Wednesday 30 November 2011

小売業の未来(5)

小売業の未来、もう5回目に入るのですが、

元のレポートは、スライドにして60枚くらい

ありまして、その内の、まだ20枚ちょっとしか

進んでない。。。(●´ω`●)ゞ

ああ、もどかしい。


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改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、1章の最後となる

『ジャスチャーしながらお買いもの』

です♪

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Razorfish社で働く1人はこのように言います。
(マーケティングなどを行う会社です。日本の電通
 とも組んでいます)

「買い物中に、ジェスチャーのような動きを

 交える要素を組み入れることで、顧客は

 買い物をとてもパーソナルなものとして捉える

 ようになります。
 (??意味が分からなかったのですが、これは
  ゲームなどと同じ原理?Wiiなど体を動かす
  ことでアドレナリンが増加して刺激的な体験と
  して認識される、ということかな?)

 これによって、顧客は感情的なつながりを持つ

 ようになり、結果として買い物かごにはいっぱいの

 商品、店へのリピート増加、少ない返品率へと

 つながります」

うーん、理論が飛躍し過ぎて私は付いていけませんが。

これは、生活の中でジェスチャーをふんだんに用いる

西洋人を基準として語られているんでしょうか。

身ぶり手ぶりを交えた体験を買い物中にさせることで、

あたかも友人や家族と話している時のような高揚感や

親密感を疑似体験させる、とかそういうこと?

たぶん、こういう理論は、なんちゃら研究所などで、

きちんと立証されておるのでしょうなあ。

私のぼやきはいいとして、

例を挙げてみましょうか?

Fraunhofer Institute of Germany、ドイツの研究所

ですが、従来の店頭を、ジェスチャー対応型の

パネルで店の商品をブラウズできるようにすることで

変化させようと試みています。人間の動きを探知する

技術で、顧客はジェスチャーの動きでパネルを

操作し、店内の全商品カタログを閲覧でき、

色違いを探したり、3Dの立体映像で見ることが

できます。ズームで細かい部分までチェックする

ことも可能です。







これ、店頭ではありますが、やっていることは店内で

商品を物色しているのと変わりませんよね?

スクリーンを操作している時点で、顧客はすでに買い物

モードに入っているはず。欲しい商品があったらば、

ネコまっしぐらで店内の商品棚へ直行するでしょう。

それに、これ、思うのですが、客が商品にペタペタ

触って、店側は

「汚れが!ヽ(*'0'*)ツ」とか

「指紋が!\(゜□゜)/」

とかハラハラしなくて済むんじゃないでしょうか?

店側のメリット、大ですね♪

お店に入ってくるのは、ほぼ買いたいものが

決まった人だけですし。ね!(?)

ちなみに、私は人がぐちゃぐちゃ触り倒した

商品は、どうにも買う気になりません。なんだか

すでに中古の雰囲気を醸し出してるような

気がして。。。


も一つ例を。

フランス、パリのバレエシューズ店、「Repetto」。

この店では、店のショーウィンドウがモニターに

なっておりまして、通行人が手振りで画面を

スクロールしたり操作ができるようになっている

のです。そして、バレエシューズ専門店らしく、

スクリーンにはバレエダンサーが画面ごとに

様々な踊りを披露してくれます。それに見とれながら、

店内にどんな商品があるのか見ることができるのです。





なかなか楽しい試みですね。

しかし、これ、パリのオペラ地区界隈にあるのですが、

通行人の邪魔にならないのでしょうか?

ジェスチャーで腕をぶんぶん振っていたら、

誤って通行人の頭をペシっとしてしまったり、

子供が手に持っていたアイスクリームを見事に

払い落し、節操のない大人と思われたり・・・。

パリのお方はスマートにそんな事態をうまく避ける

ことができるのかもしれません。

では、ここで業界人(打ち間違えで、

変換が魚介人、と出てきてびっくりした)からの

アドバイスを。

「ジェスチャーやゲーム要素を取り入れたインターフェースは、

 若者層を取り込むのに必要なものです。店側から

 消費者へ一方通行の宣伝ではなく、消費者も

 自発的にからむ相互問答のようなコンテンツを取り入れる
 
 ことで、顧客の興味は53%アップし、1顧客あたりの

 平均利益は11%増加します」

やったらやりっぱなし、という旧来のマーケティング

ではなく、顧客の反応を見て、そこからさらに

突っ込んだ提示をする、といった具合にマーケティングを

顧客との共同作業っぽくしてしまう、というのが

ポイントなのかもしれませんね。

「私売る人、あなた買う人」という区別というか、

垣根をできるだけ取っ払いたい、という業界の

意思が見て取れます。

買い物体験そのものを、ゲームやソーシャルメディア

と同列のものとして認識してほしいのでしょうねえ。

小売業界の試み、うまくいくかな?


