Saturday 11 July 2009

神様が降りたくなる場所

昨日は、ケンジントンの我が家へ、
最後に郵便物を取りに行きました。
なんだか、もう、他人のうちみたいな
よそよそしい雰囲気になっており、
ちょっと物悲しくなりました。うさぎ


そのままJapan Centreへ寄り、
抹茶パフェを発見、大興奮して購入し、
ホテルに戻り、これまた以前入手した
お抹茶と一緒に一気に食したら、腹ぺこ。
気持ち悪くなりました。 ショック!




無国籍、多国籍?な日々


生クリームにやられました・・・。
洋脂肪分に弱いです・・・。


どうでもいい報告でした、ウフ。ラブラブ




毎日通っているヒースロー空港で
人間ウォッチングをしていると、海外でも
やはりマナーの悪さは結構目に余るものがあります。







無国籍、多国籍?な日々

ターミナル5のカフェ。見渡す限り続く空と、
時折離陸する飛行機が通過していく景色、絶景です!




その中でも嫌なのが、椅子やソファーに足を上げること。
土足を乗せられ汚れた椅子やソファーでも、全く気にならない
神経の人がいるというのは、百歩譲って理解できるとしても、
公共の場で、後に座る人のことを考えないで、その行為が
堂々とできる神経は、どうしても理解できません。


地下鉄でも、バスでも、どこでも、かしこでも、
よく目にします、この光景。


もう、公共の場での振る舞いを教える親も
少なくなってきているのかなあ、
しかも、公共の場で普通にやってるってことは、
家でもいつもそうなのでしょうね。


そして、極めつけだったのが、テーブルの上に
土足を投げ出していたおばさん!
そこ、食べ物や飲み物置く場所だよ!!
この方に子供がいるとすれば、間違いなく同じ
振る舞いをしていることでしょう。


このターミナルは、まだ掃除が行き届いているので
きれいですが、普通にロンドンで生活していると、
外の歩道の汚らしさ、ごみの多さに、ここに住んでいる
人は、自分の家以外はごみ箱と思ってるんじゃないかと、
真剣に思ったことがあります。


イギリスを離れることに、正直少しばかりホッとするほどです。


時々ふっと思うのですが、街や公共の場が汚れていても
平気な国は、そのうち廃頽するんじゃないかなあ。


私の中では、イギリスは、イメージ的に斜陽の国、です。
大英帝国の威厳、どこに行っちゃったのかなあ。


国は、トップの方々の方針で動かせる部分があるにせよ、
基本、大衆から成っており、国を支える国民のレベルが
下がれば、ガラガラと国は崩れてしまいそうな気がします。


イギリスで、いくら、地下鉄の車両やバスを新しくしたり、
このターミナルのように、新築したとしても、
大量発生したイナゴの大群が、草原を覆い尽くして
あっという間に食いつくし、枯れ野のような風景に
してしまうように、あっという間に泥やほこりで薄ら汚れ、
ごみで散乱するようになるのではないかと、
悲しくなります。


よく、都市部のハーレムは犯罪や麻薬の温床と
なりやすいと聞きますが、たいてい薄ら暗く、
汚れた場所のイメージがあります。


きれいに清掃、整備され、木や花が咲き乱れる
場所で、犯罪が多発する、というのは、考えにくいです。


ニューヨークのハーレムで、徹底清掃作戦を
行ったところ、犯罪率が減ったという話、
嘘ではないと思います。


肝心の要点に入らないうちに、長くなってしまったので、
(↑いつものダラダラ節)
いったん切りますね。また次回。


暗ーい話で皆さまがどんよりしちゃうといけないので、
ホテル前のお花の写真!


ホイ!




無国籍、多国籍?な日々







もひとつホイ!




無国籍、多国籍?な日々






少しはどんより感、帳消しになったでしょうか?


