Friday 30 December 2011

来年の抱負

最近思うこと。

「物事のエッセンスや本質を見極められる

 ようになりたい」

日本を出てから、イギリス、オーストラリアと

まだ短い期間ですが暮らしてみると、

日本でしか通用しない常識、またイギリス、

オーストラリア限定の考え方や習慣、などが

あるということに気づきます。

そうすると、1国でしか通用しない流行や

ブーム(韓流とか)、受け売りは、どうでもいいなあ、

と思ってしまうのです。

日本にいた時は、広告代理店や

各業界が作りだすトレンドなどをチェック

したり、それを追ったりするのも、楽しかったり

したのです。

しかし、まずファッションから気付きました。

日本の微に入り細にいったファッションは、

イギリスでは同じように着こなせていましたが、

Tシャツ短パンファッションがいまだに主流の

オーストラリア(パース)では

「大統領にでも面会しに行くの?」
(↑ 実際夫サリーちゃんに何度となく言われた)

と言われるほど浮いてしまう。

日本では女性はスリムな方が美しいというのが

一応デフォルトになっていますが、こちらに

来てみると、カバや象のような体格の女性も

それはそれは堂々として、自分はセクシーなのだ

と思っている節がある。

オーストラリアでかっこいいと思われている男性は、

どうにも頭の足りないマフィアのちんぴらにしか見えない。
(オーストラリアに来てから、外見、内面
 トータルでかっこいいなあ、と思う男性には、
 いまだお目にかかったことがございません。
 失礼なこと言ってるのは分かっているのですが)

日本では当たり前にしているリサイクルごみの分別も、

イギリス、オーストラリアではごちゃまぜ。

日本は謙遜の国、オーストラリアはどちらかというと

自画自賛の国。

あ、なんだか、オーストラリアの愚痴

オンパレードになってきた。

政治的な見方も、各国で偏っているものです。

オーストラリアはどちらかというと、中国韓国

寄りのアンチ日本的な見方の報道が多い・・・(悲)

つい2日前も、日本が所蔵していた朝鮮王室儀軌、

王室の礼儀作法やしきたりを書いた書物など(正確には

書物の写本を日本の宮内庁が保管していた

訳ですが。オリジナルはフランスが持っている、

または韓国自身が紛失)

を返還した、というニュースがオーストラリアで流れて

おりましたが、ニュースでは「Return(返還)」という言葉を

使っていました。

このニュアンスでは、日本が韓国を植民地統治

していた時に、無理やり奪ったものを、戦後何十年

もたって、やっと返した、という意味にとられてしまいます。

細かいことにこだわる、と思われてしまうかも

しれませんが、こういう言葉の選択にも、とても

敏感になってしまします。

オリジナルを奪ったわけでもなく、コピーを保管して

あげていたものを譲った、「善意の譲渡」のはずなのです。

書物がコピーであるとこの言及もなし、オリジナルは

韓国自身が紛失してしまったことの言及もなし、

ただ日本が奪ったものが韓国に返還された、

というニュースだけでは、事実とは異なります。

私はどこの国にいても日本人なので、日本を意図的に

悪く報道操作するメディアには我慢なりません。

日本にも悪いところはあるでしょうから、別に

悪いニュースがあってもいいのです。日本政府や

東電などの隠蔽体質は、大いに叩いてもらっても

構わないのです。事実や真実ですし、海外からの

圧力がないと、そのまま昔からの汚物体質を

引きずり続けるでしょう。

でも、そうでないときには、がっかりしてしまいます。
(特に、中、韓、豪、の歴史に絡むものに多い)

どこの国でも、事実が報道されるようになるのが

一番ですが、まだ時間がかかりそうです。

イギリスは比較的中立的なものの見方を

していて、結構情報ソースとしては信頼しているの

ですが、今の時点としては、

複数国のニュースや情報源を比較して、

共通していることは事実に近い、各国バラバラの

見解や報道がなされている場合は、疑う必要がある。

夫サリーちゃんはトルコのオンライン新聞を読んだり

しますが、アメリカ様的な報道と相いれない報道が

なされている時もあり、それだけでもかなり情報の

フィルター具合が分かります。

情報でも、モラルでも、習慣でも、物事の善悪でも、

世界の国を網羅してみて、その中の共通部分、

最大公約数的なものを取り出してみると、

比較的本質が見えてくるのではないかなあ、と

ぼんやり考えたりします。

簡単に言ってしまうと、数学や物理のように、

国が変わっても、時代が変わっても、不変な、

公式となる核の部分のことです。

でも、人生、数学の公式通り、杓子定規には

進まず、何が起こるか分からない、予測が

つかないからおもしろい、というのもまた真だとは

思いますが。

どこの国に行っても、ぶれない人間になりたい

ものです。多民族国家の中にいると、各国の歴史観や

常識観念を押しつけてくる人が、必ずいたりします。

何が事実で、本質はどこにあるのか、を知っているだけでも、

精神的ストレス度がかなり違います。

なので、いろんな本を読んで勉強したり、一人で

じっくり考える時間を持ちたいものですが、

実際は、暇があれば一時もじっとせず喋り続ける

サリーちゃんのお喋りが止まらず、そんな時間は

持てず。

理想と現実のこの乖離具合は一体・・・?

日本帰省の時は、ちょっとホテルにお籠もりして、

本を読む時間を作りたいなあ、と痛切に思います。
(実家でも、両親や親戚が訪れて絶えず喋り続ける、
 という図が何となく予想がつくので、やっぱりホテルに
 逃避が無難)

ジャンルを問わず、おススメの本があれば

教えてくださいな。

来年は、

「事実、本質、核となる部分を見るよう意識する、

 その他の雑多な部分は極力シンプルに(ついでに生活も)」

叶うかな?がんばろう!

では、今年もお世話になりました。

感謝、感謝です。

来年も、皆様にとって実り多き一年になりますように。

来年も引き続き、よろしくお願いします。

Thank you for your last click of the year!
     ↓
人気ブログランキングへ

Thursday 29 December 2011

ビズはお好き?

以前にもちょこっと書いたのですが、

オーストラリアに来てから、基本夫サリー

ちゃんの仕事仲間の接待はお家での

おもてなしです。

そして、その家族メンバーも、もれなく

ぞろぞろ付いてきます。

そして、我家は今年9月に新しい家へ

移ったので、「House Warming」と呼ばれる

オーストラリアの慣習、友人や仕事仲間を

家へ招いておもてなしし、新しいお家を

見てもらう、というのをこなさなければなりません。

実は、オーストラリアに来てから、人付き合いが

ぞっこん嫌いになりました。

なぜなら、会った時と、別れる時、「ビズ」

をしなければいけないからです。

これは、あれですね、頬と頬を合わせて

右左に「チュッ」(実際は音無しの場合も多いですが)

とやるやつです。ラテン系の国の挨拶に

多いですね。

ハア (´□`。)

私、スキンシップが大の苦手なんですよ。。。

日本でも、仕事などで関係者と握手などしなければ

ならない場面はありますが、できればしたくない。

夫サリーちゃんとも、できれば手をつなぐのは

遠慮願いたい(これで何回か喧嘩になった)。

それなのに、赤の他人と顔と顔を大接近して、

肌をくっつけなくてはいけないとは、何事か。

しかも、これは、男女関係なく、すべての人に

やらなくてはいけないので、夫サリーちゃんが

男の上司や友人とゲイまがいの肌の触れ合いを

しているのを見ることにもなるのです。
(ま、気にしないですが)

しかし、「あなたとビズなんてしたくない」

と言えば、日本だと「あなたと握手なんて

嫌だ」というのと同義になり、大変失礼なのです。

関係に亀裂が入ること、必至です。

なので、毎回苦渋の決意をしておもてなしや

外出に臨んでいます。

最初にこのような挨拶をされた時は、頭をカチ割られた

ような衝撃で、

「まあ、お会いできて嬉しいわ。今日も美しいわね。」
(叶姉妹の匂いがしますが、社交辞令文句なのです)

