまだオーストラリアのことを

これっぽっちも理解していなかったのかも

しれない。

ちなみに、観た映画は、

「Sherlock Holmes 2:A Game of Shadow」

です♪

 (Robert Dawny Jr.とJude Lawのコンビ、息が合ってます) 

昨年のお正月に観てから、この映画の

ファンになってしまったので、Part2、

今年も飽きずに観ましたぞ。

ストーリーを書いてしまうとネタばれになって

しまうので控えますが、

Robert Dawny Jr.の抜け加減、大好きです!\(^_^)/
(ついでにお顔も好き♪)

日本でも公開されたら、ぜひご覧になって

くださいな。楽しめますよ♪

シャーロック・ホームズのように、私もなぜ

チケット販売機にオーストラリア人があんなに

時間がかかるのか、名推理してみたいものだなあ。

んが、一生かかっても解けないんだろうなあ。

探偵はしたことないが、
浮気調査はしたことがある?
修羅場をくぐったあなた、お疲れ様!
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Thursday 12 January 2012

まだまだ続く、不思議オーストラリア

前回、こちらの人は車の中から手を振ってくる

という不思議を書いたのですが、

実はまだまだあります、不思議オーストラリア。

ちょっと前、新聞で読んだのですが、

オーストラリア人は、バーへ飲みに行く時は、

家で平均8杯飲んでから行く

???

バーやパブ、クラブへは飲みに行くんですよねえ?

それなのに、家でしこたまアルコールを仕込んで、

すっかり出来上がってから出かけるとは???

8杯ってビールにしろ、ワインにしろ、カクテルにしろ、

相当なアルコールじゃ?

これは、あれですか?

酒の勢いを借りないと、いいたことも言えないとか、

そう言う人、いますが、

1.実はオーストラリア人はお酒で
  酔っぱらった状態じゃないと、
  とても恥ずかしくてバーには行けない
  大変な照れ屋さんである。



                 (どこの国にも照れ屋さんはいる)


2.バーで飲むアルコールは高くつくので、
  安い酒をできるだけ家で飲んで酔いを
  高めてバーでの飲む量を減らしたい。
  節約をしようとする、実は大変な
  倹約屋さんである。



                     (家計簿、いまだつけたことない)
                       

3.ただのアル中である。



                 (へべれけの図)


分かりませんなあ。( ・(ェ)・)

日本人の感覚としては理解しがたい

物がありますが、きっと他の欧米諸国でも、

こんなこと、しないんじゃありません?

日本人もきっとバブルの頃までくらいは、

飲めない酒も無理やり飲まされ、気を失う、

吐く、なんて珍しいことではなかったかも

しれませんが、飲み会が始まる前に、デレデレに

なるまで飲んで登場、というのはさすがに

しないでしょう。

オーストラリア人の飲み方は、吐くまで飲む、

または、いちゃもんで始まる喧嘩で殴り合いが

始まるまで飲む、

とこちらの雑誌にも書かれていて、オーストラリア人

自身の目から見ても、恥ずかしい、と

ありました。

ですが、そんなオーストラリア人のバーで酔っぱらった

姿、私未だに見たことがありません。

基本夕方6時以降はお出かけしないからです。

日本と違い、なんとなく酔っぱらいや犯罪者に

からまれそうで、怖くて出歩けないのです。

こちらで蔓延しているドラッグも怖いですし。

そう言えば、ニューイヤーのカウントダウンで

お出かけした時も、こんなことがありました。

車を駐車しようとしたら、靴を片方しか

履いておらず、服もボロボロのアボリジニの

女性が何やら喋りながらこちらに向かってきました。

午前を回る真夜中に、人通りもない道路に、

女性が一人、しかも服装も尋常ではない。

「ドラッグジャンキー、または売人だろうか・・・」
(残念なことに、アボリジニの人たちは、まともな
 職につけないので、ドラッグやアルコールに
 走る人が多いです)

と恐怖を覚えてサリーちゃんに車を走らせるよう

お願いしました。

という訳で、実はまたオーストラリアの夜の顔は

あまり知らないのです。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


さて、もう一つくらい載せましょうか。

これも新聞記事で読んだもの。

「土木建築の人たちの給料は平均12万ドル、

 経験のない新人でも10万ドル超え」
(西オーストラリア限定記事です)

これは、資源ブームで移民が増えて、住宅需要も

増えたのか、家を建てたり、道路などを作る

土方さんや大工さんが足りないと見え、給料を

破格にしているのでしょうか?

