Saturday 15 October 2011

万年床、ならぬ万年在宅夫

家を購入して引っ越し準備、家のリフォームを

始めた8月からというもの、

夫サリーちゃんが、万年家に居付くように

なりました。

今年はホリデー費用を日本の震災寄付に充てたので、

有給をまったく取っていないサリーちゃん、

ここぞとばかりに休暇を申請しまして、

8月、9月と、ほとんど会社に行っておりません。

10分とだまっていないおしゃべりサリーちゃんなので、

私はストレスがギリギリの限界に達していました。

そもそも、家を物色し始めた昨年11月から、

映画の一本も見ておりませんし、本も一冊も

読めていません。静寂のひととき、という言葉は

私の人生から消えてしまったかのようでした。

1人時間が欲しい、とずーっと所望し続けた

この1年間だったのですが、引っ越しも徐々に

落ち着き、ようやくサリーちゃんが仕事に戻り始めた

10月もつかの間、

「僕は仕事は済ませたから今週は会社に行く必要は

ない。在宅で仕事させてくれとマネージャーに

言った」

と言うではありませんか。

「家を空けたら妻が寂しがると思ってね (^ε^)」

と何と私の気持ちとうらはら、どころか

まったく真逆の発言をなさる、この鈍感さは

どこから来るのか。

「亭主元気で留守がいい」は名言だなあ、と

日々反芻する毎日。

普通、仕事が終わっても、一応会社には行くのが

社会人としての務めだと思うのですが、

サリーちゃんは、全く企業人の常識からは

逸脱しております。

ロンドン支店にいた頃も、上司に、

「僕は、9時前に会社には来ない。

そして、夕方5時以降は働かない。

残業はしないよ」

という、仰天発言をして、また、その通りに

実行していたのでありますが、

オーストラリアでもその姿勢を崩す素振りもなく、

忠実に自分の主義を貫いています。

しかし、会社や上司も、なぜ許しますかな。

わきが甘いぞ、わきが!
(意味なく叱咤)

私がサリーちゃんの上司であれば、ゆくゆくは

首を切ろうリストの中に、真っ先に入れると思うのですが、

ロンドンでも、パースでも、上司はなぜか極端に

理解のある方ばかり。

そして、家に居付くので、私の1人時間はますます

確保されないまま。

ああ、人生、空回り。
(この記事も、サリーちゃんがノンストップで
話しかける中、話を聞くふりをしながら書いております)

日本に帰省する時が、人生逃避行できる(大げさ?)

唯一の手段なのですが、今年1年間、日本に帰れない

のは非常にきついです。

来年が早く来ないだろうか、

月日を指折り数える、という意味が、思わぬところで

理解できてしまった、悲しい特典付き。

普通の奥さま方は、夫にもっと家にいて欲しい、

と願うものなのでしょうね、きっと。
(オーストラリアでは、それが主流、だと思う)

私は、企業戦士で日々遅くまで働く日本人型夫

の方が合っていたかもしれません。

土日もないも同然の、働きづめアカデミックの世界に

送り戻そうか・・・?

おしゃべりを少なくする方法を知っている賢人が

いらっしゃったら、私に知恵を授けてください。

私があまりにも話に反応しないので、
とうとう、ネコのジンジャーや、家の壁にまで
話しかけるようになったサリーちゃん。
Xデーも近いな、と思ったあなたも、
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