など、気のきいたことを言わなくてはいけないのに、

会ったばかりなのに、動転して、

「アワ、アワワ、蘇愛sdfjdfあ・・・」

と言葉にならないうわ言のように喋っていたのを

悪夢のように思いだします。

きっと相手の方は、

「この日本人女性は、実は英語がしゃべれなかったの

だろうか?」

と思っていたに違いありません。

毎回こんな感じでしょっぱなから顔から

火が出そうなスタートになるので、その後が

どうにもぎこちなくなってしまうのです。
(そそくさとキッチンに雲隠れします)

しかも、このビズ、困ったことに、右から始めるのか

左から始めるのか、不規則なのです。

ビズ国であるトルコ出身のサリーちゃんに聞いてみたものの、

「そんなの決まってない。フィーリングでやるんだよ」

と言われてしまい、私はいつも人と会うと、

「今日は右からなのだろうか、左からくるのだろうか?」

といやーなテンションで迎え撃たなければ

ならなくなりました。

ここは、瞬発力を養うため、ボクシングでも

研究してみるか?

右フックなのか?左ブローか?



(亀田3兄弟。パフォーマンスだけなのか、ほんとに強いのか、よく分からない)

サッカーのフェイントなんかも参考に。

右行くの?それとも左?どっちなの???


(人を食ったようなロナウジーニョのフェイントが好きです)



これ、右か左かの見極めが失敗し、

相手が右から来るところを、私も

右から行ってしまい、頭突きしそうになったことが

一度ならずあります。



(ボボ・ブラジルとは、すごい名前。リングネームだとしてもお気の毒(´・ω・`))

ブロレスラーなのか?私は。

「サリーの奥さんには気をつけた方がいい。

 頭を狙ってくるぞ。」

と変な噂がたたなければよいのですが。

大学の時、コミュニケーションの授業で、

「欧米人は、コミュニケーションをとるのに、

 日本人よりも空間スペースをとります」

と言っていたのは、ウソだったのでしょうか。

近すぎだよ~。

友人ならともかく、家の購入でお世話になった

不動産屋さん(夫婦)まで、会うたびに抱きついて

ビズしてくる始末。ビジネスは、もっとクールに

こなさなくてはいけませんよ。

ほんとになんなんだ、この国は、気持ち悪い。( ̄* ̄ )

それとも、彼らは、夫婦関係が冷めきっていて、

スキンシップを欲しているのだろうか?
(考えすぎ)

私は日本人だから、ビズはしないだろうと

遠慮してくれてもよさそうだけどなあ。

サリーちゃんがビズ国出身だから、その流れ

なのかとも思ったのですが、

「独身の時も、彼らとビズしてたの?」

と聞いたら、

「ううん、したことない」

という返事が。

彼らは、まさか、私が慌てふためくのを見て

楽しむ確信犯か?結婚したとたんに

ビズをしなければならない、なんてルールは

ないはずだぞ!

それに、サリーちゃんのトルコ出身の友人たちは、

いったん国を出ると、ビズをしなくなります。

なぜなら、もともとやりたくなかったけど、

国の風習で仕方なくやっていただけだったから。
(サリーちゃんも、ビズの後は頬をぬぐって
 見せるほど、嫌いだった)

ということは、オーストラリア人、

ヨーロッパからの移民や、

他国からの移民の人たちは、

国を出た後も、執拗にビズの風習を続けている。
(ドイツ人が唯一の例外。彼らは礼儀正しく
 握手です)

彼らは、肌と肌の触れ合いが、好きなのか?

誰か、ヨーロッパやその他国のそこのところの

挨拶の風習をよくご存じの方がいらっしゃったら、

教えてくださらないでしょうか?

ああ、礼節をわきまえた日本が恋しい。。。

2月の帰省の時は、程よい距離感のコミュニケーション

を堪能しよう。というか、そのまま戻ってきたく

ないかも。

他の夫婦といちゃいちゃ触れあうのは不謹慎である、

という理由で「ビズ戒厳令」なんていうのが、

できないかなあ。

オーストラリアは、マッチョなカルチャーだと

思っていたのに、嬉しくない誤算だった。。。

相手の気を損ねずにビズを免れる方法があれば、

伝授してください。覆面でもかぶろうかなあ。

Thank you for Clicking!
     ↓
人気ブログランキングへ

Friday 23 December 2011

写真いろいろ(5)

明日はクリスマスイブ♪

別に特別な予定は立てていませんが。。。(汗)

しばし、クリスマス気分に浸りましょう。o(^-^)o

クリスマスツリー編。

これ、昼間とりました。

         (ゴールド、キラキラです)


これが夜になると?

こんな感じに。


  (ライトアップでおめかし☆)


こちらも、昼間はこんな感じですが・・・

  (オリエンタルな竹が隣にあるのはご愛敬。
   中国人観光客が多いので、サービスの一環かな?)


夜は、きらびやかに☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

  (トナカイさんも一緒です)


イタリアンレストランの入り口も、
クリスマスデコレーション、忘れていません。

  (とてもシックなレストランですよ)


いきなりファッションにシフト。

クリスマスですが、オーストラリアは夏なのです。

         (カラーグラデーションになっているサマードレス)

通りかかるといいな、と思うもの、たまに
ありますが、買いません。

日本応援年なので(私の中で)、ファッション関係も
含めて、買えるものは日本に帰省した時に
買うことに決めているのです。

こちらは、なんだかココ・シャネルの時代を
彷彿とさせる帽子もどき。

  (ファッションは、時代に応じたバリエーションになるだけで、
   基本、過去のもののリバイバルを繰り返す、ような気がします)

ビーチ派ファッションが主流の、パースらしいファッションです。

         (ドロップタイプのピアスとサンダルが夏らしくて
          すてきです)

しかし、オゾン層のないオーストラリアの強烈紫外線が怖くて、
こんなに素肌をさらした恰好、私はできないのですが。。。(>_<)


クリスマスから、さらに離れた写真へ移行。

我家のネコ、ジンジャーは日中の大半を
テラスで寝そべって暮らすのですが、

灰色のお隣さん猫が、いつも昼寝に
ご相伴しております。

  (なぜかカメラ目線で写ってくれた)

朝も、一日の始まりのご機嫌伺いにやってきて、
昼寝の時間になると、これまたやってくる。

これは、もしかして、

御隠居さんの生活パターンか???

ジンジャーは、もらいうけた今年9月時点で
すでに齢10歳。

人間で言えば、中年からご高齢に入ろうと
しているところ。

我家はもしかして、

老人ネコクラブの溜まり場になっているのだろうか?

クリスマスにこんなこと考えている私は一体。。。??

普通に記事を書いてもそうですが、

やはり関係のない話で終わってしまった。

皆様、すてきなクリスマスをお過ごしくださいね~(*^o^*)/~

Thank you for Clicking!
     ↓
人気ブログランキングへ

Wednesday 7 December 2011

写真いろいろ(4)

ク・リ・ス・マ・ス~

ですね♪

オーストラリアはやることがないものだから、

10月頃からせっせとクリスマスの

ディスプレイを始めます。

10月からちょこちょこ撮り貯めた写真たちを

一挙放出!

10月初旬、早くもショッピングウィンドーが

クリスマスになっていて、ちょっぴり面食らう。


 (逆光している。。。?)


写りがよくありませんな。

もう一枚!



  (ぶれぶれ?)


どうやら光の具合が良くないようなので、( ・(ェ)・)

店内に入って撮った写真を。

はい!



