Sunday 21 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その5)

今日は、ランチをメキシカンのスナック

ブリトーにしてみたんですが、

オーストラリアはサイズが大きいので、

そのまま夕方までお腹いっぱいで、

夕食は結局パスとなってしまいました。



(これはイメージ図。恵比寿にオープンしたんですね)


これは、夕食代が浮いたということで、

喜ばしいことなんでしょうかな?

むー。(^_^;)


*********************


では、今日も召使い的ビジネスの続きをしましょうね。ヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ

昨日は

「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」

でした。

今日は、

「顧客がリアルタイムで把握できるようにしてあげる」

に行きますよ。(σ・∀・)σ


***********************


「顧客がリアルタイムで把握できるようにしてあげる」


【例1:Westfieldのショッピングモール検索】





Westfieldは世界最大のショッピングセンター運営会社です。
(私も、毎日のように、Westfieldのショッピングセンターに
 行ってます三 (/ ^^)/)

Westfieldのショッピングモールに来ている買い物客の

時間を節約できるよう、インモールのモバイルアプリに

Googleの検索機能を追加しました。

ショッピングを楽しむ客は、Westfiledショッピングモール

内のお店の商品を検索したり、価格の比較をしたりできるのです。

気に入った商品があれば、在庫があるか、ワンクリックで

確認できます。

そうしたら、そのお店へGO!

アメリカやオーストラリアの、巨大ショッピングセンターは

結構歩き回らなければいけません。

それを見据えたサービスです。


**


【例2:SK Telecomのスマートカート】







昨年10月、韓国の通信会社SK Telecomは、

ソウルのE-マートストアでSmart Cartのパイロットテスト

をしました。

「Smart Cart」とは、スマートフォンアプリ上に

ショッピングリストを作成でき、商品とその商品の

ディスカウントクーポンを検索できます。

ユーザーログインすればショッピングカートと同期を

とってくれ、リアルタイムの商品在庫やメンバーシップ

ポイント、お会計をしてくれるのです。

SK Telecomは、2013年末までに、韓国と中国で

Smart Cartを立ち上げる予定です。


***********************


はい、今回の

顧客がリアルタイムで把握できるようにしてあげる」

はここまでです。

商品価格を比較してくれるのは、日本でも

「価格.com」などのサービスがありますが、これを追求

していくと、値下げ合戦が過熱して、下請け業者さんが

大変なことになります。

実際、ここオーストラリアでも大手スーパーと契約している

酪農経営者が破綻しています。

低価格競争に巻き込まれたからです。


韓国の、Smart Cart、これって、お会計もスマートフォンで

できちゃうんでしょうかね。

日本のSuicaみたいに、タッチしてGOでお会計が済めば

買い物がもっとスピーディーになって楽ですよね。



次回は、

「顧客が全てをリアルタイムで理解できるようにしてあげる」

です。

今回と次回の違いは、「把握」と「理解」の違いだけでしたね。

えへ。(*^.^*)

懲りずにお付き合いくださいませ~。(^-^)ノ~~

Friday 19 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その4)


今日も「召使い的ビジネス」の例をごしょうかいー。(^∇^)

昨日は、

「召使い的ビジネス」は、消費者にお試しをさせてあげる

をテーマにご紹介したのでしたな。

今日は、

「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」

で行きまする。(`・ω・´)ゞ


************************


「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」


【例1:フォルクスワーゲン・チャイナの「ブルーで行こう」】





昨日の韓国に引き続き、今日は中国よ・・・。

あまり取りあげたくない国ですが、学ぶのに

国境はありません!と言い聞かせてみる。

**

2012年6月、フォルクスワーゲンは、中国で初となる

エコを啓発するアプリを立ち上げました。

その名も「Blue Mobility」。

このアプリがすることは?

ユーザーが車に乗っている時に、リアルタイムの

ドライビングをモニターし、分析してくれるのです。

その分析結果を踏まえて、余分なガソリンの使用を

控えるようなアドバイスをしてくれる、という訳です。

はてさて、なぜこれがブルーなのでしょうか。

ブルーは、クールな色。分析のイメージ、そしてエコ

のイメージにぴったりだったのかな?

ちなみに、我家の旦那さんは、高速のスピード違反

(9キロオーバー)で、75ドルの罰金を仰せつかりました。

はあ。。。(^o^;)

さ、次々!三 (/ ^^)/


**


【例2:Babola社のPlay&Connect】





Babolat社はフランスの会社ですが、こちらの会社、

2013年中に「Play&Connect」なる仕組みを立ち上げようと

しています。

これは、何かというと、テニスのラケットハンドル部分に

センサーが組み込まれており、リアルタイムのプレイ

情報をモニター、解析してくれるのです。

センサーが感知するのは、サービススピード、ヒットパワー、

ボールスピン。

これらの情報に基づいてフィードバックをしてくれるのです。

そのほかにも、ストロークタイプやボールがラケットのどこに

ヒットしたかも分析してくれるので、技術面とゲーム統計

両方を見ることができます。

データはワイヤレスでコンピュータかスマートフォン

に送られ、ユーザーはデータを見て目標を設定できます。

これ、プロテニスプレーヤーなんかは、もう使っているん

でしょうね。


《日本ができること》

テニスバージョンがすでにあるんだから、

日本で人気のサッカーや野球なんかも同じようなツールを

開発してみたらおもしろいですよ。

サッカーだったら、ボールやスパイクに埋め込んでみる、

野球だったら、ボールやバット、ミットなんかからデータが

とれるといい分析結果が得られるかもしれません。

スポーツも科学する時代になっているので、こういうの、

けっこう世界中で引っ張りだこになるかも?