ではまた 蝶々

Friday 10 July 2009

過去の自分とご対面

突然ですが、私、


「はにわに似てるね」
(↑特に走っているときの顔がそうだそう)


と、中学生の時、友人に言われたことがありました。


そして、声は、


「薬師丸ひろ子に似てるね」


と、高校生の時、先生に言われたことがありました。


薬師丸ひろこ声のはにわ?




無国籍、多国籍?な日々


「ウフ♡」


きもいですか・・・?


私、もしかして、腹話術人形系?




無国籍、多国籍?な日々


むむ、渋いよ、おじさん!




そんなこんなで、はにわ顔の私は、
写真 カメラ を撮られるのが大嫌いでした。


なので、青春時代の写真というものを、
自分ではほとんど持っておりません。


ところが、なぜか友人は私が写った写真を
ご丁寧に保存してくれており、最近
ホテル暮らしで自分の時間があるので、
(前からたっぷりあったけど)
しばらく連絡していなかった友人とも
メール 手紙 なんかをしたりする中、
昔の思い出話と共に、写真を送って
くれたりします。


そうすると、自分のはずなのに、なんだか
びっくり え゛! してしまいます。


その1


クラブに行く前に撮った写真と思われます。写真を写されるのが
嫌で、サングラスをし、口を尖がらせてすねています。
サングラスしても、はにわ具合がなんとなく
分かってしまってます。







無国籍、多国籍?な日々






自分でも自覚していましたが、私、
ぽっちゃりぽちゃぽちゃ おやしらず です。
なんだか、ムチムチしています。


たぶん、20代前半の頃です。


思い出しましたが、これ、前髪以外はウィッグです。
プチ変身願望があった?


私、踊る レッド のが好きで、舞踏会やラテンなど、ステップが
必要なものは踊れないので、クラブで好き勝手に
踊っていました。
今でも、できるなら、ダンスを習いたいと思います。
でも、パートナー 女の子男の子 が必要なものは無理そうです。
サリーちゃん、阿波踊りの変化系みたいなものしか
踊れませんから。



無国籍、多国籍?な日々





その2


これも最近友人が送ってくれたもの。
一緒に温泉 温泉 に行った時のもの。




無国籍、多国籍?な日々



私は一体、何をしてるんでしょう?
おそらく、温泉上がりで、お茶 お茶 を一服
したかったのに、友人が私が写真嫌いと
知っていて激写しようとするから、
必死の抵抗でこんな格好になって
しまったんだと思います。


でも、何もこんな格好しなくても・・・。うさぎ


自分なのに、突っ込みどころ満載って・・・。うう 


でも、友人が保存してくれ、そして
わざわざ送ってくれなければ、私は
こういう思い出も、きっと忘れ去った
ままだったのですね。


久しぶりに過去の自分にタイムトリップ
させてもらいました。
ありがと、友人!


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


さて、今日もサリーちゃんと
電話でお話したのですが、
今日の第一声は、


「オハヨ、ゴザイマスデスカ?」


昨日は完璧だったのに、何で今日は
余計なもの付けるかな・・・。


「ハイ、ございますですよ」


と返しておきました。


また脱線話です(すみません)。




皆さま、私のように、はにわ顔でなければ、
昔の思い出をめくってみるのも悪くないかも、ですよ!

Thursday 9 July 2009

愛情表現の遺伝子(続き)



無国籍、多国籍?な日々


今日は曇りだったので、青空が見たくて、
先日撮ったヒースロー空港の青空写真
載せちゃいました。


さて、昨日の続きです。


どんなに醜くなろうと、太ろうと、夫サリーちゃんが
私を讃えれば、それにあぐらをかいて私は
巨大モンスターになってしまうかもしれない、
と恐れおののいたところまで、でしたね。ね


日本女性 女の子 が、世界中で化粧品 口紅 購買額
トップであるという事実や、あんなに皆揃いも揃って
ダイエットに精を出している姿を見ると、そして、
日本女性は概して美しい 薔薇 という評判を聞くと、