  (ホワイト・ツリーもありですね)


これが10月の光景で、どれだけ違和感あるか、

分かってもらえるでしょうか。

ま、オーストラリアは季節感がないので、

なんでもいいのですが。



  (遊園地バージョンも売っていました)


メリーゴーランド、子供がもらったら

喜ぶかもしれません。

私、小さい時によく動物園に内設された

遊園地へ行って、メリーゴーランド、

乗っていたのですが、回転している最中に、

馬から馬へと乗り移る、というはしたないことを

していた子供でした。だって、上下にも動いては

いるものの、ゆっくりスピードでスリルがなく、

あきてしまうのです。

驁速球で回り、そしてロデオ並みに馬が暴れる、

というメリーゴーランドがあれば、おもしろいのに。


そして、10月の終わり。

街中のディスプレーもだんだんクリスマス

バージョンに。



  (ラッパを吹く天使もいます)


そういえばですね、この場所、

10月末に英国エリザベス女王が来豪し、

CHOGM(英国連邦会議みたいなもの)

をされた場所です。





要するに、イギリスの旧植民地や連邦国家の

首脳クラスが集まって、話し合う会議、

らしいのですが、当然奴隷同然の扱いを

受けているアフリカ諸国の方々も参加されて

いました。文句、出ないんでしょうか・・・?

オーストラリアもたぶん奴隷とまでは行かなくても、

肉体労働者としてよく働き、英国に貢げ、に

似たような扱いかと思われます。

しかし、オーストラリア人は、白豪主義を

振りかざして(というか、人種しか誇れるものがない?)

アジア地域にあれこれ差別的なことを言いますが、

ヨーロッパから来た移民たちに逆差別されてるの、

知っているのかな?(我家に来るヨーロッパ系

の客人は、やんわりとオーストラリア人の

粗野さ、英語が英語に聞こえないことを

吐露します)

お互い様、ってところでしょうか。

大量流入してくる中国移民に選挙権を

与えたことで、政治は中国に牛耳られている、

という噂もありますし、それでなくでも人口比率

的に、もう、中国人の方が多いんじゃないか、

という気がしています。国はオーストラリア

だけど、国民の過半数は中国人、という日も

そう遠くないかも。


エリザベス女王が来豪なさる!というとこで、

なにやらあわただしく、体裁を整えようと、

あれこれやっていました。



 (女王がバーベキューに参加されたテント)


女王が市民と一緒にBBQをほおばる、

イメージアップ作戦を決行されたのですが、

ちょっとしょぼい??

出店数もテーブルも申し訳程度で、

なにやら閑散として寂しい印象を受けるのですが。

ちなみに、女王はソーセージをいただいた、

ということですよ。
(ステーキは固すぎて歯が立たなかったのかも)



(人だかり、反対デモです)

ウォールストリート占拠デモと同じように、

「1%のトップが富を独占するな!」

とか

「Profit(自分たちの利益)のことを話し合うんじゃ

 なくて、People(国民)のことを考えろ!」

とか

「英連邦の一部なんて、イヤだ、独立させろ!」

とか

「アボリジニ(原住民)にも主権を!」

といったデモもしきりに行われていましたよ。

最近電車で見たのですが、切符を持って乗車

しているかどうか抜き打ち検査をしている時、

アボリジニの方だけあからさまにスル―されていました。

つまり、犬と同様、人間扱いされてないのです。

切符を買って乗車する、というような社会意識や知性を

持ち合わせていない、だから無断乗車してても

しょうがない、という扱いなのです。

当然、憤慨していましたよ、その方。

「どうして私だけチェックしないの?切符ちゃんと

 買って持ってるわよ!」

と見せながらわめき散らしていました。

オーストラリアの差別意識は、世界でも一品です。

そんな考え方は、大航海時代からの奴隷貿易じゃ

あるまいし、時代錯誤もはなはだしくて、

「まだそんな時代遅れなことしてたの?」

と見ているこっちが恥ずかしくなります。

今後難民受け入れを50%増やすとか、

動物保護(これまたちょっと難ありですが)とか、

人道的なこともしているのに、この2面性は

なんなんでしょうねえ。他国のかわいそうな人、

絶滅しそうなかわいそうな動物は救ってあげないと

いけないけど、元々住んでいた人の人権は

どうでもいい、とか、やっぱり理解に苦しむ。
そして、イギリスは、どう考えても落ち目の国家。

実質植民地国家を支配できるほどの軍事力も

財力も、もう保持してはいないでしょう。

中東の革命と同じように、遠からずアフリカ諸国も

独裁や搾取構造から脱却して、自分たちの国作りを

できるようになるのでしょうね。


あ、話がそれた。

写真に戻って、


 (女王がBBQで雨に降られたら大変!ということで
  即席で作った雨宿りできる場所)


クリスマスでも、服は夏。


 (サマードレス、かわいい)


  (ForeverNewの服です♪)


日本は、今年はクリスマスイルミネーション、

やるのかな?

日本にいた頃は、毎年、楽しみにしていました。

節電と言っても、LEDライト版だったら、そんなに

電力使わないのでは?

気持ちを明るくすることも、復興の一助です♪

では、これでおしまいー。

Thank you for clicking!
     ↓
人気ブログランキングへ

Sunday 4 December 2011

写真いろいろ(3)

怖い顔に似合わずお花が大好きな

夫サリーちゃん、

週末、おもむろに、

「バラでジャムをつくるのだ」

と声高らかに宣言し、我家の庭に咲いている

バラの花をせっせと摘み始めました。

バラジャムは、トルコでは家庭の味でして、

私もトルコに行った時は、義母の作った

バラジャムを朝ごはんにいただいたりして

いました。


  (関係ないネコのジンジャー。段ボール好き♪)


  (お花でおめかしをする乙女でもあります←ウソ、たまたま尻尾の側に花が落ちてただけ)


庭に咲いていたバラはこちら。



  (毒々しい赤ですねー。真っ赤なバラは、そんなに好きでもありません。でもとてもいい匂い)



ボウルが花いっぱいになりました。



  (これで、どれくらいのジャムが作れるかな?)


花弁を一枚一枚丁寧に取っているところ。



  (この作業が一番しんどいのです)


そして、花弁ピック作業、終了!



  (サリーちゃんが台所で花弁を洗っているところ)


そして、仕上がりはというと、



まだ写真撮ってない。。。(え)

朝ごはんなんかでパンと一緒に食す時に

また写真、取りますね。

味見をしたところ、バラのきれいな色は

出ているものの、香りは、ぐつぐつ煮ている時に

揮発してしまったもようで、あまりバラの香りが

しません(泣)

なので、今日はごまかすためにローズティー

で香りをプラスしながらの味見となりました。
(我家、お茶好きです)


12月でもありますし、その他の写真も

のっけましょうか。

いったん切りまーす。

Thank you for your click!
     ↓
人気ブログランキングへ

Thursday 1 December 2011

かわいそうに

昨日、福島原発第一の吉田所長が

体調を崩して入院された、という記事を

読みました。

吉田所長の病気、因果関係の結果は公表

枝野経済産業大臣は、病気療養で入院した東京電力福島第一原発の吉田昌郎所長の病気と被ばくの因果関係について、結果が明らかになれば公表する考えを示しました。

 「ここまで確認されてることからは、そうした可能性はないだろうと思われる。放射線との影響が本当にないのかということについての確認はさせている。これは明らかになれば、どういう結果になっても公表する」(枝野経産相)

 枝野大臣は、吉田所長の病気と福島第一原発での事故の収束作業による被ばくとの間に、現時点では因果関係はないという見方を示した上で、今後さらに詳細を確認し、結果を明らかにする考えを示しました。

 また、吉田所長が入院により異動することで、「いろいろなものに変化が生じるのは否定できない」としながらも、「マイナスの影響が出ない形で進めていけるのではないか」と述べました。(29日13:41)


またまたー。

もう、隠蔽がお上手なんだから。

ほんっとに、バカではないのか??