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今回はここまでです。

次回は2章に入ります。

「消費者ノウハウ」

というマクロの視点から、

いくつかのミクロ的キーワードを

ちりばめていますよ。

ではまた次回~。(*^o^*)/~

こちらもジャスチャークリック、
お願いね。
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Sunday 27 November 2011

Lost and Found in Japan 1(前回書けなかったので)

東日本大震災後に日本入りして、

宮城などを取材していた海外の方の

記事をひょっこり目にしました。

震災を取り巻く活動を取材していく中から、

日本の若年層など、日本についての分析も

なされており、役に立つことがあるかもしれないので、

ちょっとつまみ食い的にご紹介。(`・ω・´)ゞ


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震災ボランティアに参加した1人、スガノ マイコさん(27歳)、

彼女は失業中です。

彼女だけにとどまらず、仕事が見つからない若者たち

がボランティアに参加していました。

彼らは「Lost Generation(失われた世代)」と

呼ばれます。(元々は米国で第一次世界大戦中に

成人した男女のことを指しました。日本では、

1990年代の不動産バブルがはじけた後に

この言葉が入ってきました)

バブル崩壊から20年たちましたが、状況は

変わりません。

大手安定企業は、大学卒業者の中からトップの

生徒だけを採用し、中産階級に見合うだけの

給与を与えることがまだできています。

ここで漏れてしまった若者は、スタートアップ企業

からまた次へと、小さな会社を綱渡りしながら

10年以上を過ごしています。


東大の社会学研究員、Michael Dziesinskiは、

「契約社員として採用された人たちは、日本の

企業文化の中では、通常正社員になる見込みは

ありません」と言います。

「日本の若者にとって、就職で問題となのは、

戦後、学校を卒業すればそのまま就職できていた

システムが崩壊していることです。その結果、

ちょっと元気が足りない若者は、社会からこぼれ

落ちてしまいます」

その行く末は、不安定な雇用形態です。

パートやフリーランス、行き当たりばったりの仕事に

就く人は、1980年代から2倍に増え、今日では

労働人口3人に1人がそれに該当します。

第二次世界大戦後の日本は、社会が団結し、

平等主義が浸透し、中流階級の仕事が増加したと

言われていました。日本の米国との結びつきは、

1990年代にかけてより強くなって行きました。

そして、日本経済は、悪い意味で米国のそれと

より類似性を強めて行きました。

収入格差が他の先進国と比べると、広がって

いったのです。ノルウェー、スウェーデンはもとより、

なんとインドよりひどいのです(←これはちょっと信用

できませんが)。


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と、ここまでは失われた世代と呼ばれる

日本の若者についてですね。

これも長いので、続きものになりそうです。

私、そんなに根気が続くかしら。。。?(^_^;)

ではまたー。(*^o^*)/~

Wednesday 23 November 2011

Lost and Found in Japan

私はオーストラリアに住んではいますが、

日本のことはいつも気になります。

海外の新聞や雑誌を読んでいても、

「Japan」という文字が出てくると、

そこだけは、じっくりじっくり読み進めます。

今日も、見つけちゃいました。

の前に、Yahooニュースでこんな記事が。


「国王に手紙出す」=ブータン総領事館で陳謝―一川防衛相


一川保夫防衛相は22日の参院外交防衛委員会で、ブータン国王夫妻歓迎の宮中晩さん会を欠席して民主党議員の政治資金パーティーに出席したことに関し、「(ブータン国王に)手紙を出すことを含めてしっかり対応したい」と述べた。また、「反省すべきところは反省しながら自分の職責をしっかり務めあげたい」と述べ、辞任の考えはないことを重ねて強調した。佐藤正久氏(自民)への答弁。
 防衛相はこの後、都内のブータン総領事館を訪れ、「いろいろとご迷惑をお掛けして申し訳なかった。ブータン王国と友好関係を増進できるように努力したい」と陳謝した。



えっ?????????

ブータン国王夫妻歓迎の宮中晩餐会を欠席?

しかも、欠席の理由が、政治資金パーティー??

お金>ブータン国王の宮中晩餐(=職務)

ってことですかな???

防衛相として国を代表した職務はほったらかしにしてまで、

私腹を肥やしたかったのかな?

恥を知るのは日本特有の文化だと思っていましたが、

この一川保夫防衛相という方、恥の概念がないのでしょうか。

そして、ブータン国王にお手紙を書く?