もし日本女性が椎名誠さんのエッセイで
出てきたようなアメリカ人男性の中で育ったら、
同じような美しさを維持しているのかな、
とふと思ってしまいました。


日本男児は、個人的な意見ですが、
平均して、女性の美に関して細かい!
と思います。


よく見ているというか、「えっ、そんなとこまで? ごっくん
という所まで(←どんな所?)潔癖だったりで、
私、日本男性との結婚は無理だなあ うさぎ
と漠然と思っていました。そんな針のムシロ
のようなチェックに晒されたら、私、自爆 爆弾
してしまいます。


でも、これが、日本女性の美アップ アップ につながって
いるんだよなあ、とも思い、複雑な心境です。sao☆


しょっぱなから話がぜんぜん違うところに
行ってしまいましたが、


今回の記事で書きたかった核心は、


愛情表現の遺伝子ってあるんじゃないのかなあ
というところです。


以前、地中海沿岸国の男性は、大変愛情深く、
パートナーをとても大切にする、というような
記事を読んだことがあるのですが、それと
一緒に覚えているのが、遺伝子にある物質が
多い人は、浮気をせず、ずっと一人の人を
愛し続ける確率が高い、というものです。


一人の人を愛し続ける遺伝子があるというならば、
愛情表現を左右する遺伝子もあるんじゃないかなあ。


私の両親、そして、先祖は、例外なくずーっと
お見合いで結婚してきました。


おそらく、私が、家系の中で初めての恋愛結婚に
なるでしょう。


惚れた腫れたで結婚しない場合、一緒に生活
していく中でじわじわと湧く愛情は、体の触れ合い
や、口に出す愛の言葉ではなく、もっと奥ゆかしい、
目に見えない形で表現していたのではないかと
想像するのです。


私は、そういうご先祖さまの影響を
多分に受けているものを思われます。


ちなみに、私の中の愛情表現とは、
例えば、(おいしくないけど)心のこもった
栄養バランスのとれた食事を作るとか、
会社で着ていくシャツは真っ白に洗いあげ、
パリッとアイロンをかけてあげ、袖を通すとき、
気持がいいと感じるように仕上げるとか、
ゆっくり休めるように、ベッドは毎日きれいにし、
シーツのしわもピンと伸ばしておくとか、
会社に出かけるとき、必ず玄関で行ってらっしゃいを
し、見えなくなるまで手を振って送り出すとか、
なんだか、間接的なのです。


夫サリーちゃんのように、ダイレクトな、
物理的に目に見える、耳に聞こえる、愛情表現、
「愛してる」とか「会いたかった」という心情の吐露、
ソファに座っていても、相手の体に触れていたいとか、
抱きしめてほしいとか、キスして欲しいとか、


残念ながら、私はそういう欲求がなく、
また、サリーちゃんがどうしてそういうことを
欲するのか、その心情を理解することが
できません。


ここまで理解できないということは、
何百年とお見合いで結婚し続けたために
遺伝子にそういう形の愛情表現の
記憶がないのではないか、
と自分を疑わざるをえないのです。


ですが、愛情はあるのですよ(もちろん)。
それはそれは愛おしいのですが、
それを表現する時、欧米的なロマンチックな
やり方が、どうしても自分としっくりこないのです。
無理やり「愛してる」と言おうとしようものなら、


「あ~い~し~て~る~」


と完全棒読みお経状態です。




無国籍、多国籍?な日々






離れているので、最近毎日している電話 電話 も、
結婚生活の中で私から電話したことが
ほとんどなかったため、自分から電話したら、
なんと、


「電話をしてくれてありがとう」


と感謝されてしまいました。とほほ・・・


電話を切る時も、サリーちゃんは


「チュッ、チュッ! キスマーク


と電話口でキスをしますが、
それに応えようとする私は、


「チューチュー」(←ねずみか?)


もしくは


「チュンチュン」(←すずめ?)