隠蔽に隠蔽を重ねた政府の言うことなんか、

誰が聞いたって信じませんよ。


吉田所長のメッセージも公開されていましたね。


福島第1原発 吉田所長のメッセージ全文 病名は非公表


 福島第1原子力発電所の皆さん、安定化センターの皆さん、協力企業の皆さん、今日は皆さんにおわびしないといけないことがあります。
 
私は先日検診で病気が見つかり、医師の判断で急きょ入院治療を余儀なくされました。このような状況で発電所長を続けることはできず、残念ながら重要な時期に免震棟を去らざるを得ません。
 
 震災以来一緒に仕事をしてきた皆さんとこのような形で別れることは断腸の思いですし、ご迷惑をおかけすることになり心よりおわびいたします。

 これからは高橋所長のもとで、着実に発電所を安定化させるべく力を合わせ、ご健闘されますことを心より祈っております。

 私も治療に専念し、1日も早く皆さんと一緒に働けるよう頑張ります。

 これからますます寒くなります。皆さん、そしてご家族の方々が風邪などひかれませんよう祈念し、私のメッセージとさせていただきます。



枝野大臣は、病気と放射能の因果関係を

公表する、と言っていますね?

どうせ公表しなければいけないのに、

どうして病名が「非公開」、なんでしょうか?

もう飽きた、このパターン。都合の悪いことになると、

途端に後出し、可能な限り情報公開を遅らせ、

後の祭りになってから、こっそりニュースを

流す。責任をそもそも取る気がないから、

できるだけ逃げよう、逃げようという姿勢が見え見え

です。

医師の判断で急遽入院治療が必要、ということは

そうとう状態が悪いはずです。安静レベルではなく、

入院治療が必要ということは、一刻を争う病気

なのかもしれません。

「急性~」という感じの名前の病名なんでしょうか。

もう分かりきったことかもしれませんが、放射線被曝

に関係した病気であることは、ほぼ間違いないと

思います。でなければ、きちんと公開できるはずです。

どうでもいい芸能人や政治家がちょっと骨折したり

病気になったりしたら、病名も含めて大々的に

報道するのに、どうして今回は隠すの?

おそらく、政府に都合の悪い病名であれば、

意図的に工作して変えてしまうかもしれません。

原発で作業をされている人たち、吉田所長も

含めて、最善を尽くされていると思っていますし、

私は最大限の敬意を持っています。

彼らがいなかったら、日本全体が大変なことに

なっていたはずです。

そして、ここで作業に従事されていらっしゃる

方々が具合が悪くなると、皆同じ病院で治療

を受ける、というようなことも読んだのですが、

ということは、被曝による疾患専門の治療をする

病院なのではないですか?

みんなを同じところに集めているのは、

都合の悪い情報が漏れないように、隠蔽

しやすいようにしているのではないですか?

以前、2名の作業員が、内部、外部被曝を

含めて500ミリシーベルト以上であった、という

記事、ありました。

その時の病院の見解は、「体への影響は見られないので

大丈夫」というような感じで、2人は安堵の表情を見せた、

という具合だったかと思うのですが、

その後の2人の追跡調査はなされているのでしょうか?

このお二人、今も元気でいらっしゃるのかな?

物事は、一過性ではなく、ある一定のスパンを確保して

見ないと、全体像がつかめません。起承転結、原因と結果

が見えてこないのです。

放射能のように、長期的に影響が現れるものなら

なおさらです。メディアの方々、報道したら、しっぱなし

ではなく、その後の顛末についても追跡していただけると

うれしいです。


ここに、もうひとつ記事がありました。

11月12日に、福島原発第一を初めて報道陣に

公開した時の、吉田所長のコメントです。


福島第一原発:報道陣に公開 吉田所長「作業なお危険」


 東京電力福島第1原発事故から8カ月が過ぎ、原発敷地内の様子が12日、初めて報道陣に公開された。現地の事故対応を指揮してきた同原発の吉田昌郎所長(56)は「3月11日(の事故発生)から1週間は、極端なことを言うと『もう死ぬだろう』と思ったことが数度あった」と当時の危機的な状況を振り返った。原発の現状については「原子炉は安定しているが、作業する面では(放射)線量も非常に高く危険な状態だ」と説明した。

 報道陣はバスで1~6号機の周辺を回った後、緊急時対策本部のある免震重要棟に到着。そこで吉田所長が初めて取材に応じた。吉田所長は冒頭、福島県をはじめとする事故の被害者に対し「発電所で事故を起こし、いろんなご迷惑、ご不便をおかけしたことを心よりおわび申し上げたい」と謝罪。「日本全国、世界から支援いただいたことが本当に励みになっている」と感謝の気持ちも強調した。

 同原発では東日本大震災の発生直後、すべての電源を喪失し、原子炉が冷却できない状況になった。吉田所長は「想定が甘かった部分がある。これからほかの発電所もそこを踏まえて訓練、設備を充実させていく必要がある」と事前の想定の不備を認めた。

 3月12日の1号機の水素爆発時は免震重要棟にいたが、「まずボンという音を聞き、1号機が爆発しているみたいだという情報が入ってきた」だけで原子炉の状況は分からず、14、15日には3、4号機でも爆発が発生。原子炉格納容器の損傷した2号機への注水も進まず「一寸先が見えない。最悪、メルトダウン(炉心溶融)も進んでコントロール不能になる、これで終わりかなと感じた」という。

 その後も高濃度の汚染水漏れなどがあり、危機的な状況を脱したと感じたのは「7、8月」。今後は「(年内に原子炉を冷温停止状態にする)ステップ2を確実に終了させるのが一つの目標。中長期のステップを考え、いろいろな提言をし、作業をこなしていくことが福島県民のニーズに応えることになる」と中長期の取り組みになる覚悟を語った。

 同時に「作業員の被ばくの問題は頭の痛い課題」と指摘し、作業・生活環境の改善を政府などに要望自身の被ばく線量を問われると「個人情報なので差し控えるが、それなり(の数値)には、いっている」と述べた。

 吉田所長は東京工業大大学院で原子核工学を専攻し、79年に東電入社。本店原子力設備管理部長など一貫して原子力畑を歩き、10年6月から福島第1原発所長(執行役員)。事故後、当時の菅直人首相は東電への不信感を強め、現地の吉田所長に信頼を置いて事故対応に当たった。
 この日は細野豪志原発事故担当相も原発を視察。記者団に「着実に職場環境がよくなっている。年内の冷温停止状態の達成に向かえるという話なので(ステップ2の)最終作業に入りたい」と語った。【笈田直樹】



11月12日時点、事故から8カ月も経っても

なお、「作業するには、放射線量が高く、非常に

危険な状態だ」とおっしゃっていますね。

そして、「作業員の被曝の問題は頭の痛い課題

と、現場で作業されている方は被曝していることを

はっきり公言しています。

自身の被曝線量についても、

それなりの数値にはいっている
(個人情報なので差し控えるが、と公表できない
 ところがつらいですね)

とご自身でも分かってらっしゃいます。

8か月も現場にいたのでは、致死量を浴びていても

不思議はありません。

おそらく、吉田所長は死ぬ覚悟で指揮に

あたられていたのだろうと思います。

東電は、トップはどうにも情けない面々が揃って

いますが、きちんとした社員もいることは確かです。

その情けない面々はというと、


東電の元顧問2人、退任の翌日に嘱託採用

 東京電力が今年5月、経営合理化のために退任させると発表した顧問11人のうち、元執行役員ら2人が、退任翌日から嘱託社員として勤務し報酬を得ていたことが30日、分かった。

 東電によると、顧問は5月時点で21人で、計2億1900万円の報酬を得ていたが、経費削減などのため6月28日付で11人を退任させた。同時期に、清水正孝前社長ら3人が新たに顧問に就任したが、無報酬とし、顧問全体の報酬総額は計9800万円に圧縮されたと発表していた。