12万ドルとは、仮に1ドル=80円とすると、

まあ、1000万円弱ですな。

ちなみに、確かオーストラリア平均賃金は
(西オーストラリア限定かもしれないけど)

7万ドルだと読んだことがあります。

約560万円くらい、でしょうか。

ちなみに、夫サリーちゃんが大学の研究者

として働き始めた時のお給料、

3万ドル強(250万円程度)。

普通、頭脳労働は比較的お給料が良く、

肉体労働はまあそこそこ、が相場。

肉体労働は若くて体力のあるうちの

短期決戦的な要因もありますので、高給な

場合もありますが、平均すると世界的に

道路工事や家を建設する大工さんやとび職の方

の平均給料が、一般企業に勤める人たちより

給料が多くなるのは少ない場合が多い。

ところがここはオーストラリア。

北半球と季節が逆転すれば、価値観も逆転

してしまうのか。

夫サリーちゃんがいつもブツブツ申しておりますが、

「ここは、学歴があるとむしろハンディになる。

 誰も学歴なんて買わなくて、必要なのは仕事の

 経験年数だけだからだ。だから、出世街道をあがるのは、

 小学校卒レベルのなっがーい仕事経験を積んだ
 
 人たちばかりだ。頭が空っぽなアホばかりで話が
 
 できないが、そういうシステムになっているので仕方がない。

 オーストラリアで必要なのは、誰を知っているか(人脈)

 と仕事の経験だけだ。

 もし僕に子供ができたら、子供には教育を受けさせて

 人生を無駄に過ごさせるようなことはしない。

 さっさと仕事をやらせて、お金を作って早くリタイア

 した方が、よっぽど幸せな人生だ」

とても悲しいコメントですが、サリーちゃんや、

その友人たちを見ていると、事実のようです。

元は罪人の流刑地であったオーストラリア。

頭のいい移民たちに押されて自分たちの立場が

危うくならないように、犯罪者、低学歴、でも

楽につける仕事をむしろ高給の仕事に

仕立て上げてしまっているのでしょうか。
(あくまで西オーストラリアの話です)
 
でも、逆に言えば、日本の腕のいい大工さんや

とび職の方がこちらに来れば、引っ張りだこに

なってそこそこのお金持ちになれるかもしれま

せん。

むむ?でも、こちらは日本のような木材を使ったり

精巧な技術を施しているわけでもなく、

ただレンガを積み上げる、単純労働作業なので、

日本のようなスキルは必要とされないかも?

言うなれば、童話「3匹の子ブタ」に出てくる

レンガの家、みたいな感じかな?

土木建築業界に入るには、取ってつけたような

申し訳程度の資格、おそらく6ヶ月くらいのコースや研修を

受ければいいはず。

うーん、こんなシステム、いつまで続くかな?

まともな教育や訓練を、何年間も血の涙を流しながら

受けた人たちの努力が、6か月程度のコースを

受けた人たちの仕事にあっさり覆されてしまったら、

実の蓋もありません。

が、逆に言うと、誰もかれもがホワイトカラー的な

仕事の方が快適で高給だ、と目指すので、

肉体労働系が必然的にいなくなり、需要に

供給が追いつかなくて破格の仕事になってしまった、

ということなのかも。

が、こういう人たちは、たいてい貯蓄や投資にまで

頭が回らないので、酒とギャンブルに注ぎ込んで

財をなす確率は低い感じはしますが。

所変われば文化も変わる、不思議の国、

オーストラリアなのでありました。

ショッピングセンターや歩道を
裸足でペタペタ歩いている人がいるのも
未だに理解できない・・・
「靴普及協会」でも作ろうかしら。。。 
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Tuesday 10 January 2012