**


【例3:中国サバイバルガイド】






「China Survival Guide」は無料のiPhoneアプリで、

中国国内の食品や健康スキャンダルを追跡

してお知らせしてくれます。

ユーザーは、「この食品、粉ミルク大丈夫かな?」という

時にニュースを自分で調べたりする手間が省けます。

このアプリを立ち上げてから、1週間で20万回ダウンロード

されています。


中国は、汚染大国。

環境も、食べ物も、汚染が激しい。

なんとも皮肉なアプリですが、自分や家族の健康を

守りたい人には、願ってもないアプリですよね。


《日本だったら?》

ずばり、放射能情報に関して、同じアプリを作れば

売れると思いますよー。

でも、こんなのは本来政府が主導して作って無料で

国民に開示するべきですが。


**********************


という訳で、

「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」

はこれにておしまい。

次回は、

「顧客がリアルタイムで把握できるようにしてあげる」

に続きますよ。

お楽しみに!\(^_^)/

Thursday 18 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その3)

今日は、ショッピングセンターでラテを飲みながら


金融雑誌を読んでいたら、いきなり


「インタビューしていいですか?移民、難民受け入れ


 についてなんですが」


と女の人に声をかけられ、


「私、そういう問題のことはよく知りませんのじゃ・・・」


とかわそうとしたのですが、


「オーストラリアはもっと難民を受け入れるべきだと


 思いますか?」


と聞かれて、


「ええ」


と答えたら、


「あ、じゃあビデオに撮るのでインタビューさせてください」


と言うので、


「えっ、ビデオに撮るのは困ります。((((((ノ゚⊿゚)ノ」


とうろたえたら、


「分かりました、ありがとうございます」


と立ち去ってくれました。


いやはや、冗談ではありません。


私、そもそもオーストラリア国籍でもないのに。


オーストラリアのTVやメディアに私のいい加減な返答が流れたら、


日本の恥さらしになってしまうよ。。。。



**



では、気を取り直して、召使い的ビジネスの続きを。


3つのキーワードがありました。


1.オンデマンド


2.時間節約


3.消費者と売り手はもはや対等


今回は、実際の企業を例として挙げてみますよ。p(^-^)q



**



「召使い的ビジネス」は、消費者にお試しをさせてあげる



【例1:ヒュンダイのホームショッピング】



私は、個人的に韓国のことは取りあげたくありませんが、


学ぶことに国境はありません。


韓国車でおなじみのヒュンダイですね。


さて、ここが行っているのは?



**








2012年5月、ヒュンダイホームショッピングは、新しいモバイル


アプリケーションを導入しました。


その名も「H-Codi」


バーチャルにファッションコーディネートができるプログラム


です。


このアプリから、顧客はバーチャルに商品を試したり試用


することができるのです。


例えば、スマートフォンのカメラから顧客の顔や体を


スキャンし、それを使ってピアスやネクタイ、ハンドバッグ


などのファッション商品をあわせるとどんな風に見えるか


コーディネートして見せてくれます。


この写真は保存ができ、Cacao Talk(韓国のアプリ)やFacebook


を使って友達とシェアすることもできます。



**



【例2:オルカ・シボレーのレスキュードライブ】









シボレーのコバルトモデルの販売を促進するために、


ブラジルのカーディーラー、オルカ・シボレーは


「レスキュー・ドライブ」と呼ばれるキャンペーンを2012年


諸島に立ち上げました。


ターゲット層は、車が故障した顧客(不謹慎ですがね・・・)。


車が故障した人たちは、たいていその車に不満を抱いて


いるものです。


路上で立ち往生し、レッカー車を依頼したドライバーに、


壊れた車の代わりに、サプライズでシボレーのコバルト


モデルの試し乗りサービスをしてあげちゃうのです。


テストドライブをして、気に入ったドライバーは、故障した


車にこちらをお買い上げ、なんてことも起こるかもしれません。


絶妙のタイミングをついた、セールスプロモーションで


ござる。( ・д・)/--=≡(((卍



***********************



今回の例は、


召使い的ビジネス」は、消費者にお試しをさせてあげる」


でしたが、いかがでしたかな?


次回の例は、


「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」


です。


では、また次回。(*^o^*)/~

Wednesday 17 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その2)

土地を買ってから、どんな家を建てるかなー


とモデルハウスを見に行ったりしていて、


ちょっとご無沙汰になっておりました。


投資用なので、自分が住むわけではないですが、


それでも、ここを借りる人が心地よく住めるような


家にしたいなー、と夢が膨らみます。



さて、今後のビジネストレント、召使いビジネスの


続きを書きますね。


3つのキーワードがあり、1つ目の「オンデマンド」


は前回やりました。


今日は2つ目、「時間節約」行きましょう。(^O^)



***********************



2.時間節約



現代の消費者経済は、無限の豊かさと物質的に恵まれた


環境にありますが、同時に「時間が足りない」という現象を


引き起こしています。


この傾向は、年々大きくなっていると言えます。


調査会社Datamonitorによると、14カ国の調査で44%が


日々の仕事を管理するのが大変で、リラックスする時間を


見つけるのが難しい、と回答しています。



**



消費者は、時間を最大限に利用し、そしてできればそれが


短縮できるツールやサービスを求めています。


現代の消費者は、「今すぐ」満足感を感じたいせっかちさん


が多いので、売り手側は、顧客の要望をできるだけその場で


満たし、超利用しやすいようにしてあげることです。


召使い的ビジネスができることは、あらゆる方法で顧客が


時間を節約できるように手となり足となり、支えてあげる、


これに尽きます。



***********************



ん?なんだか2番目はあっさりと終わったので、


ついでに3番目の」、「お店と消費者はもはや対等」


もやっちゃいましょうね。(^-^)/



************************



3.「お店と消費者はもはや対等」



ここに、新しい事実があります。


消費者は、以前と同じようには売り手側を見なくなって


います。


○世界中で、有料メディア(TV、雑誌、新聞、広告)を


 信用すると回答したのはたった47%。2009年度の67%


 から20%低下しています。


○世界の消費者の92%が友人や家族からの口コミや


 おススメを信用すると回答しています。


○オンラインレビューは、世界の消費者の70%が信用


 すると言っており、2番目に信用されている広告形態


 です。


(情報元:Nielsen 2012年4月)



○ブラジル、中国、インドの消費者のわずか29%が


 特定のブランドをひいきにすることでお得になったと
 
 回答しています。


(情報元:COLLOQUY and Epsilon's Cross-Cultural Loyalty Study, 2011)