 ところが、退任した11人のうち、元執行役員販売営業本部副本部長(69)と、原子力部門出身の元理事(68)の2人が、翌29日付で嘱託社員として採用されていた。東電は2人の採用をこれまで明らかにしていなかった。


せこい、せこすぎますよ。

退任した翌日に嘱託社員って。。。

なんなんだ、この人たちは。

役員であれば、十分すぎる給与をもらっていた

はずです。

別にお金を稼いじゃいけないとは言いませんが、

状況をわきまえて欲しいです。

自分のこと、保身のこと、お金のことしか

考えていない行動です。

どこまで金の亡者なんでしょうか。

この2名の執行役員、せめて実名を書いて欲しいものです。

どうして同じ東電社員で、原発で作業されている

人たちを尻目に、こういう人たちがのさばっていますかね。

今の時代、隠し事はできません。

以前のように、テレビやラジオしかない時代ではないのです。

しかし、こういう人たちは、自分たちがネットなどを

使わないものだから、世の中の変化に付いていけず、

今までと同じように隠し通せると思っているのでしょうが。

今まで通り、醜い根性で裏でこそこそやって、

そのうち恥さらしになるのがオチでしょう。

自業自得が本人が生きているうちに起きれば、

後世へのよい教訓になると思います。

今までは、あまりにも、悪事を隠し通して人生全う

されてしまう方が、多すぎましたからね。

「悪いことしても、ばれさえしなければ大丈夫なんだ」

と誤った認識をされかねませんでした。

ネットやソーシャルメディアの普及は、賛否両論あるとは

思いますが、タイムリーさの観点から、世の中の

透明性には、間違いなく寄与していると思います。


脱線してしまいましたが、吉田所長が、早く回復し、

復帰(別の形でも)されることを、お祈りしています。

震災から8カ月、今まで、休みもなく、気を抜ける時間は

なかったのだろうな、と思います。

極限の緊張状態で勤務されてこられたのでしょうから、

ゆっくり静養されてください。

Click!
 ↓
人気ブログランキングへ

Wednesday 30 November 2011

小売業の未来(5)

小売業の未来、もう5回目に入るのですが、

元のレポートは、スライドにして60枚くらい

ありまして、その内の、まだ20枚ちょっとしか

進んでない。。。(●´ω`●)ゞ

ああ、もどかしい。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、1章の最後となる

『ジャスチャーしながらお買いもの』

です♪

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


Razorfish社で働く1人はこのように言います。
(マーケティングなどを行う会社です。日本の電通
 とも組んでいます)

「買い物中に、ジェスチャーのような動きを

 交える要素を組み入れることで、顧客は

 買い物をとてもパーソナルなものとして捉える

 ようになります。
 (??意味が分からなかったのですが、これは
  ゲームなどと同じ原理?Wiiなど体を動かす
  ことでアドレナリンが増加して刺激的な体験と
  して認識される、ということかな?)

 これによって、顧客は感情的なつながりを持つ

 ようになり、結果として買い物かごにはいっぱいの

 商品、店へのリピート増加、少ない返品率へと

 つながります」

うーん、理論が飛躍し過ぎて私は付いていけませんが。

これは、生活の中でジェスチャーをふんだんに用いる

西洋人を基準として語られているんでしょうか。

身ぶり手ぶりを交えた体験を買い物中にさせることで、

あたかも友人や家族と話している時のような高揚感や

親密感を疑似体験させる、とかそういうこと?

たぶん、こういう理論は、なんちゃら研究所などで、

きちんと立証されておるのでしょうなあ。

私のぼやきはいいとして、

例を挙げてみましょうか?

Fraunhofer Institute of Germany、ドイツの研究所

ですが、従来の店頭を、ジェスチャー対応型の

パネルで店の商品をブラウズできるようにすることで

変化させようと試みています。人間の動きを探知する

技術で、顧客はジェスチャーの動きでパネルを

操作し、店内の全商品カタログを閲覧でき、

色違いを探したり、3Dの立体映像で見ることが

できます。ズームで細かい部分までチェックする

ことも可能です。







これ、店頭ではありますが、やっていることは店内で

商品を物色しているのと変わりませんよね?

スクリーンを操作している時点で、顧客はすでに買い物

モードに入っているはず。欲しい商品があったらば、

ネコまっしぐらで店内の商品棚へ直行するでしょう。

それに、これ、思うのですが、客が商品にペタペタ

触って、店側は

「汚れが!ヽ(*'0'*)ツ」とか

「指紋が!\(゜□゜)/」

とかハラハラしなくて済むんじゃないでしょうか?

店側のメリット、大ですね♪

お店に入ってくるのは、ほぼ買いたいものが

決まった人だけですし。ね!(?)

ちなみに、私は人がぐちゃぐちゃ触り倒した

商品は、どうにも買う気になりません。なんだか

すでに中古の雰囲気を醸し出してるような

気がして。。。


も一つ例を。

フランス、パリのバレエシューズ店、「Repetto」。

この店では、店のショーウィンドウがモニターに

なっておりまして、通行人が手振りで画面を

スクロールしたり操作ができるようになっている

のです。そして、バレエシューズ専門店らしく、

スクリーンにはバレエダンサーが画面ごとに

様々な踊りを披露してくれます。それに見とれながら、

店内にどんな商品があるのか見ることができるのです。





なかなか楽しい試みですね。

しかし、これ、パリのオペラ地区界隈にあるのですが、

通行人の邪魔にならないのでしょうか?

ジェスチャーで腕をぶんぶん振っていたら、

誤って通行人の頭をペシっとしてしまったり、

子供が手に持っていたアイスクリームを見事に

払い落し、節操のない大人と思われたり・・・。

パリのお方はスマートにそんな事態をうまく避ける

ことができるのかもしれません。

では、ここで業界人(打ち間違えで、

変換が魚介人、と出てきてびっくりした)からの

アドバイスを。

「ジェスチャーやゲーム要素を取り入れたインターフェースは、

 若者層を取り込むのに必要なものです。店側から

 消費者へ一方通行の宣伝ではなく、消費者も

 自発的にからむ相互問答のようなコンテンツを取り入れる
 
 ことで、顧客の興味は53%アップし、1顧客あたりの

 平均利益は11%増加します」

やったらやりっぱなし、という旧来のマーケティング

ではなく、顧客の反応を見て、そこからさらに

突っ込んだ提示をする、といった具合にマーケティングを

顧客との共同作業っぽくしてしまう、というのが

ポイントなのかもしれませんね。

「私売る人、あなた買う人」という区別というか、

垣根をできるだけ取っ払いたい、という業界の

意思が見て取れます。

買い物体験そのものを、ゲームやソーシャルメディア

と同列のものとして認識してほしいのでしょうねえ。

小売業界の試み、うまくいくかな?