よく、アメリカなどで、子供が大統領に手紙を

出し、大統領が返事までくれた、という逸話が

あったりしますが、

これ、なんか情けないのではありませんか?

いまさら何を手紙に書くんでしょう。

「僕、あなたのことなんかどうでもよくて、

お金が大事だったから、晩餐会欠席しちゃった。

ごめんね」

とでも書くのでしょうか。

本当のことを書いてしまえば、政治資金パーティーで

お金集めに奔走してたので、ブータン国王の歓待など

どうでもよかった、というのがリアルに伝わって

手紙などとても恥ずかしくて書けないはずですが。

一大臣が個人的に国王に手紙を書くというのも、

なんだか不自然極まりないような気がします。

私は一般市民的感覚でしか考えられませんが、

それでも、これは明らかに失礼、ですよね?

親日国のブータン国王に、日本を嫌いにさせたいのか?



なんなんですかね、この常識のなさ。

一国の大臣が、このお粗末レベルとは。。。

なんだか、この年代層の日本の政治家って、

日本を他国に売り飛ばそうとしたり、皇室への

敬意が欠如していたり、根本的なところで問題が

ありそうな感じがします。

お勉強はできて、良い大学に行ったのかも

しれませんが、その代わり人間としての素養が

ぽっかり抜けて、国を良くしようという意識もない。

考えているのは、自分、自分、で私腹を肥やす

ことばかり。なんでなの?

戦後世代は自虐史観の教育を一身に受けて育ち、

日本は悪くて、一生罪滅ぼしに韓国、中国に

貢がなくてはいけないと思うようになり、

そのために国民や国は犠牲になっても構わない。

海外から見てて思うのは、世界でそんなに

好感度が高い訳でもない中・韓に媚びへつらい、

本当に日本を慕ってくれている国をぞんざい

扱っている。おかしいでしょ?

優先順位が逆でしかるべきです。

それに、中国、韓国に援助をする前に、足元を

見ることです。日本で支援が必要な人、

震災も合わせて十分すぎるくらい、いるでしょう。

しかも、今ではもう、若年層は年金は払っても

定年後もらえないことはほとんどの人が知っています。

自分が納めた税金や年金が、中国や韓国に流れて

自分の元には一切戻ってこないとしたら、こんな

虚しいことはありません。

自分の家族が飢えて死にそうなのに、

「アフリカにお腹をすかせた子供がいる。

助けに行かなきゃ」

と家族をほったらかしてアフリカにボランティアに

行くのと同じくらい馬鹿げています。

政治家の方々は、いったい日本にいて何を

見ているのでしょうか。節穴なのでしょうか?

中国、韓国は、今の日本の現状を考えれば、

援助する立場の国ではありません。むしろ、

対等になり、追い越されようとしている過程です。

賠償と言うなら、アフリカ系の人を見てみてください。

何百年も奴隷として人間以下の扱いを受けてきましたが、

彼らが、「お前らのせいで両親や祖父母は大変な目にあった。

償いとして金をくれ」とせびったこと、ありました?

彼らは弱者を装って、寄生虫のように依存した生活を

する、そんな乞食のようなことはせず、社会の中で

自分たちの得意とする分野を中心に徐々にステータスを

勝ち取ってきました。今ではオバマさんが

アメリカの大統領です(彼はハーフですが)。


また、今政治家となっている年代の人は、

高度成長、バブルと、物欲主義

直球ど真ん中の世代でしょうから、自分の

利益になるか、ならないか、が物事の判断基準

の大きな柱になっている。公の視点とか、

これはモラル的にどうなのか?ということは

あまり考慮に入れてないのでは、と思ってしまいます。

そして、日本古来の相手に払う敬意や礼節の精神は

学校教育の中では学びませんので(先生によりますが)