トラック運転手のお兄さんはかわいい

オーストラリアに来てから不思議なこと。

車に乗っている人たちが、手を振ってくること。

私は、運動も兼ねて、自分の体力が許す限り、

歩く、または自転車に乗るのですが、

こちらの運転手さんはノリが良いのか、

通り過ぎる時、「ぷっぷー」とクラクションを

鳴らして、ミラー越しに手を振る、または

助手席に乗っていると窓から体を乗り出して

手を振ってきます。

年代によらず、ティーネイジャーの集団であれば、

「イェーイ!!」とクラブのりの雄叫びを上げながら

走り去ってゆき、

ちょっと年代が上がると、「ピーッ」と口笛を

吹いて通り過ぎ、

さらに年代が上がると、シャイになるのか、

クラクションを鳴らして「じゃあね!」という感じで

ちょこっと手を上げる。

横断歩道を横切るときにも、

「Hi, how are you doing?」

と車の中から歩いている私にご挨拶まで

してくれます。
(人通りのないところでやられると、誘拐かも?
 と怖くなり、逃げますが)

オーストラリアはアメリカと同じく

完全な車社会なので、

きっとマナーや振る舞いも日本とは

かなり趣が違うのでしょう。

しかし、手を振ってくる最多がトラックを運転している

お兄さんたち。


・・・・・なぜだ?


日本だと、イメージとして、なんとなく

硬派。髪型はパンチがかっている、

または短髪である。



                 (トラックの運転手さんのイメージ像)


ちょっと年配の方になると、車内で演歌でも

聞いていそう。トラックの中から手を振る

などという、そんな軟派なことは、プライドが

許さない、となりそうなところですが、

こちらの人は、あっさりそんなプライドは捨てた~。

トラックで延々と外を走るため、オーストラリアの

陽気にやられてしまったのか、体もでかく、顔も

さわやかとは言い難いお兄さんに、ニコニコ顔で

無邪気に手を振られると、こっちも頬が緩んで

しまって、つい手を振り返してしまうのですよ。

これは、日豪の、温かな交流、と解しても

よいのかな?(???)

残念なことに、私は、こちらの人が好きそうな、

プレイボーイ誌に出てきそうなセクシーボディ

とは縁遠いのですが。( ´(ェ)`)



               (Hugh Hefner氏とプレイガール達)


日本人ですし、ブロンドでもなく、

胸を露わにするわけでもなく、

生足さえも出さない。
(オーストラリアの紫外線たっぷりの日差しが怖い)

買い物袋をかごに入れて必死に自転車をこぐ、

かなり女を捨てた様相なはずなのですが。


                     (残念なわたくし)


私は別に「トラックの運ちゃん萌え」などという

奇妙な嗜好は持ち合わせておりませんが、

見た目とのあまりのギャップに「かわいい・・・」

とついつい思ってしまう時があります。

私は、基本オーストラリア嫌いですし、

こちらの人も基本日本人は好きではないでしょうが、

意外なことに、このトラックの運転手さんたちが、

私の凍りついた「嫌いきらい病」に穴をあけている。

ダークホースか?

こういう、些細なことで、いつかオーストラリア嫌い病が

氷解する日がくるのかなあ。

トラックの運転手さんも、立派な国のかけ橋に

なるものだなあ。

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Saturday 7 January 2012

小売業の未来(6)

11月に書いたまま、

やっぱり忘れて放置になっておりました。。。!(´Д`;)