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


今回はここまでです。

次回は2章に入ります。

「消費者ノウハウ」

というマクロの視点から、

いくつかのミクロ的キーワードを

ちりばめていますよ。

ではまた次回~。(*^o^*)/~

こちらもジャスチャークリック、
お願いね。
     ↓
人気ブログランキングへ

Sunday 27 November 2011

Lost and Found in Japan 1(前回書けなかったので)

東日本大震災後に日本入りして、

宮城などを取材していた海外の方の

記事をひょっこり目にしました。

震災を取り巻く活動を取材していく中から、

日本の若年層など、日本についての分析も

なされており、役に立つことがあるかもしれないので、

ちょっとつまみ食い的にご紹介。(`・ω・´)ゞ


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


震災ボランティアに参加した1人、スガノ マイコさん(27歳)、

彼女は失業中です。

彼女だけにとどまらず、仕事が見つからない若者たち

がボランティアに参加していました。

彼らは「Lost Generation(失われた世代)」と

呼ばれます。(元々は米国で第一次世界大戦中に

成人した男女のことを指しました。日本では、

1990年代の不動産バブルがはじけた後に

この言葉が入ってきました)

バブル崩壊から20年たちましたが、状況は

変わりません。

大手安定企業は、大学卒業者の中からトップの

生徒だけを採用し、中産階級に見合うだけの

給与を与えることがまだできています。

ここで漏れてしまった若者は、スタートアップ企業

からまた次へと、小さな会社を綱渡りしながら

10年以上を過ごしています。


東大の社会学研究員、Michael Dziesinskiは、

「契約社員として採用された人たちは、日本の

企業文化の中では、通常正社員になる見込みは

ありません」と言います。

「日本の若者にとって、就職で問題となのは、

戦後、学校を卒業すればそのまま就職できていた

システムが崩壊していることです。その結果、

ちょっと元気が足りない若者は、社会からこぼれ

落ちてしまいます」

その行く末は、不安定な雇用形態です。

パートやフリーランス、行き当たりばったりの仕事に

就く人は、1980年代から2倍に増え、今日では

労働人口3人に1人がそれに該当します。

第二次世界大戦後の日本は、社会が団結し、

平等主義が浸透し、中流階級の仕事が増加したと

言われていました。日本の米国との結びつきは、

1990年代にかけてより強くなって行きました。

そして、日本経済は、悪い意味で米国のそれと

より類似性を強めて行きました。

収入格差が他の先進国と比べると、広がって

いったのです。ノルウェー、スウェーデンはもとより、

なんとインドよりひどいのです(←これはちょっと信用

できませんが)。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


と、ここまでは失われた世代と呼ばれる

日本の若者についてですね。

これも長いので、続きものになりそうです。

私、そんなに根気が続くかしら。。。?(^_^;)

ではまたー。(*^o^*)/~

Wednesday 23 November 2011

Lost and Found in Japan

私はオーストラリアに住んではいますが、

日本のことはいつも気になります。

海外の新聞や雑誌を読んでいても、

「Japan」という文字が出てくると、

そこだけは、じっくりじっくり読み進めます。

今日も、見つけちゃいました。

の前に、Yahooニュースでこんな記事が。


「国王に手紙出す」=ブータン総領事館で陳謝―一川防衛相


一川保夫防衛相は22日の参院外交防衛委員会で、ブータン国王夫妻歓迎の宮中晩さん会を欠席して民主党議員の政治資金パーティーに出席したことに関し、「(ブータン国王に)手紙を出すことを含めてしっかり対応したい」と述べた。また、「反省すべきところは反省しながら自分の職責をしっかり務めあげたい」と述べ、辞任の考えはないことを重ねて強調した。佐藤正久氏(自民)への答弁。
 防衛相はこの後、都内のブータン総領事館を訪れ、「いろいろとご迷惑をお掛けして申し訳なかった。ブータン王国と友好関係を増進できるように努力したい」と陳謝した。



えっ?????????

ブータン国王夫妻歓迎の宮中晩餐会を欠席?

しかも、欠席の理由が、政治資金パーティー??

お金>ブータン国王の宮中晩餐(=職務)

ってことですかな???

防衛相として国を代表した職務はほったらかしにしてまで、

私腹を肥やしたかったのかな?

恥を知るのは日本特有の文化だと思っていましたが、

この一川保夫防衛相という方、恥の概念がないのでしょうか。

そして、ブータン国王にお手紙を書く?

よく、アメリカなどで、子供が大統領に手紙を

出し、大統領が返事までくれた、という逸話が

あったりしますが、

これ、なんか情けないのではありませんか?

いまさら何を手紙に書くんでしょう。

「僕、あなたのことなんかどうでもよくて、

お金が大事だったから、晩餐会欠席しちゃった。

ごめんね」

とでも書くのでしょうか。

本当のことを書いてしまえば、政治資金パーティーで

お金集めに奔走してたので、ブータン国王の歓待など

どうでもよかった、というのがリアルに伝わって

手紙などとても恥ずかしくて書けないはずですが。

一大臣が個人的に国王に手紙を書くというのも、

なんだか不自然極まりないような気がします。

私は一般市民的感覚でしか考えられませんが、

それでも、これは明らかに失礼、ですよね?

親日国のブータン国王に、日本を嫌いにさせたいのか?



なんなんですかね、この常識のなさ。

一国の大臣が、このお粗末レベルとは。。。

なんだか、この年代層の日本の政治家って、

日本を他国に売り飛ばそうとしたり、皇室への

敬意が欠如していたり、根本的なところで問題が

ありそうな感じがします。

お勉強はできて、良い大学に行ったのかも

しれませんが、その代わり人間としての素養が

ぽっかり抜けて、国を良くしようという意識もない。

考えているのは、自分、自分、で私腹を肥やす

ことばかり。なんでなの?

戦後世代は自虐史観の教育を一身に受けて育ち、

日本は悪くて、一生罪滅ぼしに韓国、中国に

貢がなくてはいけないと思うようになり、

そのために国民や国は犠牲になっても構わない。

海外から見てて思うのは、世界でそんなに

好感度が高い訳でもない中・韓に媚びへつらい、

本当に日本を慕ってくれている国をぞんざい

扱っている。おかしいでしょ?

優先順位が逆でしかるべきです。

それに、中国、韓国に援助をする前に、足元を

見ることです。日本で支援が必要な人、

震災も合わせて十分すぎるくらい、いるでしょう。

しかも、今ではもう、若年層は年金は払っても

定年後もらえないことはほとんどの人が知っています。

自分が納めた税金や年金が、中国や韓国に流れて

自分の元には一切戻ってこないとしたら、こんな

虚しいことはありません。

自分の家族が飢えて死にそうなのに、

「アフリカにお腹をすかせた子供がいる。

助けに行かなきゃ」

と家族をほったらかしてアフリカにボランティアに

行くのと同じくらい馬鹿げています。

政治家の方々は、いったい日本にいて何を

見ているのでしょうか。節穴なのでしょうか?

中国、韓国は、今の日本の現状を考えれば、

援助する立場の国ではありません。むしろ、

対等になり、追い越されようとしている過程です。

賠償と言うなら、アフリカ系の人を見てみてください。

何百年も奴隷として人間以下の扱いを受けてきましたが、

彼らが、「お前らのせいで両親や祖父母は大変な目にあった。

償いとして金をくれ」とせびったこと、ありました?

彼らは弱者を装って、寄生虫のように依存した生活を

する、そんな乞食のようなことはせず、社会の中で

自分たちの得意とする分野を中心に徐々にステータスを

勝ち取ってきました。今ではオバマさんが

アメリカの大統領です(彼はハーフですが)。


また、今政治家となっている年代の人は、

高度成長、バブルと、物欲主義

直球ど真ん中の世代でしょうから、自分の

利益になるか、ならないか、が物事の判断基準

の大きな柱になっている。公の視点とか、

これはモラル的にどうなのか?ということは

あまり考慮に入れてないのでは、と思ってしまいます。

そして、日本古来の相手に払う敬意や礼節の精神は

学校教育の中では学びませんので(先生によりますが)

受け継がれないまま断絶しちゃったんでしょうか。

今の若者も同じ教育を受けているかもしれませんが、

彼らはネットを使いこなすので、隠蔽や工作の裏にある

真実を知る人が多く、学校教育やお上の建前論を

必ずしも鵜呑みにはしていないと思います。

柔軟にいろんな見方をしているはずです。

ところが、現政治家世代になると、ネットを使いこなす

ことも少ないのでしょうし、意識にギャップがある

んだろうなあ。

日本人として、本当に恥ずかしい。

ブータン国王の国会での演説を読んで、

たいそう感嘆したので、こちらも合わせて

載せておきます。

天皇皇后両陛下、日本国民と皆さまに深い敬意を表しますととも
にこのたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお
受けします。