受け継がれないまま断絶しちゃったんでしょうか。

今の若者も同じ教育を受けているかもしれませんが、

彼らはネットを使いこなすので、隠蔽や工作の裏にある

真実を知る人が多く、学校教育やお上の建前論を

必ずしも鵜呑みにはしていないと思います。

柔軟にいろんな見方をしているはずです。

ところが、現政治家世代になると、ネットを使いこなす

ことも少ないのでしょうし、意識にギャップがある

んだろうなあ。

日本人として、本当に恥ずかしい。

ブータン国王の国会での演説を読んで、

たいそう感嘆したので、こちらも合わせて

載せておきます。

天皇皇后両陛下、日本国民と皆さまに深い敬意を表しますととも
にこのたび日本国国会で演説する機会を賜りましたことを謹んでお
受けします。

衆議院議長閣下、参議院議長閣下、内閣総理大臣閣下、国会議員の
皆様、ご列席の皆様。

世界史においてかくも傑出し、重要性を持つ機関である日本国国会
のなかで、私は偉大なる叡智、経験および功績を持つ皆様の前に、
ひとりの若者として立っております。

皆様のお役に立てるようなことを私の口から多くを申しあげられる
とは思いません。

それどころか、この歴史的瞬間から多くを得ようとしているのは私
のほうです。

このことに対し、感謝いたします。

ブータン国民は常に日本に強い愛着の心を持ち、何十年ものあい
だ偉大な日本の成功を心情的に分かちあってまいりました。

3月の壊滅的な地震と津波のあと、ブータンの至るところで大勢の
ブータン人が寺院や僧院を訪れ、日本国民になぐさめと支えを与え
ようと、供養のための灯明を捧げつつ、ささやかながらも心のこも
った勤めを行うのを目にし、私は深く心を動かされました。

私自身は押し寄せる津波のニュースをなすすべもなく見つめてい
たことをおぼえております。

そのときからずっと、私は愛する人々を失くした家族の痛みと苦し
み、生活基盤を失った人々、人生が完全に変わってしまった若者た
ち、そして大災害から復興しなければならない日本国民に対する私
の深い同情を、直接お伝えできる日を待ち望んでまいりました。

いかなる国の国民も決してこのような苦難を経験すべきではあり
ません。

しかし仮にこのような不幸からより強く、より大きく立ち上がれる
国があるとすれば、それは日本と日本国民であります。

私はそう確信しています。

我々ブータンに暮らす者は常に日本国民を親愛なる兄弟・姉妹で
あると考えてまいりました。

両国民を結びつけるものは家族、誠実さ。

そして名誉を守り個人の希望よりも地域社会や国家の望みを優先し、
また自己よりも公益を高く位置づける強い気持ちなどであります。

私は若き父とその世代の者が何十年も前から、日本がアジアを近代
化に導くのを誇らしく見ていたのを知っています。

すなわち日本は当時開発途上地域であったアジアに自信と進むべき道
の自覚をもたらし、以降日本のあとについて世界経済の最先端に躍り
出た数々の国々に希望を与えてきました。

日本は過去にも、そして現代もリーダーであり続けます。

このグローバル化した世界において、日本は技術と革新の力、勤勉
さと責任、強固な伝統的価値における模範であり、これまで以上にリ
ーダーにふさわしいのです。

世界は常に日本のことを大変な名誉と誇り、そして規律を重
んじる国民、歴史に裏打ちされた誇り高き伝統を持つ国民、不屈の
精神、断固たる決意、そして秀でることへ願望を持って何事にも取
り組む国民、

知行合一、兄弟愛や友人との揺るぎない強さと気丈さを併せ持つ国
民であると認識してまいりました。

これは神話ではなく現実であると謹んで申しあげたいと思います。

それは近年の不幸な経済不況や、3月の自然災害への皆様の対応に
も示されています。

皆様、日本および日本国民は素晴らしい資質を示されました。

他の国であれば国家を打ち砕き、無秩序、大混乱、そして悲嘆を
もたらしたであろう事態に、日本国民の皆様は最悪の状況下でさ
え静かな尊厳、自信、規律、心の強さを持って対処されました。

文化、伝統および価値にしっかりと根付いたこのような卓越した
資質の組み合わせは、

我々の現代の世界で見出すことはほぼ不可能です。


すべての国がそうありたいと切望しますが、これは日本人特有の
特性であり、不可分の要素です。

このような価値観や資質が、昨日生まれたものではなく、何世紀も
の歴史から生まれてきたものなのです。

それは数年数十年で失われることはありません。

そうした力を備えた日本には、非常に素晴らしい未来が待っている
ことでしょう。

この力を通じて日本はあらゆる逆境から繰り返し立ち直り、世界で
最も成功した国のひとつとして地位を築いてきました。

さらに注目に値すべきは、日本がためらうことなく世界中の人々と
自国の成功を常に分かち合ってきたということです。


私は専門家でも学者でもなく日本に深い親愛の情を抱くごく普通
の人間に過ぎません。

その私が申しあげたいのは、世界は日本から大きな恩恵を受けるで
あろうということです。

卓越性や技術革新がなんたるかを体現する日本。


偉大な決断と業績を成し遂げつつも、静かな尊厳と謙虚さとを兼ね
備えた日本国民。


他の国々の模範となるこの国から、世界は大きな恩恵を受けるでし
ょう。


ご列席の皆様。

いま私は祈りを捧げました。

小さな祈りですけれど、日本そして日本国民が常に平和と安定、調
和を経験しそしてこれからも繁栄を享受されますようにという祈り
です。

ありがとうございました。」




謙虚で誠実な人柄がにじみ出る、

日本への愛情を感じるスピーチでした。

日本がなぜかへこへこしている、米、中、韓で、

こんなことを言ってくれる国、あるでしょうか?