忘れた頃にやってくる、小売業の未来、

どうぞよろしく。6回目です。

前回までのあらましは、思い出せないほど

かなたの記憶となっておりますので、

いきなり続きに入ります。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

大きなマクロ的視点3つがありました。

1.オンラインで誘導し、オフラインで体験させる

2.消費者ノウハウ

3.小売業界地図の再編

今回は、この中の2番目、

『消費者ノウハウ』からです。

では、行きましょう。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


ミクロ的視点、その1

「ご近所さん向けお買い得情報」

航空会社でおなじみ、Virginグループの

アメリカ支社では、こんなことを言っています。

「地域に根差したお買い得情報は、とてつもなく

 パワフルな販売促進につながる。私たちは、

 グル―ポンと地域限定割引をちょうど計画

 していることろだ」

日本でも流行った(今でも流行ってますか?)、

グル―ポン、ありますね。

日本では確か、昨年のお正月、

おせちお届けしまーす、のサービスで

料理内容が、限りなくスカスカで安っぽかった、

で問題になっていたと思うのですが。(^_^;)

そんなグル―ポン、本舗アメリカでは、都市別の

期限付きお得情報を配信しています。

その名も「Groupon Now

これだと、自分の住んでいる都市の、今日の

お買い得は何かなー、と検索できます。

届けたい情報は、届けたいターゲット層にきちんと

届くように、という当たり前ではありますが、

無駄なく、効率よく、を体現したサービスです。

他にもありますよ。

「Thinknear」

これは、お店に入ってくるお客が少なくなる

時間帯に、付近にいる人たちに(モバイルを

持っている人限定でしょうが)、割引やクーポンを

配信して、客足が戻ってくる効果を狙えるアプリ

です。

パブやバーに、夜の早い時間帯(6-8時とか)に行くと

半額とか500円で飲める、ハッピーアワー(Happy Hour)

ってありますよね。お客が少ない時間帯は、値段を

安く設定して、できるだけお客がどの時間帯も

まんべんなく入るようにする。あれと同じ効果です。

お店に客足が遠のく要因、例えば

○天気が悪い
○交通渋滞
○スポーツイベントがある

などをあらかじめ伝えておくと、その条件に

一致した時に自動的にクーポンを発行して

くれたりするのです。

効果があるかないかは、お店の実力にも

よるとは思いますが。

いくらお買い得でも、薄ら暗い店とか、

品ぞろえが一年前と同じ、というお店には

行きたくないですからね。

やはり店作り、しっかりしたサービスが

基礎にあっての副次効果です。

ここで、業界からの提言を。

まずは、日本メーカーに追いつき追い越せ

の勢いでがんばっている、韓国企業

Samsung(サムスン)から。
(オーストラリアでもがんばっていますが、
 あまりに割引をし過ぎていて、利益ちゃんと
 あがってるのかなー、と心配になります)

「地域に根付いたお得情報は、実際そこに
 
 住む人が実際に関心を示すレベルを保つ

 ように気をつけなければいけない。

 的外れなお買い得情報をあまりに激しく

 押しつけすぎると、逆に潜在顧客がその店を

 はじいてしまう結果となりかねない。

 顧客が自然と選んだり、検索したくなるような
 
 お得情報を流すようにするべきだ」

勝手に横やりを入れてしまうのですが、

的外れなお買い得情報をあまりに激しく

 押しつけすぎると、逆に潜在顧客がその店を

 はじいてしまう結果となりかねない。

こ、これは、日本でおなじみ韓流のことを遠まわしに

言っている?

韓流を日本に浸透させる作戦が失敗した原因を

暗に示しているのかな?だとしたら、なかなかの

分析力です。

カジュアルウェアブランドのHanes(ヘインズ)では

こんな風にも。

「割引などのお買い得情報は、新製品やサービスの

 立ちあげに活用したり、新規顧客を獲得するのに

 有効です」

あくまで、アクセントとしての役割、というところを

忘れてはいけません。たまにやるからいいのです。

日本の祭りにもある、ハレとケの概念です。

毎日毎日祭りだったら、疲れてしまうのです。

たまにだから、興奮するのです。

オーストラリアでも見るのですが、いつ通りかかっても

「Sale!」の看板が立っていて、逆にインパクトが

なくなり、客が来ない、という悲しい逆転現象を

よく見かけます。麻薬も慢性の中毒になると

効かなくなるように(やったことありませんが)、

セールも慢性化すると、効きません。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


今回はここまでです。

今日は、読んでくれた人が全員ロシアからで

びっくりしました。ロシア一色の1日です。

アメブロからBloggerに引っ越してから、日本からの

アクセスは少数派、世界各国からのアクセスの方が

多くなってしまいました。日本語分かって読んでるのかなあ。

それとも、海外在住の日本の方なのかなあ。。。σ(^_^;)

次回は、「ソーシャルメディア通貨」

をお送りしますね。

お楽しみに!(・∀・)/

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Tuesday 3 January 2012

今年もすごいぞ、日本!