消費者は、大きく他の消費者の言うことを聞き、


信用するようになっています。


売り手側が、彼らのイメージを作り上げたりコントロール


することは、もはや不可能になっています。


上から目線ではもはや売れないのです。


これが、召使い的ビジネスが流行るかもしれない


要因です。


自社のニーズの前に、消費者のニーズを優先させ


なければいけない時代になっているのです。



**********************



はい、3つのキーワードはここまでです。


メディアに関して、TVや雑誌、新聞の凋落はもはや誰の目にも


明らかですが、ビジネスに関しても、投資対効果を


出そうとしたら、従来の広告を売って売って打ちまくる。


そして、外国人モデルを使って、おしゃれなイメージを


植え付けようとしても、それほど効果はないよ。


その代わり、地道に顧客が喜ぶサービスを続け、顧客が


顧客を呼ぶ、口コミやレビューで好循環のスパイラルを


作りあげた方がいいよ、ということなのです。(°∀°)b


つまり、マスマーケティングが終わり、昔のような


ご近所さんや仲間内での評判がものを言う時代に


逆戻りしています。


でも、ネットというツールがあるので、いったん良い評判


を取ると、国内ばかりか世界でも顧客を取れる無限の


可能性があります。


騙し商売や詐欺まがいのビジネスは、けっして長続き


できません。


地道に、健全で人や世の中のためになるサービスや


商品が、売れ続ける。


なんだかよい自浄作用が働いてますよね。


私は、こういう売れ方の方が、断然好きです。


では、次に、どんな企業がこういうコンセプトを取り入れて


ビジネスをしてるかな、というところを取りあげてみますね。


では、また次回!(*^ー^)ノ

Sunday 14 October 2012

土地購入!

オーストラリアの土地、購入しました。(=⌒▽⌒=)


こちらでマイホームは購入済みなのですが、


今日は投資用です。


375平方メートルの土地を2つ。隣同士の土地を


買いました。


そうすると、750平方メートルになります。


本来なら、375平方メートルの土地には1つしか


家を建てられないところですが、2つ分の土地を


合わせれば、3つ建てられるかもしれない。


そうすると、家賃収入が、家2つ分ではなく、


家3つ分になるかな?


という計算からです。


でも、まだどういう家を建てるのか、本当に3つ


建てるのか、はまだまったく考えていませんが。


ここ数カ月間、ずーっと投資用の家や土地を


探してきたのですが、旦那さんが


「これ、買いたい」


という物件に、ずーっと却下を唱え続けて


きました。


旦那さんは、少々ギャンブルっぽい物件を


買いたがるので。(^_^;)


日本のようにバブルがはじけたら、目もあてられません。


でも、今日買った土地は、ショッピングセンターの


隣、そして1年後には電車の駅もすぐ近くにできます。


家が完成する頃、電車が通るようになれば、借りたい人


も途切れなく確保できるでしょうし、家賃収入で


ローンの支払いができるかもしれません。


運が良ければ、売却時に売却益も望めるかな?


購入することに心理的プレッシャーを感じなかったので、


今回はGOサインを出しました。(・∀・)


ちなみに、オーストラリアの不動産に興味が


ある方もいらっしゃるかもしれないので、


参考までに購入額は、375平方メートルの土地で


18万6000豪ドル(約1500万円くらい)ですよ。


私は日本で土地を買ったことがないのですが、


安いのかな?


そして、家の建築費用は、安くて15万豪ドル位


(約1200万円くらい)、高いものは天井知らず、


億単位の家もあるのでござる。


家が完成したら、例えばオーストラリアでリタイア


したい、とか、若いけどもうすでにセミリタイア


できる資産を築いている人がいらっしゃったら、


賃貸致しますよー。


私はどこまでも日本びいきなので、日本人と


その他の人が借りたいと言えば、間違いなく


日本の方に入居してもらっちゃいます。


これから、建築する家のデザインを決めたり、


庭のデザインはどうするのか、ベッドルームは


何個作るのか、など


いろいろ考えなくてはいけないことが出てくるので、


ちょっぴり忙しくなるかもしれません。


でも、ブログは時間が許す限り書きますね。


普段はオーストラリアやアメリカのビジネスや各種


レポートを紹介したりしていますが、


リクエストがあれば、オーストラリアの不動産


投資についても書けますよ。


もし、興味のある方がいらっしゃったら、


コメントなり、メッセージなり、気軽に言ってくださいね。(^O^)/
 

Friday 12 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その1)

今日は何を書こうかなー、と考えていたのですが、


消費トレンドでも扱ってみましょうか。音譜


自分でビジネスなどをされている方は、薄々気づいて


いるかもしれませんが、


最近の消費者はもう物が溢れかえって、商品を


買うこと自体に重きを置いていません。
(断捨離が流行るんですものね・・・)


プラスアルファが欲しいと思っている。


それは、消費者に仕える、アシストする、生活をより


スムースにするサービス。


2011年のアメリカン・エクスプレスによる調査では、


「70%のアメリカ人は、素晴らしいサービスを提供


してくれるお店なら、もっとお金を落としてもよいと


思っている。しかし、60%はお店側は顧客にどんな


サービスができるかを考えているようには


見えない」


という結果が出ています。


明らかに改善点を示峻していますよね。


ほんの百年くらい前に、執事や召使いさんが実際


存在していましたが、それと似た機能を提供する。


それを、仮に「召使いビジネス」と呼びましょう。









召使いビジネスで、キーになるのは以下の3つ。


「オンデマンド」、「時間節約」、「お店と消費者は


もはや対等」


では、1つずつキーワードを探っていきましょう。(o^-')b



************************



1.オンデマンド


今後、世界的に都市部の人口が増えることが


予想されています。


都市部に生活する人は、その多くが近代的な都市が提供


できる終わることのない刺激的な体験を求めます。
(日本ではちょっと違うかもしれません。むしろ安らぎを
 求めてるような・・・)


このような人たちが、「召使いビジネス」を利用する客層


になりえます。


彼らの仕事や生活をパワーアップし、自由度を増やし、


都市生活を最大限に楽しめるようなフレクシビリティ


をできれば、彼らはとてもハッピーなのです。


そして、彼らの生活はほぼ常にネットにつながった


状態なので、オンラインで買えるもの、受けられるサービス


には最高のものを求めます。


手軽に情報が欲しいし、オンラインサービスを利用する


ことで、即座に体験や体感として満足度を感じたいのです。


それを可能にするのが「召使いビジネス」です。



**************************



では、2番目、3番目の「時間節約」、「お店と消費者は



もはや対等」は次回に書きますね。


良い週末をー。ニコニコ

Thursday 11 October 2012

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界 (その6)

レポートのご紹介は終わったのですが、


何か付け足しで書くことがないか、もうひとつ


記事を追加してみますね。


アメリカの大統領選、TV公開討論後にロムニー氏


が追い上げている、というような報道がありますが、


やはり私はオバマ氏が当選すると思います。


が、教育政策に関しては、オバマ氏の言ってること、


私よく理解できませんのじゃ・・・ヽ(;´ω`)ノ


一方、ロムニー氏のやろうとしていることは、よく


分かる。


なぜなのだ???