衆議院議長閣下、参議院議長閣下、内閣総理大臣閣下、国会議員の
皆様、ご列席の皆様。

世界史においてかくも傑出し、重要性を持つ機関である日本国国会
のなかで、私は偉大なる叡智、経験および功績を持つ皆様の前に、
ひとりの若者として立っております。

皆様のお役に立てるようなことを私の口から多くを申しあげられる
とは思いません。

それどころか、この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私
のほうです。

このことに対し、感謝いたします。

ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、何十年ものあい
だ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。

3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢の
ブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与え
ようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこも
った勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。

私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめてい
たことをおぼえております。

そのときからずっと、私は愛する人々を失くした家族の痛みと苦し
み、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者た
ち、そして大災害から復興しなければならない日本国民に対する私
の深い同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。

いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではあり
ません。

しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる
国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。

私はそう確信しています。

我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹で
あると考えてまいりました。

両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。

そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、
また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。

私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代
化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。

すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道
の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り
出た数々の国々に希望を与えてきました。

日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

このグローバル化した世界において、日本は技術と革新の力、勤勉
さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリ
ーダーにふさわしいのです。

世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重
んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の
精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取
り組む国民、

知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国
民であると認識してまいりました。

これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。

それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応に
も示されています。

皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。

他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆を
もたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさ
え静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。

文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した
資質の組み合わせは、

我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。


すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の
特性であり、不可分の要素です。

このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀も
の歴史から生まれてきたものなのです。

それは数年数十年で失われることはありません。

そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っている
ことでしょう。

この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で
最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。

さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と
自国の成功を常に分かち合ってきたということです。


私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通
の人間に過ぎません。

その私が申しあげたいのは、世界は日本から大きな恩恵を受けるで
あろうということです。

卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。


偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね
備えた日本国民。


他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでし
ょう。


ご列席の皆様。

いま私は祈りを捧げました。

小さな祈りですけれど、日本そして日本国民が常に平和と安定、調
和を経験しそしてこれからも繁栄を享受されますようにという祈り
です。

ありがとうございました。」




謙虚で誠実な人柄がにじみ出る、

日本への愛情を感じるスピーチでした。

日本がなぜかへこへこしている、米、中、韓で、

こんなことを言ってくれる国、あるでしょうか?

今の政治家で、ここまで真摯に日本のことを

考え、語れる人は、いますか?

一川防衛相、このスピーチに恥じない

振る舞いをして欲しかったなあ。

品格の違いをまざまざと見せつけられる記事ですねえ。

日本は、勤勉に働く一般市民から、政治家や企業トップ

などの上へ行けば行くほどモラルの低下していく確率が


増える、稀有な国です(あくまで私の印象です)。

土台となる国民がしっかりしていれば、何を乗っけても


大丈夫なのだ、という論理もないではないですが、


これからますます高齢化が進み、余裕がなくなって


いくはずなので、国のことをちゃんと考える


政治家さんを選んだほうがいいと思いますよ。

ほんとうは、違う記事のことが書きたかったのに、

これで終わっちゃいました。

また次の記事で、書き直し、しますね。

Monday 21 November 2011

小売業界の未来(4)

すっかり忘れておりました。

小売業界の未来の続き。
(シリーズもの、向いてないんじゃ・・・(^o^;))

前回は、「ストーリー性を持たせる」

ということで、商品をただ陳列しておいておく

のではなく、製品の裏側情報や、便利な使い方

などを文字や映像を駆使して伝授し、顧客の

想像力を膨らませてしまおう!好奇心や生活の

中に取り入れた時のイメージを膨らませ、思わず

顧客が手に取ってしまうような、そんな売り方も

アリではないか、というところまで、でした。(・∀・)


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


もう忘れてしまっていると思うので(私が)、

改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、

『ストーリー性を持ちこむ』

の続きを終わらせて、『顧客をスキャンする』

に移りますよー。


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


顧客に物語を感じさせるような情報を現代の

テクノロジー(スマートフォンとか)を利用して

伝えていくのですが、その中でできること。

こんなのは?

買い物客に情報を与えたら、与えっぱなしに

するのではなく、それを顧客との接点として

利用してみよう。

商品の詳細まで教え、使い方までアドバイスした、

その上で、どうしてお客がその商品を選ばなかった、

または購入するに至らなかったのか、

それを商品の欠点を見つける材料としたり、

商品開発、マーケティングの研究に活用する

ことができます。ありとあらゆる方向から、

顧客や製品について徹底研究する、これくらいの

熾烈さが、激化する小売業界には求められて

いるのかもしれません。

ではでは「ストーリー性を持たせる」

はおしまいで、(^O^)

お次は、

「顧客をスキャンする」

いきますよー。

チーズでおなじみのKraft Foods(クラフト)、

北米マーケティングの副社長はこのように

言っています。

「顧客の『リアルタイムで商品についての

情報にアクセスしたい』という望みを叶えて

あげることで、より質の高いショッピング体験

を提供でき、それが結果として売上向上という

大きな可能性に繋がっていくのです」

このKraft社、斬新なアイデアで顧客の購買意欲を

くすぐります。

スーパーマーケットにキオスクを設置しました。

これは、KraftとIntel(コンピューター

プロセッサーの会社、ですね)のジョイントです。

Intelは、「Anonymous Video Analytics」という

技術を持っておりまして、顔をスキャンする

ことで、性別や年齢までも識別出来てしまうのです。
(性転換されたお方は・・・?)

この識別情報と、1日の内の時間帯を考慮して、

そのキオスクは、個々人向けのレシピを提供

してあげます。そうすると、顧客は食事の献立が

たてやすくなり、その献立にはKraft製品がちゃんと

組み込まれているので(!)、Kraft社の売上も

上がるようになっているのです。これは、お店も

お客もどちらもなんとなく嬉しい、で理想に近い

売り上げの形かもしれません。





でも、家族連れで、各メンバー全く違ったメニュー

を提案されたらどうなるんだろう、という気が

しますが、その場合は、

「えい、全部買いだ!」ということになって、

さらに売り上げがアップするのでしょうか???


ちょっとそれますが、

「買って、買って、ねえ、買ってよ!( ・д・)/--=≡(((卍」

という意欲丸出しの店員さんがいると、私は逆に

避けてしまい、そそくさとお店を出てしまう傾向

があります。

オーストラリアもこのパターンの店員さんが多く、

店に入るとすかさず話しかけてくるので、

よほど興味がない限り、フラフラ店内を見回る、

ということができません。

皆さんはどうですか?

なので、このキオスクのような相互やりとり

はあるけど、でも圧迫はしない、という形、

私は好きかもです。ちょっとしたコンサル

形式ですよね。


こんなのもありますよ。

デパートに設けられた「mybestfit」(これ、名前が

変わって、今は「me-ality」になってます)、

と言うブース、全身をスキャンして、その人に

ピッタリの服をサイズ、ブランドの好みなどから

選べるのです。

こりゃいいですな!(*^o^)乂(^-^*)





業界からのちょこっとアドバイスを。

「小売業の観点から言うと、勝者はこんなアプリを

作れるところです。ユーザーがうまくお店に入って

来るように誘導し、そこからさらにお店や商品に

興味を持たせるようなもの」

広告も、販促も、全部アプリがやってくれる、

というわけですね。確かに人件費や広告費が

従来の比じゃなく削減でき、そのお金を充実

したカスタマーサービスやアフターフォロー、

商品自体の質向上に向けられたらいいですよね。

アプリは、ゲーム系とか、シュミレーション系の

ものなんでしょうかね、時代を反映して。


【私だったら、こんなアプリだったらお店に入っちゃう】


喪黒 福造(笑うセールスマン)をキャラに起用。


うまい話には用心せよ” をモットーに、お店の


お得情報や特典を提示しつつも、こんなところ

には気をつけてね、と言うところもアップしておく。

笑うセールスマンの場合は、こうでしたよね。

願望をかなえてあげるけど、約束を破った場合

または忠告を聞き入れなかった場合はその代償を

払わなくてはいけない。

なので、例えばいくら以上は買い物しない!と自分で

金額設定できるようにしておいて、その額超えると

全部没収で、何も買えなくなる、とか。
(あ、お店の売り上げ激減だ)

私のアプリは、お店売り上げにはまったく

貢献しないようです。

人間、飴ばかりではすぐ飽きるし、鞭ばかり

だと逃げて行く。飴と鞭効果を、程よく組み合わせた

アプリだと、程よい緊張感、ゲーム感覚の

スリル、ご褒美なんかで飽きずに買い物体験が

楽しくなるんじゃないでしょうか。

うーん、なんだか「部下をうまくやる気にさせる術」

みたいな世界ですね、これじゃ。

今回はこれまで!