今の政治家で、ここまで真摯に日本のことを

考え、語れる人は、いますか?

一川防衛相、このスピーチに恥じない

振る舞いをして欲しかったなあ。

品格の違いをまざまざと見せつけられる記事ですねえ。

日本は、勤勉に働く一般市民から、政治家や企業トップ

などの上へ行けば行くほどモラルの低下していく確率が


増える、稀有な国です(あくまで私の印象です)。

土台となる国民がしっかりしていれば、何を乗っけても


大丈夫なのだ、という論理もないではないですが、


これからますます高齢化が進み、余裕がなくなって


いくはずなので、国のことをちゃんと考える


政治家さんを選んだほうがいいと思いますよ。

ほんとうは、違う記事のことが書きたかったのに、

これで終わっちゃいました。

また次の記事で、書き直し、しますね。

Monday 21 November 2011

小売業界の未来(4)

すっかり忘れておりました。

小売業界の未来の続き。
(シリーズもの、向いてないんじゃ・・・(^o^;))

前回は、「ストーリー性を持たせる」

ということで、商品をただ陳列しておいておく

のではなく、製品の裏側情報や、便利な使い方

などを文字や映像を駆使して伝授し、顧客の

想像力を膨らませてしまおう!好奇心や生活の

中に取り入れた時のイメージを膨らませ、思わず

顧客が手に取ってしまうような、そんな売り方も

アリではないか、というところまで、でした。(・∀・)


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もう忘れてしまっていると思うので(私が)、

改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、

『ストーリー性を持ちこむ』

の続きを終わらせて、『顧客をスキャンする』

に移りますよー。


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顧客に物語を感じさせるような情報を現代の

テクノロジー(スマートフォンとか)を利用して

伝えていくのですが、その中でできること。

こんなのは?

買い物客に情報を与えたら、与えっぱなしに

するのではなく、それを顧客との接点として

利用してみよう。

商品の詳細まで教え、使い方までアドバイスした、

その上で、どうしてお客がその商品を選ばなかった、

または購入するに至らなかったのか、

それを商品の欠点を見つける材料としたり、

商品開発、マーケティングの研究に活用する

ことができます。ありとあらゆる方向から、

顧客や製品について徹底研究する、これくらいの

熾烈さが、激化する小売業界には求められて

いるのかもしれません。

ではでは「ストーリー性を持たせる」

はおしまいで、(^O^)

お次は、

「顧客をスキャンする」

いきますよー。

チーズでおなじみのKraft Foods(クラフト)、

北米マーケティングの副社長はこのように

言っています。

「顧客の『リアルタイムで商品についての

情報にアクセスしたい』という望みを叶えて

あげることで、より質の高いショッピング体験

を提供でき、それが結果として売上向上という

大きな可能性に繋がっていくのです」

このKraft社、斬新なアイデアで顧客の購買意欲を

くすぐります。

スーパーマーケットにキオスクを設置しました。

これは、KraftとIntel(コンピューター

プロセッサーの会社、ですね)のジョイントです。

Intelは、「Anonymous Video Analytics」という

技術を持っておりまして、顔をスキャンする

ことで、性別や年齢までも識別出来てしまうのです。
(性転換されたお方は・・・?)

この識別情報と、1日の内の時間帯を考慮して、

そのキオスクは、個々人向けのレシピを提供

してあげます。そうすると、顧客は食事の献立が

たてやすくなり、その献立にはKraft製品がちゃんと

組み込まれているので(!)、Kraft社の売上も

上がるようになっているのです。これは、お店も

お客もどちらもなんとなく嬉しい、で理想に近い

売り上げの形かもしれません。





でも、家族連れで、各メンバー全く違ったメニュー

を提案されたらどうなるんだろう、という気が

しますが、その場合は、

「えい、全部買いだ!」ということになって、

さらに売り上げがアップするのでしょうか???


ちょっとそれますが、

「買って、買って、ねえ、買ってよ!( ・д・)/--=≡(((卍」

という意欲丸出しの店員さんがいると、私は逆に

避けてしまい、そそくさとお店を出てしまう傾向

があります。

オーストラリアもこのパターンの店員さんが多く、

店に入るとすかさず話しかけてくるので、

よほど興味がない限り、フラフラ店内を見回る、

ということができません。

皆さんはどうですか?