お正月早々、大学時代の友人に子供が

生まれたという、嬉しいニュースがあったのですが、ヾ(@^▽^@)ノ

お正月休みに、日本のニュースをチェック

してみると(といってもネットですが)、こちらも

なんだか今年の日本復活を示唆するような

うれしいニュースが目につきました。

やはり、日本のテクノロジーは、半端ではありません。

読んでてぞくぞくしちゃいました。


太陽光で発電する外壁材…パネル不要、低コスト



 屋根などに設置場所が限られるパネル型と異なり、日当たりがよいマンションなどの壁面として使える。再生可能エネルギーの普及に弾みがつきそうだ。超高層ビルの壁に使えば、1、2棟程度でも大型の太陽光発電所(メガソーラー)並みの発電能力を得られるという。

 新たに開発したのは、現在使われているシリコン半導体の代わりに、石油などから作る有機物の半導体を使う有機太陽電池で、現在のパネル型太陽電池より薄くて軽い。光のエネルギーを電力に変換する効率も約11%で、実用化できる水準に達している。発電能力は1平方メートルあたり80ワット程度で、現在使われている一般的なパネル型(変換効率14~15%)の6~7割程度の発電ができる。

 有機太陽電池は重いガラスの基板を使う現在の太陽電池より製造も容易で、生産コストはパネル型の10分の1程度に抑えることもできるという。


(2012年1月2日08時57分  読売新聞)
現在は、屋根の上に設置する、ちょっと不格好な

太陽光パネル、これが壁面で発電できたら、

見た目もスマートになりますし、太陽光発電は

効率が悪い、場所をとる、うんぬんと言っている

反対派の人たちも、考え直すのではないかな?

日本は、けっして日当たりが平均して良い国とは

言えませんが、この技術の恩恵をフルに受けられる

国(オーストラリアも!)はごまんとあります。ね。

輸出技術として、とても期待が持てそうです。

生産コストがパネル型の10分の1、というところも

さすが日本!

海外がまた焼きもちを焼いたり妬んだりして、

技術採用を拒んだり、潰そうとしたり、または

パクって我々がこの技術のオリジナルなのだ

と宣言したりする可能性もなきにしもあらずですが、

我家も、たぶんにもれず、太陽光発電を

設置したいと考えているので(夫サリーちゃんは

あまり乗り気じゃないけど)、もし2013年に

本当に製品化されたら、オーストラリアの我家の

壁面にも取り付けてみたいものだなあ。

費用とご相談ではありますが。。。


まだまだありますよ。

こちらも。


消費電力10分の1、半導体開発へ…電機大手


 日立製作所や富士通、NECなど電機大手が、現在の10分の1の消費電力で動く次世代半導体の共同開発に乗り出す。

 製品を小型化し、電力の消費量を減らしながら、やりとりできるデータの量は大幅に増える。2019年度の実用化を目標としている。クラウドサービスを提供するデータセンターやパソコンなどに使うことを想定している。

 実用化されれば、データセンターに使われるサーバーの消費電力を約3割削減できる。熱の発生を抑えることもできるため、空調設備向けの電力も削減できる。また、高速で省電力になるため、パソコン並みの処理速度を持つCPU(中央演算処理装置)をスマートフォン(高機能携帯電話)に載せることも可能になる。電池の持ちが2倍になるスマートフォンも実現できるという。


(2012年1月2日15時11分  読売新聞)