で、理解が不十分なりにも、整理しますと、



【オバマ氏】


○アメリカを、世界で最も大学卒業生の割合が


多い国にする(教育立国って感じかな?)。


○公立学校は、引き続き連邦政府で補助金を出す。
(現在は90%を連邦政府の資金で賄っています)


○バウチャーシステムによって、低所得層の子供


は、好きな学校へ通えるよう援助する。


○落ちこぼれを出さない教育方針
(学力の底上げをしたいんでしょうね。かつての
 日本のように、平均学力が高い国は、強いです)


○学費ローンの返済は、働き始めたらその可処分


所得の10%を上限を目途に返せばよい。


20年以上返済し続けて、まだ残っている分のローンは


チャラにして返済しなくてよい。



【ロムニー氏】


○今まで公立校しか政府の補助金を受けられなかった


けど、それを私立校も受けられるようにし、各学校を


査定してランク付けをし、各生徒は自分の成績に合った


学校を選んで通ってよい。


政府の補助金が私立校へ流れることで、公立校の


受給金は減り、そして公立、私立をひっくるめた


生徒獲得をめぐった学校間の競争が行われる。


これは圧倒的に公立が不利になり、学校のパフォーマンス


如何では、廃校もあり得る。
     ↑
これだと、学校の序列が如実になって、学生の頃から


格差社会が体現されてしまいますな。


そして、公立校は補助が十分に受けられず、


いままで低授業料の恩恵を受けていた公立校


に通っていた低所得者層は、学費が上がって


窮乏すること必死。


なんだか、ただでさえ格差社会のアメリカなのに、


それを子供の頃から決定的にしてしまう制度に


なっていて、感心しません。


学区にとらわれず、生徒が好きな学校に行けるように


する、というところまでは良かった。


でも、なぜ私立まで公立と同じような補助を受ける


必要がある?そして、なぜ私立校のために公立校の


補助金を減らす?これでは、公立校の意義がなくなって


しまうのです。貧しくても頭のいい子はいて、その子


達が学校、社会で成功する芽を摘んでしまいます。


ロムニー氏が、金持ち寄りの候補者で、オバマ氏が


貧困層の味方と言われる所以です。


ま、ロムニーさんは非公開の場で「40数パーセントの


貧困層なんかどうでもいい」というような発言をしたのを


メディアにすっぱ抜かれてしまい、大いに反感を買って


いますが、今の不景気の時に、こんな人が大統領に


なったら、アメリカ市民は苦労するでしょうね・・・。



私の記憶に残っている、2人の政策の違いはこんな


ところです。


日本のために、アメリカのアイデアを取り入れた折衷案


はできないかな?



【日本でできそうなこと】


○学区制を取っ払って、生徒が好きな学校へ通える


 ようにする(いじめ問題とか、深刻ですよね。命を


 失うくらいだったら、さっさと転校してしまえる方が


 よいのです)



○アメリカと同じように、飛び級制度も取り入れる。


日本は、みんな同じがよいことだ、の横並びの教育方針


ですね。


一応、どの生徒も最低限ここまでのレベルはクリアする、


という線を決めておいて、それをクリアできた後は、飛び級もありに


し、数学の天才は、中学から大学の授業を受けてもいいし、


音楽の才能があれば、年齢に関係なく音大に進めるように


してもよい。


才能を埋もれさせたり、おしこめて置く必要はないのです。


海外に住んでいると、日本では明らかに天才肌の子供が


いっぱいいると感じるのです。


でも、制度が邪魔をして、できるのはせいぜい親やプライベート


の先生が、学校外でそれを精いっぱい伸ばそうとしている、


くらいではないですか?


ノーベル賞のおめでたい受賞もあったばかりだし、


もっと、日本の才能を育てましょうよ。(*^o^)乂(^-^*)



○認定された塾は、学校と同じ扱いにしてもよいことに


する。


私、小学生5年の時からずっと塾に通っていたのですが、


学校終わって、また夜遅くまで塾、というのが苦痛で


たまりませんでした。


学校のレベルが高ければ、そして質の良い先生が揃って


いれば、塾なんてものに通う必要、ないですよね?


なんで1日2回も通わなくてはいけない?


親だって、2重、3重の教育費を出さなくてはいけなくて、


非効率この上ない。


ロムニー氏の案のように、学校にも市場原理を


取り入れて、競争させる。いい学校にはより多くの


生徒が来るから、学校も潤う。


成果が出ない学校は、どうしたら改善できるか、


生徒を取り戻せるのか、頭ひねって必死で考えるでしょう。


教育内容だけでなく、治安の良さも、学校の人気を


決める要因になるでしょう。


いじめをしても隠蔽しているような学校は、そんな


ところへ通わせたい親がいるはずもなく、自然と


淘汰されていくでしょう。


学校だけで勉強面は大丈夫となれば、今まで塾に


通っていた時間が家族団らんの時間になるかも


しれない。または、スポーツや趣味の時間に充てられる


かもしれない。


1日中勉強ばかりしていたら、頭硬直して、柔軟な


人間に育たなくなりますよ。


日本の教育制度でトップの方々が官僚や政治家


になっていますが、彼らを見ていたら、日本の教育制度の


行く末、考えなくても分かりますよね。



実はこの教育分野、国を未来を左右する重要な部分


なので、根本から考え直して欲しいです。


日本は繊細で、頭のいい子が多いですよ。


才能を伸ばしてあげられる社会や教育制度、学校に


変えて行きましょう。(=⌒▽⌒=)