になってしまい、電話の向こうでサリーちゃんが
どんな顔をしているのか、想像したくありません・・・。


もういい加減に恥ずかしく 非常口 なってきたので、
また話をそらしますと、


ホテル住まいになってから、
電話がなっていたので取ると、


「お・・・おぉ・・・」


とうめき声がするので、
日本でよくあった


「はあ・・・、はぁ・・・台風


とセクハラまがいのいたずら電話を
する、そのイギリス版かと思ったのですが、
その後、


「オハヨー」 晴れ


と、サリーちゃんでした。
おはようと言いたくて、なかなか出てこず、
苦戦していたようです。


今日は、さらに進化して、


「オハヨゴザイマス」


と言えるようになっていました。クラッカー


今日は、サリーちゃんが失業中にも
関わらず、3ベッドルームのきれいな一軒家を
借りることができ、その後、求職活動も、
健康診断が問題なければ採用、というところ
まで行くことができた、と連絡がありました。
よかったよかった。


皆さまにも、幸運のお裾分けがありますように 虹


Wednesday 8 July 2009

愛情表現の遺伝子

夫サリーちゃんとイギリス、オーストラリアで
離れて暮らしているので、
コミュニケーションは、メール 手紙 と電話 電話 です。


そして、いつも言われること、


「どうして、会えなくて寂しいとか、
愛してるとか言ってくれないの? しょぼん


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲


私は、結婚する前も、結婚してからも、
埋められない溝があります。


それは愛情表現。


サリーちゃんの愛情表現は、
それはそれは大っぴらでストレート。


ことあるごとに、顔や手にキス キスマーク をし、


「かわいい妻よ」
とか
「世界一の妻だ」


と声高らかに言います。


それに引き替え、私。
自分からキスなどしたこともなく、
「愛してる」どころか、「好きだ」
と言ったことも皆無。


もう、なんか、完全に愛情の一方通行 右矢印
みたいになってしまっています。


確かに、サリーちゃんの親族を見ていると、
夫婦間の愛情がとても細やかな気がしました。


年を取っても、旦那さんの傍に寄り添って、
肩に頭をもたれかけてほほ笑んだり、
旦那さんは、
「私の妻の料理は世界一おいしいんだ」
(↑たぶん私には一生縁のない言葉)
とか
「私は妻と結婚できて幸せだ」
と嬉しそうに言っていました。


それに引き替え私の両親。
私は、両親がキスをするのも、
ハグをするのも、手をつないで
歩くのでさえ、見たことがありません。


私がガッチンガッチンの石頭 ロボット
みたいな愛情表現、両親の影響あり?


けっして器量よし おとめ座 でも手際の良い妻でも
ないのに、妻を持ち上げることこの上ない
サリーちゃんの発言を聞いていると、
高校の時読んだ、椎名誠さんのエッセイを
思い出しました。


はっきり覚えていませんが、こんな話だったと
思います。


椎名さんが海外へ行った時、飛行機 飛行機 に
アメリカ人の団体観光客が乗り込んできて、
奥様の面々が、皆さんとてもお太りになり、
まるでゾウがのっしのっし歩いているようで、
椎名さんはびっくり !? したそうです。
こんな女の人を奥さんにもらった人は、
さぞかしみじめに違いない。


ところがその後見た光景が、
そんな妻に寄り添う夫が、妻の手を取り
なでなでし、愛おしそうに妻を見つめ、
「愛してるよ、お前」
という言葉を口にしたのです。
このような愛情が理解できず、絶句 ドンッ クラッカー した。


みたいな感じだったと記憶しているのですが。
(違ってたらごめんなさい)


私は、この話を思い出して、将来、こんな
カップルになってしまったらどうしよう、
と心配になってしまいました。
どんなに醜くなっても、太っても、サリーちゃんが
変わらず、


「きれいだ キラキラ」 「かわいい ラブラブ


と言い続けたら、私はそれにあぐらをかいて、
努力を怠り、巨大モンスター おやしらずみたいに
なってしまうのかなあ、と。


いつも記事が長いと反省しているので、
続きはまた次回書きますね。


では、また 音譜