昨年3月の震災で、原子力発電がないと

電力が足りない、とか抜かすウソつき政府と

東電の茶番劇もありましたし、

そういうところも踏まえて、メーカーさんは

着々と研究開発をすすめていらっしゃったの

でしょうね。

「電力が足りない、どうしよう」

と災難にただおろおろするのではなく、

転機として捉え、よりよい製品を作りあげて

いく、日本人らしい取り組みです。

ほんとに誇りに思います。

半導体だけとはいえ、10分の1の消費電力で

あれば、これからの世界的な使用企業数、個人数

の伸びを考えれば、神様的な技術です。

きっと、この省エネ技術、半導体だけにとどまらず、

他の分野にも応用されそうな気がしますよ。

日本が技術大国であった時代は終わったのだ、

これからは、コンテンツ輸出国に転換だ、

などの声を聞いたりして、それも一理ある、

日本のアニメはどこの国でも盛況ですし、
(オーストラリアでは、クリスマス、年末の
 ゴールデンタイムに宮崎アニメを放送
 していましたよ)

ゲームにしても世界中の子供の心を

がっちり掴んでいます。

ですが、やはり技術開発の大御所的な

存在感を、まだまだ日本は持っている、と

再認識させられました。

2019年に実用化され、世界で脚光のニュースに

なるのを、楽しみにしています!v(^-^)v


そして、最後に極めつけの、こちら。


人を幸せにする技術:清水建設 月にメガソーラー構想

◇変わる エネルギーの未来
 昨年は、東日本大震災と原子力発電所の事故で、エネルギー問題を考え直す年になった。その一方で、将来にわたってエネルギー問題を一挙解決できるかもしれない夢の技術についても構想や開発が進んでいる。日本発の技術が世界のエネルギー問題の解決に大きく貢献する日が来るかもしれない。
 一般家庭以外に、遊休地に太陽光パネルを敷き詰めるメガソーラーも広がりつつあるなか、巨大な太陽光発電所を月に建設するという構想がある。大手ゼネコンの清水建設が提唱する「ルナリング」構想だ。
 月の中心の赤道上は、どの部分かはほぼ常に太陽からの光が当たっている。これを利用するため、月の外周(約1万1000キロ)に太陽光パネルを敷き詰めて発電し、マイクロ波やレーザー光に変換して約38万キロ離れた地球に届ける構想だ。
◇世界の総量確保も
 発電効率を4%程度と仮定すると、幅400キロの太陽光パネルの帯を月面に敷けば、世界で使う年間の総エネルギーを賄うのに必要な8.8テラワット(1テラワットは10億キロワット)を確保できるという。
 パネルの敷設は、地球から遠隔操作できる無人ロボットを活用し、少人数の建設スタッフと共同で作業する。月の表面にはマイクロ波送電アンテナや、レーザー光送光施設を多数設置し、地球側にも受電アンテナ、受光施設をつくる。
 月で採取できる資源も最大限活用する。地球から水素を持ち込めば、酸化物である月の砂で酸素や水を作ることができるほか、セメントやガラス、セラミックも「現地生産」が可能。「太陽電池に必要な主原料も、月には豊富にある」(同社)とみられ、パネルは自走式ロボットが月面で生産する。同社技術研究所の金森洋史宇宙・ロボットグループリーダーは「発電所に必要な個々の原理はすでに実証されている」と自信をみせる。
 課題は、言うまでもなくコストだ。月に建設資材を運ぶには、重さ1キロあたり1億円かかる。不確定要素が多いため総額は計算できないが、膨大な額になる。実現には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や米航空宇宙局(NASA)など世界の英知と資金を集中させる必要がある。
 だが、実現すれば地球での人間の生活は大きく変わる。石油などの化石燃料を発電に使わなければ、空気がきれいになり、地球温暖化も抑制できる。エネルギーコストが高くてリサイクルできなかった素材も再生でき、砂漠の水不足解消や緑化を進めれば、食糧の安定供給にもつながる。
 「決して絵に描いたもちではない。電力不足問題に萎縮しないで、大きい夢を描こう」と金森さんはあきらめずに夢を実現するために一歩ずつ前進することを呼びかけている。【寺田剛】