Wednesday 10 October 2012

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界 (その5)

ああ、知識が乏しいため、レポート訳すのになかなか


苦労しているアメリカの教育政策。


よーし、今日も分からないなりにがんばってお伝え


しますぞ。(・ω・)/



*************************



2012年2月、オバマ大統領の連邦予算では、


「Opportunity Scholarship Progman(機会提供奨学金プログラム)」


への補助金が2013年までカットされました。


その理由は、2012年度分の予算で、2年間まかなうのに


十分な資金があるから、というものです。



このプログラムへの今後の補助が出るのかどうかは、


まだ未定です。


このプログラムでは、低所得層の生徒にはバウチャー


が配布され、行きたい学校へ(私立でも)通えます。


追加の補助金なしでは、環境に恵まれない子供は


通う学校のレベルが低い場合はそこから抜け出せず、


苦しむことになります。


公立学校では、2012年度の歳入が合計6281億ドル


ですが、この歳入の90%は連邦政府からの


補助金からきています。


2007年から2012年の成長率は年平均0.9%で、


公立学校の成長はとても緩やかなものなので、


公立校から政府の補助金を取りあげてしまうと、


資金を賄いきれず、業界に悪影響が出る恐れがあります。



**



ロムニー氏は教育バウチャー問題に異なるスタンスを


とり、市場主義のような競争原理を主張します。


連邦政府が私立、公立を問わず任意の認定校に


資金を提供することを可能にし、生徒の成績によって


行きたい学校を選べるようにすることで、生徒と


成果の出ない学校両方に改善効果がでるようにするのです。


ロムニー氏のバウチャープログラムは、2002年にジョージ


ブッシュが提唱した「No Child Left Behind(落ちこぼれは


出しません)」の法案を置き換えようとしています。
(この法案ではダメな学校には、特定の改善指導を施します)


そうではなくて、ロムニー流バウチャーシステムは、生徒の


成績によって、私立公立の区別なく行きたい学校を


選べるよう学校レベルの査定をします。


自分のレベルにあった学校へ行けるようにするのです。


私立の小学校は政府から補助金を受けていないので、
(親からの授業料で賄います)


このプログラムによって私立の学校も別途歳入を


得ることができるよ、と提案しています。
(とても私立寄りの案ですな。どこでも好きな学校
 行けるって、何だか日本の塾みたい・・・)


2012年の私立校の収益は766億ドルで、2007年から


年平均0.1%という超ゆったりペースで成長しています。


生徒を学校間で自由に転向できるように政府から


新たな資金を受けられるようになれば、私立校の


リスクは低下します。


なぜなら、今まで政府から補助金を受けて守られていた


公立校も、私立と同じ土俵で競争することになり、


そして政府の補助金対象に私立が加わる分、


公立校への補助金が減るからです。


公立校にとってみれば、リスクは増え、歳入も減り、


成果が出ないと学校閉鎖もあり得ることから、


今後2年間の公立校の成長はさらに鈍化するでしょう。



**



教育産業の運命は、11月の大統領選にかかっています。


オバマ大統領が2期目に再選すれば、公立校、短大、


大学、その他高等教育機関は過去5年間そうであったように、


引き続き連邦政府からの補助を受けることができます。


私立校は今のまま、収益は授業料からまかなうことに


なります。


もしロムニー氏がオバマ氏を破ってホワイトハウス入り


することになれば、公立校、私立校両方にとって、


状況はかなり変わります。


私立校は追加の収益源を得ることになり、教育レベルは


上がるでしょう。


一方、成果の出ない公立校は、生徒も補助金も失うことに


なるでしょう。


ロムニー氏の下では、大学も政府補助を失い、民間


貸付機関が学費ローンを担います。


高等教育産業、初等教育産業、民間貸付産業を合計した


2012年度の収益は6.6兆ドル以上になりますが、これら


産業はすべて選挙の結果如何で変化を求められるかも


しれないのです。



***********************



お疲れさまでした、レポートはこれでおしまいです。


追加で気付いたことを書きたいのですが、


もう気力が残ってないので、また明日改めて書きますね。


では、お休みなさい~。星

Tuesday 9 October 2012

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界 (その4)

我家は今日も、投資用物件や土地などを物色して


1日が終わってしまいましたが、皆様の日曜はいかが


でしたか?(^O^)



長期シリーズになっておりますが、大統領選に見る


アメリカの教育政策のレポートをご紹介。('-^*)/


前回は、オバマさんはアメリカの大学教育に力を


入れて、世界一大学卒業者の割合が多い国に、


イコール世界一高等教育が浸透した国はやっぱ


アメリカでしょ!という黄金時代に復古させようと、


政府資金をえっさこいさと注ぎ込んでいる、


というところまででしたね。


アメリカの教育政策など、露も知らない私には、結構


噛み砕いてご紹介するのはきついレポートとなっています。


でも、日本でもなんらかの参考になるかもしれないと


思って、がんばりますわー。


さてさて、今日は?



**********************



オバマ政権で施行された、Health Care and Education


Reconciliation Act(ヘルスケアおよび教育和解法)によって


大きく変わったことの1つは、今まで連邦政府によって


保証されていた学費ローンでしたが、政府から銀行への


補助金は打ち切られました。


これによって、連邦学費ローンは、教育省と契約を交わした


民間企業が直接ローンを支給し、回収するようになりました。


その結果、政府が民間銀行に支払うコストは撤廃されました。



ところが、ロムニー氏の教育政策では、これがほぼ元に


戻り、民間銀行が政府によって保証されたローンを再び


提供できるようになります。


例えば、より多くの学生が商業銀行からローンをすると、


2012年度の銀行の総収益は6135億ドルになると予想されます。


同様に、学生やその親が追加負債をすると、


債権回収産業の総収益は126億ドル、クレジットカウンセラー、


測量技師、不動産鑑定士産業は456億ドルの収益が


見込まれます。
(測量技師や不動産鑑定士は、ローンの担保として
 家を査定するからかな?と思います)


