Wednesday 30 November 2011

小売業の未来(5)

小売業の未来、もう5回目に入るのですが、

元のレポートは、スライドにして60枚くらい

ありまして、その内の、まだ20枚ちょっとしか

進んでない。。。(●´ω`●)ゞ

ああ、もどかしい。


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改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、1章の最後となる

『ジャスチャーしながらお買いもの』

です♪

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Razorfish社で働く1人はこのように言います。
(マーケティングなどを行う会社です。日本の電通
 とも組んでいます)

「買い物中に、ジェスチャーのような動きを

 交える要素を組み入れることで、顧客は

 買い物をとてもパーソナルなものとして捉える

 ようになります。
 (??意味が分からなかったのですが、これは
  ゲームなどと同じ原理?Wiiなど体を動かす
  ことでアドレナリンが増加して刺激的な体験と
  して認識される、ということかな?)

 これによって、顧客は感情的なつながりを持つ

 ようになり、結果として買い物かごにはいっぱいの

 商品、店へのリピート増加、少ない返品率へと

 つながります」

うーん、理論が飛躍し過ぎて私は付いていけませんが。

これは、生活の中でジェスチャーをふんだんに用いる

西洋人を基準として語られているんでしょうか。

身ぶり手ぶりを交えた体験を買い物中にさせることで、

あたかも友人や家族と話している時のような高揚感や

親密感を疑似体験させる、とかそういうこと?

たぶん、こういう理論は、なんちゃら研究所などで、

きちんと立証されておるのでしょうなあ。

私のぼやきはいいとして、

例を挙げてみましょうか?

Fraunhofer Institute of Germany、ドイツの研究所

ですが、従来の店頭を、ジェスチャー対応型の

パネルで店の商品をブラウズできるようにすることで

変化させようと試みています。人間の動きを探知する

技術で、顧客はジェスチャーの動きでパネルを

操作し、店内の全商品カタログを閲覧でき、

色違いを探したり、3Dの立体映像で見ることが

できます。ズームで細かい部分までチェックする

ことも可能です。







これ、店頭ではありますが、やっていることは店内で

商品を物色しているのと変わりませんよね?

スクリーンを操作している時点で、顧客はすでに買い物

モードに入っているはず。欲しい商品があったらば、

ネコまっしぐらで店内の商品棚へ直行するでしょう。

それに、これ、思うのですが、客が商品にペタペタ

触って、店側は

「汚れが!ヽ(*'0'*)ツ」とか

「指紋が!\(゜□゜)/」

とかハラハラしなくて済むんじゃないでしょうか?

店側のメリット、大ですね♪

お店に入ってくるのは、ほぼ買いたいものが

決まった人だけですし。ね!(?)

ちなみに、私は人がぐちゃぐちゃ触り倒した

商品は、どうにも買う気になりません。なんだか

すでに中古の雰囲気を醸し出してるような

気がして。。。


も一つ例を。

フランス、パリのバレエシューズ店、「Repetto」。

この店では、店のショーウィンドウがモニターに

なっておりまして、通行人が手振りで画面を

スクロールしたり操作ができるようになっている

のです。そして、バレエシューズ専門店らしく、

スクリーンにはバレエダンサーが画面ごとに

様々な踊りを披露してくれます。それに見とれながら、

店内にどんな商品があるのか見ることができるのです。





なかなか楽しい試みですね。

しかし、これ、パリのオペラ地区界隈にあるのですが、

通行人の邪魔にならないのでしょうか?

ジェスチャーで腕をぶんぶん振っていたら、

誤って通行人の頭をペシっとしてしまったり、

子供が手に持っていたアイスクリームを見事に

払い落し、節操のない大人と思われたり・・・。

パリのお方はスマートにそんな事態をうまく避ける

ことができるのかもしれません。

では、ここで業界人(打ち間違えで、

変換が魚介人、と出てきてびっくりした)からの

アドバイスを。

「ジェスチャーやゲーム要素を取り入れたインターフェースは、

 若者層を取り込むのに必要なものです。店側から

 消費者へ一方通行の宣伝ではなく、消費者も

 自発的にからむ相互問答のようなコンテンツを取り入れる
 
 ことで、顧客の興味は53%アップし、1顧客あたりの

 平均利益は11%増加します」

やったらやりっぱなし、という旧来のマーケティング

ではなく、顧客の反応を見て、そこからさらに

突っ込んだ提示をする、といった具合にマーケティングを

顧客との共同作業っぽくしてしまう、というのが

ポイントなのかもしれませんね。

「私売る人、あなた買う人」という区別というか、

垣根をできるだけ取っ払いたい、という業界の

意思が見て取れます。

買い物体験そのものを、ゲームやソーシャルメディア

と同列のものとして認識してほしいのでしょうねえ。

小売業界の試み、うまくいくかな?


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今回はここまでです。

次回は2章に入ります。

「消費者ノウハウ」

というマクロの視点から、

いくつかのミクロ的キーワードを

ちりばめていますよ。

ではまた次回~。(*^o^*)/~

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