なので、このキオスクのような相互やりとり

はあるけど、でも圧迫はしない、という形、

私は好きかもです。ちょっとしたコンサル

形式ですよね。


こんなのもありますよ。

デパートに設けられた「mybestfit」(これ、名前が

変わって、今は「me-ality」になってます)、

と言うブース、全身をスキャンして、その人に

ピッタリの服をサイズ、ブランドの好みなどから

選べるのです。

こりゃいいですな!(*^o^)乂(^-^*)





業界からのちょこっとアドバイスを。

「小売業の観点から言うと、勝者はこんなアプリを

作れるところです。ユーザーがうまくお店に入って

来るように誘導し、そこからさらにお店や商品に

興味を持たせるようなもの」

広告も、販促も、全部アプリがやってくれる、

というわけですね。確かに人件費や広告費が

従来の比じゃなく削減でき、そのお金を充実

したカスタマーサービスやアフターフォロー、

商品自体の質向上に向けられたらいいですよね。

アプリは、ゲーム系とか、シュミレーション系の

ものなんでしょうかね、時代を反映して。


【私だったら、こんなアプリだったらお店に入っちゃう】


喪黒 福造(笑うセールスマン)をキャラに起用。


うまい話には用心せよ” をモットーに、お店の


お得情報や特典を提示しつつも、こんなところ

には気をつけてね、と言うところもアップしておく。

笑うセールスマンの場合は、こうでしたよね。

願望をかなえてあげるけど、約束を破った場合

または忠告を聞き入れなかった場合はその代償を

払わなくてはいけない。

なので、例えばいくら以上は買い物しない!と自分で

金額設定できるようにしておいて、その額超えると

全部没収で、何も買えなくなる、とか。
(あ、お店の売り上げ激減だ)

私のアプリは、お店売り上げにはまったく

貢献しないようです。

人間、飴ばかりではすぐ飽きるし、鞭ばかり

だと逃げて行く。飴と鞭効果を、程よく組み合わせた

アプリだと、程よい緊張感、ゲーム感覚の

スリル、ご褒美なんかで飽きずに買い物体験が

楽しくなるんじゃないでしょうか。

うーん、なんだか「部下をうまくやる気にさせる術」

みたいな世界ですね、これじゃ。

今回はこれまで!

次回は「ジェスチャーしながらお買いもの」

ですよ。

お楽しみに。(*^ ・^)ノ⌒☆

こちらをいまだ押してもらったことがない(涙)
思わずクリックしてしまうようなアプリ、
ないかなあ。
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Tuesday 8 November 2011

3人の賢者

つい先ほどまで、サリーちゃんのトルコ人友達、

メフメットさんとエアカンさんと一緒に我が家で

デザート、お茶タイムを楽しんでいました。(・∀・)/

サリーちゃんを含め、彼ら全員ドクター、

助教授経験のある(1人はサリーちゃんと同じく

企業へ転身、もう一人は今も現役続行中)お二人

なのでした。

オーストラリアでお付き合いをする時は、大抵カップル単位、

または家族全員がぞろぞろとくっついてくるので、

家族抜きの友人だけが来る、というのは今回が

初めてかも。

家族でワイワイ来ているときは、全く普通の気のいい

お父さん、おじさん(お兄さん??)に見えて

いたのですが、単身で来て、そして博士3人の

顔ぶれが揃うと、やはりなんだか圧巻。

落ち着いた席でまじまじと見ると、

なんだか話し方やしぐさにも知的さがほとばしって、
(1名、サリーちゃんを除く)

「あ、やっぱりお勉強してる人たちなのね」

と初めて思いました(今までどれだけ失礼だったのか・・・)

3人の博士号を持つトルコ出身の男たちがオーストラリアで

集うことは、実はとても珍しいことかも。

私がいると気を遣って、トルコ語でしゃべれないだろうと

思ったので、食事は3人で外でさせて、お茶だけ家で、

という段取りにしたのですが、やっぱり家に来た

途端、全員英語に切り替わっちゃいました。!(´Д`;)

もし私が日本の友達と会って、英語でしゃべらなければ

ならなかったら、それはそれは苦痛で居心地が悪い

に違いないのですが、

なんだか悪いことしたなあ。(・・;)

アメリカ留学時代のお話に花が咲いていたのですが、
(3人とも資源や地質学が絡んでおり、
専攻が微妙にかぶっているのです)

話を聞いていると、どうやら教わった教授が

何も知らないのに教えていて七不思議だった、

しかも、就職する時の推薦状を3人とも誰ひとり

として書いてもらえなかった、という話になっていました。

「アカデミックの世界で、何も知らずに

働けないでしょ?」

と疑問に思ったのですが、

「企業でもほんとはよく分かってないのに

知ってるふりする人っているでしょ?