ロムニー氏の政策案では、銀行を始めとしたこれらの


業界は、比較的低リスクに落ち着きます。



**



一方、ロムニー氏はペル奨学金への資金増額には


反対しています。これにより、学生が大学に学費を


納めることが困難になり、資金を確保しなければならない


大学側は、学費を上げなければならないリスクが増加


します。


173億ドル産業である貿易および技術学校業界


も、大学と同様に連邦政府の補助金に大きく依存


しているので、似たような状況に見舞われるでしょう。


一方、160億ドル産業であるテストおよび教育サポート


業界は、大学側の支払い能力に依存しています。


結果として、連邦政府からのペル奨学金への補助減少は、


上記産業のリスクを上昇させます。



**********************



日をまたいだので、今日はここまで。


寝る前にブログを書くと、どうしても眠くなって


集中できず、小間切れのレポート紹介になってしまいます。


朝にやったほうがよいのだろうか。



イマイチ私の理解不足で分かりずらいレポート紹介に


なってしまっていますが、


大統領の教育政策1つとっても、業界に与える影響は


結構なものですな。


個人的な考えとしては、教育に関しては、国は予算を


出し惜しみすべきではないと思います。


人を育てることが、イコール、国を成長させる源泉と


なっていることを考えれば、もっとも重要視しても


おかしくない分野です。


まあ、どういう風に教育するかもとても大切ですけれどね。


韓国や中国のような教育を子供に施された日には、


国の未来は暗いです。


日本も日教組による悪影響で、かなりおかしな思想


教育がまかり通っていて、不自然と言えば不自然ですが。



十分な基礎知識と共に、国際社会で柔軟に泳いで


行けるような、多角的なものの見方ができるよう、


日本の子供には育って欲しいなあ。



それでは、引っ張り続けているアメリカからのレポート、


もう2回くらい、続きますよ。


では、おやすみなさい。ヾ( ´ー`)

Saturday 6 October 2012

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界 (その3)

1日あいちゃいましたが、土曜は楽しく過ごされ


ましたか?(^∇^)


我家は、投資用の家を物色しに、遠路はるばる


ドライブしておりましたよー。


日本と比べると、オーストラリアはまだ比較的


投資環境はましなようです。でも、私は2009年の


ような世界的な金融危機の時以外は投資はしたく


ないんですけれどね。


旦那さんがなぜか不動産投資に熱くなってしまって、


仕方がないので付き合っています。(^o^;)



で、大統領選におけるアメリカの教育政策について


書いているんでしたね。今日はどこまで書けるかな?


ベッドタイムまで、がんばりますね。



***********************


オバマ大統領は就任期間中、大学教育に並々ならぬ


費用を投入しています。


教育機関への連邦政府資金投入は、オバマ氏が


アメリカを再び世界の中で大学教育のリーダーに


したい、という目標を達成したいという熱意から来る


ものです。


オバマ大統領の目下のターゲットは、2020年までに


どこの国よりも大学卒業生の割合を増やすことです。


例えば、ARRA(The American Recovery and


Reinvestment Act of 2009、アメリカの回復と再投資法)


によって300億ドルが予算として計上されましたが、


これはより多くの学生が大学教育を受けられるように


するためです。


**


オバマ大統領の教育政策の変更と資金投入は、


ARRAだけにとどまりません。


2011年10月には、「Pay As You Earn(稼いだら返済してね)」


計画を宣言しました。


これは、大学卒業生が学費ローンを返済しやすくする


ためのもので、個人の可処分所得の10%を上限とした


返済を可能にするものです。


さらに、ローンは返済20年目以降については免除


という措置も取っています(20年間ローンを支払ったら、


残りの額はチャラ?ほんと???∑ヾ( ̄0 ̄;ノ)


これらの政策は、学費の増加に直面する学生にとって、


見過ごせないものです。


多くの学校は、州政府予算の減少によって、学費を


上げざるを得ない状況に直面しています。


Health Care and Education Reconciliation Act of 2010
(ヘルスケアと教育和解法)


の施行では、400億ドルをペル奨学金プログラムに投資し、


20億ドルを短期大学に提供しました。


これらの財政支援は大学でより必要とされます。それは、


州政府の予算の減少と、景気後退の影響による大学


進学の低下により、2012年までの5年間で収益が


年3.5%で減り、3632億ドルまで落ち込んでいるからです。


一方、短期大学は比較的順調で、2012年までの5年間で


年1.9%の収益の増加があり、616億ドルに伸びています。


しかし、金欠状態の学校は、授業数の削減をしなければ


ならないところも出ています。


が、追加資金措置によって、この授業数削減がある程度


緩和されています。



************************



今日はここまでで(眠くなってしまいました)。


オバマさんは、大学教育に力をいれようとしておるの


ですな。


これは、国を建て直す正攻法だな、と私は思います。


教育は、その国の国力に直結します。


日本が経済大国に躍り出ることができたのも、親世代が


受けた教育の賜物だと思います。高い教育水準なくしては、


技術を生み出すことも、産業やサービスを成り立たせる


こともできません。


ゆとり教育なんてものを取り入れた日本は、


方向を間違えたかもしれません。
(最近は急いで方向転換しようとしているみたいですが)


鉄は熱いうちに打て、のことわざ通りです。


若いうちにいろんな知識や考え方を学んでおくことは、


人生の骨格を作ります。ここがふにゃふにゃだと、その後


が苦労します。


日本の場合は、大学教育のレベル自体がなんだか怪しい。


遊んでいても卒業できるのではなくて、もう少し切磋琢磨


しないと卒業できないようにした方がいいかも?


父親にこう言われたことがあります。


「私の世代が高校の時に教わっていたことを、今では


 大学で教えている。教育レベル下がってるんじゃないの?」


耳の痛い言葉でした。


日本は、人が資源です。日本は、子供、学生を育てる、


勉学面もだけど、精神面や道徳面もどの国にも負けない


レベルにしていけば、その内きっと結果が出てくると


思いますよ。人への投資は、超長期投資です。ですが、


これが国のためには一番効率がよく、国民も幸せに


なる早道です。


最近、日本で子供への虐待やいじめの報道が多くて、とても


悲しいです・・・(T_T)


大人の世界のしわ寄せを子供が受けているような


気がしなくもない。


守ってあげてくださいね、子供さん。


では、続きはまた次回~。(θωθ)/~

Thursday 4 October 2012

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界 (その2)

さーてさて、音譜


今日はオバマ氏とロムニー氏が一騎打ちで


TV討論会しておりましたね。


日本のTVでもやっていたかな?