2012年1月1日

すごい・・・
月の赤道上に太陽光パネルを
敷きつめるんですか。
私も、絵に描いた餅ではないと思いますよ。
世界中の電力がこれで賄えてしまうのであれば、
日本とアメリカ(NASA)のプロジェクトとして
だけではなく、世界的なプロジェクトに発展
させて資金調達してもいいくらいです。
私は地球温暖化論には懐疑的ではありますが、
今は世界的に環境汚染をなくしたい、という
方向にあるので、その論調を利用しない手は
ありません。世界中から資金を調達できたら、
絶対、成功すると思いますよ、これ。
ただ、石油産出国(中東諸国)や、
資源採掘国(オーストラリアやアフリカ諸国、
ロシアなど)が猛反発するかもしれないけど。。。
他に産業がないものだから、自分たちが
食べていけなくなってしまいますからね。
なので、予算は限られてしまうかもしれませんが、
日本はたとえ資金がなくても知恵と工夫で
それを乗り切る、というのを常套手段として
いる国なので、きっと達成できると思います。
しかし、NASAと共同でということであれば、
たぶん報道では
「NASAの歴史的快挙!」
として流されてしまうのかもしれませんが。(・ε・)
「ルナリング」ぜひ成功させて欲しいなあ。

過去にも、日本が飛びぬけて優秀な技術を
開発しても、他国の圧力で潰されて涙をのむ、
という場面がたびたびありました。
主流であったマイクロソフトのOS「Windows」にしても、
日本がそれを上回る「TORON」というOSを
開発し、ヨーロッパなど、アメリカ以外の国では
認められていたのです。
東京大学の坂村教授が開発を進めていたもので、
このTRONは20年前の時点で、Windowsを
凌ぐOSだと言われていました。
が、アメリカ製OSの日本市場への参入を
妨害するものとして圧力を受けたりして
最終的にWindowsなどのOSとの標準化競争に
敗れました…(涙)
日本の開発技術が大好きな父が、電話で
話す時、こういうのを逐一報告してくる
のですが、日本はたとえ開発したとしても、
日の目を見る技術が少ないです。
世界の中では平均的に優秀で勤勉な日本人は、
なにかとやっかみを受けて、叩かれ役に
なってしまうし、世界への売り出し方も
どちらかというと下手なので、技術も
潰されるか、日本限定でしか開花しない
のです。
いつもいつも、いつも思うのですが、
ほんとうにもったいない。
日本の技術開発者さんたちは、私の
憶測ですが、
「社会がより幸せに、人の笑顔が増えるように」
といった、人間的な理念が念頭に合って
開発に携われているような印象を受けるのです。
日本の開発する技術は、温かみを感じさせる
ものが多いです。環境や人にやさしかったり、
世界的に恩恵をもたらす近未来的な技術が
多い。
もういい加減、日本の技術が阻害されずに
解禁できる時代に入っていると思うのですが。
他国の優れた技術は締め出して、わざわざ
自分たちの生活を不便に、ストレスだらけに
しているオーストラリアにも、日本の技術
を浸透させたいものだなあ。
もう、祖父母の時代?と勘違いするような
生活には飽きましたので。
私には、技術を持ちこむという大それたことは
できませんが、日々の生活に使うものや
便利グッズ、品質的デザイン的に優れたものなど、
日本のものが貿易摩擦にならない程度に
ほどほどに入ってくるような環境作りを
パースでもしたいなあ。
元々あまり親日ではないオーストラリアでは
ありますが、今年の震災で、「あら、かわいそう」
と感情がソフトになった面があります。
そのままソフトなままでいてくれたらやりやすい
ですが。
構想はあれども、夫サリーちゃんの協力が
得られなければ、構想止まりですが。
そして、今までは、協力とは無縁の邪魔ばかりを
受けておりますが(かまって欲しいので
焼きもちを焼くのです)。
とりあえずは、日本に帰省した時に、
予算範囲内でしっかり消費して、日本の景気に
微々たる貢献をしてきます。

以上、お正月に見つけた、嬉しいニュースたち
でした。
Hop, Step, Click! Thank you.
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