アカデミックにも、普通にそういう人いるよ。

テキスト見て教えればいいんだから、知らなくても

できるよ。

教授になるには、普通は何十もの論文を書いて、

それを専門雑誌やジャーナルで出版しなければ

いけないけど、カドリ(いじわる教授の名前)は

まったく論文を出してないよ。まあ、分かってないので

書けないだろうけど。確か1つだけ論文書いてたけど、

生涯それだけ。どの学会に出ても、10年以上も

いつも同じ論文を発表してるよ。スライドの色遣い

変えたり、ちょっと話を付けたしたりしてるけど、

内容はいつも同じ。」

と豪愕の発言が飛び出しました。
(3人は失笑しておりましたが)

知らないのはまだいいとして(よくないけど)、自分の

教え子へ推薦状(Referenceと言います)を書いて

あげないとは、どれだけいじわるなのか

(日本ではそういう文化はありませんが、

欧米では、就職や転職するのに、大学で教わった教授や

上司、同僚の推薦状が3通くらいないと、採用プロセスが

進まないのです)。

しかも、その教授、トルコ人。。。

同じ国から来た同胞として、少しでも後輩を助けよう

という気持ちはないものか。

3人が言うには、

「彼は何も分かってないので、生徒が同じように

アメリカの大学に残ってしまうと、自分の無知さが

ばれ、そのうち教え子に自分のポジションを

奪われると思ったから、トルコ人留学生に

対しては、推薦状を1通も書かなかったんだよ」

ということです。

サリーちゃんは、アメリカの大学に就職する推薦状

は書いてもらえなかったけど、アメリカ国外の

オーストラリアだと、なぜか書いてもらえたそうです。

国外追放なら、まあ書いてやってもいい、という

感じなんでしょうか。エアカンさんは、トルコ政府との

約束を守り、素直にトルコの大学に戻って教えた

ので、こちらは推薦状は結局必要なかった。

メフメットさんは、他の教授から推薦状をもらい、

しばらくアメリカの大学で助教授として働いたそうです。

(が、後にそのカドリさんという人は、学部長から

首を言い渡されたそうです。見ている人は、

ちゃんと見ている。成敗されちゃったんですね)

しかし、地元のアメリカ人には普通に推薦状、

書いてあげてたみたい(ゼミ仲間の1人の

アメリカ人は卒業後、スタンフォード大学の

助教授にポンっと就職してしまったそうです。

あ、ちなみに日本人留学生もいたらしく、

Atsushi君というのだそうですが、日本に帰国して

投資銀行に就職し、今では大金持ちになった、

ということです(ノ´▽`)ノ)

アメリカの大学に残り、しばらく助教授として

働いていたメフメットさんのお給料、驚いては

いけません。なんと薄給、56,000ドルだった

そうです。長年勉強し続け、この給料じゃ、

やっとられん、ということで、大学から離れ、

企業に転身しました。どうしてこんなにお給料

低いのでしょうね。私はもっともらっているものと

思っていました。結果、優秀な人は、どんどん

アカデミックな世界から離れ、使い物にならなそうな

人がどんどん昇進して教授になる、という教育現場

の悪循環が起きています。できない教授に教わる

優秀な生徒は悲劇です。

サリーちゃんも、研究者としてオーストラリアの

大学で働き始めた頃は、お給料30,000ドル

くらいだったそうです。少ないですよね・・・。

そして、留学後トルコの大学に戻って教えるという

トルコ政府との約束を反故にしたため、アメリカ、

フランス留学費用、総額400,000ドルの

半分(全額じゃなくてよかった)を返済しなければ

いけない羽目となり、実質生活費は年間

20,000ドルくらいでした。

(トルコの大学で教えれば、留学費用はチャラ、

全部政府持ちなのです。お得な制度ですよね)

ブリスベンのアパートを買って売却した利益で

2年くらいで返済出来たそうですが)

これは、反面教師とさせていただこう。

日本人の私としては、国をまたいでも

あくまで日本や日本人の活躍を応援したいもの

だなあ。

よーし、日本帰省の際は、たっぷり楽しんで、

日本にたっぷりお金を落として行きますよ!
(そっち・・・?)

眠いので、もう寝ます。
(短すぎる決意表明)

ではまたーZZzz....