そんな大統領選から見るアメリカの教育政策


を今回は扱っていますが、


続きを。


前回は、オバマ氏とロムニー氏が教育に関して


共通していることは、大学の学生ローンを


低利率(3.4%)に据え置きで抑える、という部分


のみ。それ以外は違った展望を描いておる、


というところまででしたね。



********************



【その他の分野での、教育政策の違い】


ロムニー氏:


どこの小学校、中学校へ通うかは、学区制ではなく、


地域に関わらず生徒および親が決められる選択制にすること。


公立私立を問わず、どこの学校でも行きたい所へいけるよう


にすること。


これは、幼稚園から高校卒業までの教育に、


つまり学校と教員に対しても市場原理を導入しようというもの。


理論的には、成果の芳しくない学校は、次第に衰退し、


生徒を呼び戻すには、改善した教育プログラムを提供


するなど措置が必要になる。


このシステムでは、レベルや雰囲気がよくない学校に


通うことで不利益を被っている生徒が、通いたい学校を


選べることで、よりよい教育を受ける機会が得られる。



オバマ氏:


達成要件や教育の基準を改善できるよう、各州で


教育基準の変更を可能にする。


以前に施行された


「No Child Left Behind」
(一人の生徒も落ちこぼれなし)


プログラムは固持する姿勢。


このプログラムは、各州の教育成果を正確に


反映したものではない。


2012年5月現在、24州が独自の教育改革を追求する


権利を付与されている。



**



【これらの政策提案が米教育業界に与える影響】


両者の政策で、誰が得をし、誰が損をするのか?


2つのシナリオで考えてみましょう。


オバマ氏の政策の場合:


公立学校は、引き続き政府助成金を受けることができる。


ロムニー氏の政策の場合:


私立学校も政府助成金の対象となる。


すると、公立、私立合算して政府が援助するため、


政府が援助することができる1校当たりの額が


減少する→授業料が上がる。


大学教育に関しては、政府支給の学費ローンの


削減を目指しているので、大学側は資金の調達が


難しくなり、それを埋め合わせるため、学費増加に


つながる可能性がある。


政府以外の学費ローンの調達先として、商業銀行や


クレジットカード会社のような民間金融機関が候補に


なっていくだろう。


大学、短大、関連産業は実施から1年半はリスクの増加を


被る。貸し手となる銀行やカード会社は収入源が拡大


するのでリスク低下につながる。



***********************



今日はここまで。


書いてて思いましたが、私、ロムニー氏の政策は


よく理解できるのですが、オバマ氏の言ってること、


いまいちピンとこなくて、たぶん読まれている皆さん、


混乱しちゃってるかも?


すみませんね、アメリカの教育事情よく知らなくて、


知識不足かもしれません。



ロムニー氏は、学区に縛られず、公立私立問わず、


どこの学校に通ってもいいよ、その代わり、授業料


あがるからね、と言ってるんですね。


教育も、他産業と同じように、競争原理を働かせ、


ダメな学校は淘汰されていくような仕組みに変えて行こう


という感じでしょうか。


学生ローンを政府援助の対象から外し、政府の負担は


できるだけ少なくし、民間企業に投げようとしています。


一方、オバマ氏は、ちょっと日本に似てるかなー


と思う、


「落ちこぼれを出しません」というポリシー。


そして、公立学校は政府が助成して、公立に通う生徒


の学費は安くできるようにする。


そして、教育基準の権限は各州に委譲させようと


している(ちょっと、教育の地方分権みたいな感じでしょうか?)



印象としては、


低所得層にやさしいオバマ、


金持ち優遇のロムニー、


というカラーが教育政策にも表れているなー。




私は、個人的にはオバマさんが好きで、次期任期も


オバマさんが全うするのではないかなあ、と予想して


いますが、


ロムニーさんの政策は、斬新である。分かりやすい。


日本でも、ロムニーさん案のように、学区制を取り払って


好きな学校に通わせたいと、思ったりしません?
(私に子供がいたら、そうしたい)


日本はことさらいじめ問題が深刻ですし。


引っ越ししなくても、学校を変えられたらいいですよね。



では、また続きは明日に。


これ、結構長いレポートです。


気長にお付き合いくださいな。(`・ω・´)ゞ

【知識は力です】米大統領選に見るアメリカの教育業界

よーっし、今日はちょっと気合いを入れないと


書けそうもないネタにしてみました。


今、アメリカは、オバマ氏とロムニー氏が大統領の


座を争って、各州演説回りをしていますね。


この、どちらが当選するかによって(私はオバマだと


思いますが)、アメリカの教育制度は大きく揺れます。


日本は、「ゆとり教育」のように、アメリカを真似したんじゃ・・・?


と思われるような米追従政策を、教育でもしかねないので、


今後アメリカの教育がどこへ行こうとしているのか、


ちょっと見てみましょうか。


日本の教育界はいじめ問題などを見ていても、


かなり膿が溜まった状態のようですので、


少しでも改善の参考になるといいな。



**********************



大統領候補のロムニーとオバマは、教育政策に関して、


部分的に合意しています。


その部分とは、教育ローンの低利率を延長支持する、


というもの。


これは、もともと2012年7月に利率3.4%から6.8%と


倍になる予定でした。


しかし、議会は妥協し7月29日に低利率ローンの延長を


認めました。


オバマ、ロムニーが共通しているのは、この部分のみ。


米国の教育制度は、大統領選で常に広く議論されてきた


トピックです。


では、両者の教育に対する考えを見てみましょう。(o^-')b



**



【大学教育ローンに関して】


民主党オバマ氏:


ローンは連邦政府が融資すべき。


ローンが受けやすいように、「Pay As You Earn
(働いてお金を稼げるようになったら返済すればいい)」
というプラン。このプラグラムでは、大学を卒業したら、
可処分所得の10%のみを返済に充てればよい。
     ↑
庶民(特に貧しい)の味方のイメージ



共和党ロムニー氏:


ローンは民間融資機関が融資すべき。
理由は、デフォルトリスクを減らし、効率よく
運用するため。また、政府を学生ローンの支出から
守るため。
     ↑
庶民よりも、政府を正常に機能させることに
重点を置いたイメージ



**************************



なんとなく、違いがうっすら分かりますね。


これはまだ序章ですが、ベッドタイムなので、


続きはまた明日書きますね。

【ビジネスのタネ】風邪のお友達にスープをお届け (続き)

昨日の続きを。(^O^)/


スープ・ソースメーカーのハインツから、


病気の人に、「早く良くなってね」みたいな


カスタマイズのメッセージを入れて送れる


缶スープのサービスをご紹介しましたが、


これを日本で応用したら、どんなことができるかな?


というところを考えていたんですね。


**


まだまだ考えつくかな?はてなマーク


日本では、おかゆや生姜ドリンク、冷たいものであれば


喉ごしのよいゼリーなんかでもいいんじゃ、という


ところまで行きましたが、


パッケージされていて温めるだけ、というもの


もちろん賞味期限など気にせずに食べられるので


便利だなーと思います。


**


その逆のバージョンがあってもいいかも?


例えば、レストランやお惣菜やさんをしている店舗


で、「病気の方用の出前メニュー」のチケットを


販売する。


病気の人に元気になってほしい、と思う人は


そのチケットを買って、寝込んでいる人の


お家へ郵送。


いくつかのセレクションの中から選べるようにして、


できたてホカホカを食べられる、というのも


病気で外に食べに行けない、家で作る元気もない


という人には嬉しいかも。


**


プレゼントって、お祝いの時がほとんどですよね。


もちろん、めでたいことを祝ってもらうのは嬉しい。


でも、反対の落ち込んでいる時や、体調がよくない時に、


気をかけてもらうと、一層身にしみてありがたいな、と


思ったりしません?(私だけ?)


こういう、ダウンしている時専用の、贈り物ビジネスが


あってもいい。


ニッチな分野でのビジネスチャンスです。


**


もう一歩進めて考えてみましょうか。


特定の人ではなく、これを身寄りのないお年寄りや、


ホームレス向けに、


「缶スープをプレゼントブーケ2


のように、変えてみてもおもしろいと思います。


例えば、1缶250円に設定して、これくらいの


価格帯ならば、一般の人でも気張らずにプレゼント


できますよね。ランチタイムに、食後のコーヒーを我慢


した、程度で賄える気軽さです。


心配してくれる家族や友人が少ない人にとって、


見も知らぬ他人が、自分を気にかけてくれている、


というのは、想像以上に励まされるのでは。


日本は、今後まだまだ経済的に厳しくなるかもしれません。
(ならないよう、祈っています)


直接的にも、間接的にも、他の人を助けられる仕組みが


ある、というのは国の心の余裕を表します。


これがなくなると、いよいよ危機的、同じ国民同士で


争いや奪い合いをするようになるのだろうと思うのですが。


**


これは、食品業界が直接やってもいいですし、


起業家が、企業と契約して、このような仕組みを


作ってビジネスとして立ち上げてもいけます。


これは、学生さんでもできますよ。


挑戦してみてくださいね。p(^-^)q

Wednesday 3 October 2012

【世界のビジネス】風邪のお友達にスープをお届け

日本は夏も終わり、秋に入ろうとしていますね。


秋から冬に入ると、流行るのが風邪。


風邪でふせっている時、あたたかーなスープを


飲みたくなったりしません?


ちなみに私は風邪かな?と思った時は、


にんにくと生姜をたっぷり入れたスープを作ります。


あったまりますよー。(‐^▽^‐)


今日ご紹介するのは、病気の方へ、「早くよくなってね」


の気持ちを込めたスープお届けのビジネス。


日本でもおなじみのメーカー、ハインツからですよ。



**********************



企業名:ハインツ


業種:スープ&ソース製造


国:イギリス








病気の友達や同僚に、「早く良くなってね」という


気持ちを込めた缶スープを送れてしまう、


というキャンペーンをハインツが行いました。


缶に張られたラベルは、メッセージや名前を


入れるなど、1つ1つカスタマイズできます。


味は二種類。


チキンクリームとトマトクリーム。


価格は1.99ポンド(250円前後くらいかな?)


このサービス、英ハインツのFacebookでファンになって


くれた顧客へ特別に提供しているものです。



ハインツスープのマーケティングコントローラー


である、マシュー・クルム氏は


「Facebookは、人々が当社ブランドと繋がることが


 できる場なので、キャンペーンに活用したかった。


 スープは、人の感情を揺さぶる商品でもあるので、


 Facebookで紹介したかったんだよ。TVではなくね。


 そうすれば、消費者はサービスを使ってみた


 感想を、Facebook上で拡散できるからね。


 既存のTVやラジオではできないことだ。」


と説明しています。



**********************



これは、2011年の10月の記事から見つけたものなので、


もうキャンペーン自体はやってないかもしれません。


が、このエッセンスは、使える。


起業をしようとしている人、また、既存のビジネスを


伸ばそうとする人の参考になると思いますよ。



日本では、どんなやり方ができるかな?


まず、これをそのままパクってしまう。


缶詰製造や食品業界であれば、そのままできちゃい


ますね。


パッケージに張るシールを、注文ごとに、


「XXちゃん、


 早く良くなってね。職場のみんな待ってます。」


とか


「XXへ、


 スープを飲んで、ゆっくり休んでね。


 また遊びに行こう!」


などなど、メッセージと缶スープを一体化させて


お届け先に配送できます。


これ、当然スープでなくてもいいわけです。


日本であれば、病気の時の定番、おかゆでも、


生姜ドリンクでも、冷たいものが食べたい人には


ツルンと食べられるゼリーなど、アイデア次第なのです。



あ、もうお休みの時間なので、続きはまた明日書きますね。


では~。(^-^)/ 星空