次回は「ジェスチャーしながらお買いもの」

ですよ。

お楽しみに。(*^ ・^)ノ⌒☆

こちらをいまだ押してもらったことがない(涙)
思わずクリックしてしまうようなアプリ、
ないかなあ。
     ↓
人気ブログランキングへ

Tuesday 8 November 2011

3人の賢者

つい先ほどまで、サリーちゃんのトルコ人友達、

メフメットさんとエアカンさんと一緒に我が家で

デザート、お茶タイムを楽しんでいました。(・∀・)/

サリーちゃんを含め、彼ら全員ドクター、

助教授経験のある(1人はサリーちゃんと同じく

企業へ転身、もう一人は今も現役続行中)お二人

なのでした。

オーストラリアでお付き合いをする時は、大抵カップル単位、

または家族全員がぞろぞろとくっついてくるので、

家族抜きの友人だけが来る、というのは今回が

初めてかも。

家族でワイワイ来ているときは、全く普通の気のいい

お父さん、おじさん(お兄さん??)に見えて

いたのですが、単身で来て、そして博士3人の

顔ぶれが揃うと、やはりなんだか圧巻。

落ち着いた席でまじまじと見ると、

なんだか話し方やしぐさにも知的さがほとばしって、
(1名、サリーちゃんを除く)

「あ、やっぱりお勉強してる人たちなのね」

と初めて思いました(今までどれだけ失礼だったのか・・・)

3人の博士号を持つトルコ出身の男たちがオーストラリアで

集うことは、実はとても珍しいことかも。

私がいると気を遣って、トルコ語でしゃべれないだろうと

思ったので、食事は3人で外でさせて、お茶だけ家で、

という段取りにしたのですが、やっぱり家に来た

途端、全員英語に切り替わっちゃいました。!(´Д`;)

もし私が日本の友達と会って、英語でしゃべらなければ

ならなかったら、それはそれは苦痛で居心地が悪い

に違いないのですが、

なんだか悪いことしたなあ。(・・;)

アメリカ留学時代のお話に花が咲いていたのですが、
(3人とも資源や地質学が絡んでおり、
専攻が微妙にかぶっているのです)

話を聞いていると、どうやら教わった教授が

何も知らないのに教えていて七不思議だった、

しかも、就職する時の推薦状を3人とも誰ひとり

として書いてもらえなかった、という話になっていました。

「アカデミックの世界で、何も知らずに

働けないでしょ?」

と疑問に思ったのですが、

「企業でもほんとはよく分かってないのに

知ってるふりする人っているでしょ?

アカデミックにも、普通にそういう人いるよ。

テキスト見て教えればいいんだから、知らなくても

できるよ。

教授になるには、普通は何十もの論文を書いて、

それを専門雑誌やジャーナルで出版しなければ

いけないけど、カドリ(いじわる教授の名前)は

まったく論文を出してないよ。まあ、分かってないので

書けないだろうけど。確か1つだけ論文書いてたけど、

生涯それだけ。どの学会に出ても、10年以上も

いつも同じ論文を発表してるよ。スライドの色遣い

変えたり、ちょっと話を付けたしたりしてるけど、

内容はいつも同じ。」

と豪愕の発言が飛び出しました。
(3人は失笑しておりましたが)

知らないのはまだいいとして(よくないけど)、自分の

教え子へ推薦状(Referenceと言います)を書いて

あげないとは、どれだけいじわるなのか

(日本ではそういう文化はありませんが、

欧米では、就職や転職するのに、大学で教わった教授や

上司、同僚の推薦状が3通くらいないと、採用プロセスが

進まないのです)。

しかも、その教授、トルコ人。。。

同じ国から来た同胞として、少しでも後輩を助けよう

という気持ちはないものか。

3人が言うには、

「彼は何も分かってないので、生徒が同じように

アメリカの大学に残ってしまうと、自分の無知さが

ばれ、そのうち教え子に自分のポジションを

奪われると思ったから、トルコ人留学生に

対しては、推薦状を1通も書かなかったんだよ」

ということです。

サリーちゃんは、アメリカの大学に就職する推薦状

は書いてもらえなかったけど、アメリカ国外の

オーストラリアだと、なぜか書いてもらえたそうです。

国外追放なら、まあ書いてやってもいい、という

感じなんでしょうか。エアカンさんは、トルコ政府との

約束を守り、素直にトルコの大学に戻って教えた

ので、こちらは推薦状は結局必要なかった。

メフメットさんは、他の教授から推薦状をもらい、

しばらくアメリカの大学で助教授として働いたそうです。

(が、後にそのカドリさんという人は、学部長から

首を言い渡されたそうです。見ている人は、

ちゃんと見ている。成敗されちゃったんですね)

しかし、地元のアメリカ人には普通に推薦状、

書いてあげてたみたい(ゼミ仲間の1人の

アメリカ人は卒業後、スタンフォード大学の

助教授にポンっと就職してしまったそうです。

あ、ちなみに日本人留学生もいたらしく、

Atsushi君というのだそうですが、日本に帰国して

投資銀行に就職し、今では大金持ちになった、

ということです(ノ´▽`)ノ)

アメリカの大学に残り、しばらく助教授として

働いていたメフメットさんのお給料、驚いては

いけません。なんと薄給、56,000ドルだった

そうです。長年勉強し続け、この給料じゃ、

やっとられん、ということで、大学から離れ、

企業に転身しました。どうしてこんなにお給料

低いのでしょうね。私はもっともらっているものと

思っていました。結果、優秀な人は、どんどん

アカデミックな世界から離れ、使い物にならなそうな

人がどんどん昇進して教授になる、という教育現場

の悪循環が起きています。できない教授に教わる

優秀な生徒は悲劇です。

サリーちゃんも、研究者としてオーストラリアの

大学で働き始めた頃は、お給料30,000ドル

くらいだったそうです。少ないですよね・・・。

そして、留学後トルコの大学に戻って教えるという

トルコ政府との約束を反故にしたため、アメリカ、

フランス留学費用、総額400,000ドルの

半分(全額じゃなくてよかった)を返済しなければ

いけない羽目となり、実質生活費は年間

20,000ドルくらいでした。

(トルコの大学で教えれば、留学費用はチャラ、

全部政府持ちなのです。お得な制度ですよね)

ブリスベンのアパートを買って売却した利益で

2年くらいで返済出来たそうですが)

これは、反面教師とさせていただこう。

日本人の私としては、国をまたいでも

あくまで日本や日本人の活躍を応援したいもの

だなあ。

よーし、日本帰省の際は、たっぷり楽しんで、

日本にたっぷりお金を落として行きますよ!
(そっち・・・?)

眠いので、もう寝ます。
(短すぎる決意表明)

ではまたーZZzz....