計画も楽しみのひとつ

ちょっとしばらくブログが更新できていません
(すみません(^_^;))。

今、来年2月の日本帰省の計画をたてている

真っ最中なのです。

夫サリーちゃんも合流するかどうかで悩んで

いるので(ネコのジンジャーを置いて旅行が

できるのか?というところ)、飛行機のチケット

はまだうじうじしているのですが、

滞在中のコンサートのチケットは次々とゲットし、

今のところ2月14日のバレンタインを皮切りに、

10日間位連日連夜コンサート三昧の予定と

なっています。ヾ(@^▽^@)ノ

他にも、友人がロシアのボリショイバレエのチケット

を取ってくれていますし、レストランもこれから

楽しみに発掘&予約していく所存です(最近日本語が変)。

確か、こま切れに「小売業の未来」の記事も

書いていたはずですが、落ち着いたらまた続きを

書きますね。

それでは、日本は秋の夜長、しんみりと

過ごされてください(*^o^*)/~(やっぱり日本語変??)


Tuesday 1 November 2011

Neo Japanese Cuisine

昨年日本に帰省した時に、

バレエを一緒に観に行った友人が、

ワインテイスティングに行っているという、

ソムリエ田崎真也さんプロデュースのお店へ

連れて行ってくれました。(・∀・)


  (ワインが以外にもお値打ち価格だった) 


お料理はフレンチ系だったため、こってり感が

ありましたが、確か他にもプロデュースしている

和食のお店(ワインとも合うという噂)が気になります。

なぜなら、ワインに合う食事って、我家のおもてなし

でも応用できるから!(°∀°)b


オーストラリアは、意外や意外、ワイン天国なのです。

オーストラリアで生まれ育った人は、ビールを飲む

人が多いですが(そして、吐くまで飲み続ける、または

喧嘩を吹っ掛けるレベルまで泥酔するのが常です。

お酒のたしなみ方を知らないのか・・・?)

それ以外のヨーロッパ系移民組は、ワインを好む

人が多いです。

我家では、実は料理で日本食を出したことが

ありません。ワインに合うように思えないから。

しかし、もしワインに合う和食というものが

あるなら、ぜひ作ってゲストをびっくりさせたい!(*^.^*)

本当にイケるのであれば、「和食+ワイン」という

新しい流行がオーストラリアでも生まれるかも

しれない。ヘルシーな日本食は常に肥満と戦う

オーストラリア国民には人気で、寿司ショップも

続々とできているので、よく飲まれるワインの

お供に日本食、となれば、日本食材の取引も

増え、日本経済復興に寄与するかも。

(でも、今は全くダメです。放射能汚染を警戒

 され、日本食料品店が潰れました(悲)o(;△;)o)

話が逸れますが、こちらの日本食(寿司系やお弁当)

のお店、どう見ても中国系か韓国系が日本食の

名前だけ使って商売してるでしょ、というのが

多いです。

今、私の住むパースは、昔の日本のバブルは

こんな風に始まったのかなあ、と思われるような

景気の良さが漂い始めています。

なんと、あのNY、ロンドン、東京に超一流

日本レストランとして名を連ねる

「NOBU」までが進出してきたのです。

ここらで、オーストラリアワインもよく理解して

いらっしゃるであろう田崎氏、オーストラリアに

ワインと楽しむNeo Japanese Cuisineなるお店を

プロデュースしていただいて、日本は車だけでなく

食文化でもどんどん進出して欲しいものです。

私も小さな一歩として、来年2月に日本に帰省したら、

田崎氏の書籍を買って参考にさせていただきますぞ。

今のところ見つけたのはこの本たち。


          (うなぎでワインが飲めますか?憎いタイトルですねー)
                

そしてこちら。


         (ワイン生活ー楽しく飲むための200のヒント。
          ヒントが200もあったら飲み過ぎ必至だぁ!)


ちょっと難しげなこちらも。



           (言葉にして伝える技術。
            私がディナーの席でソムリエのごとくワインの説明を
            始めたら、失笑を買うこと必至なので、これはあくまで参考、ね)   


これは、いいぞ!バイブル決定。



           (接待の一流。おもてなしは技術です。
            もてなしが技術だったとは・・・働いていた
            頃に読んでおきたかったなあ。)



まだまだあるぞ。



          (ワインによく合うおつまみ手帖。
           これはぜひレシピに加えねばならぬ(武士風。固い決意(`・ω・´)ゞ))                   
                                                        

よりどりみどり、盛り沢山。

日本帰省がますます楽しみになってきました。三 (/ ^^)/

ワイングラスをテーブルで「バッシャーン」
と勢いよくひっくり返してしまったことがある
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