Saturday 22 October 2011

島流し

今日、購読しているメルマガの中に

こんな一節がありました。

「牢獄へ入れられても、島流しにあっても悠然(ゆうぜん)として、

 ふだんと変わらないようになるのには、

 よほど自分を作らなければならない。 

 そういう意味では、不遇・逆境というものは

 自己を練る最もいい場所だ。

 心がけがよければ牢獄の中でもずいぶん学問もできる」

オーストラリアへ来てから、

「刑務所に入れられた人や、島流しに

 あった人は、こんな気持ちなんだろうか」

と思うほど、実は陰鬱な気持ちで過ごしています。

ブログでは何度か書いていましたが、

オーストラリアと相性が合わないのです。

技術や製品の遅れ、人のいい加減さや尊大さ。

ヤクザのチンピラにしか見えない人が多すぎる、

または知恵遅れにしか見えない顔つき。
(ほんとにそうなのです。原因は分かりません。
 教育?食事?)

文化がない。

住んでいると悲しくなることが、何度となくあるの

です。

唯一の慰めは、動物や自然がおおらかで

美しいこと。

「牢獄へ入れられても、島流しにあっても悠然(ゆうぜん)として、

 ふだんと変わらないようになるのには、

 よほど自分を作らなければならない。」

ということは、私はまだまだ自分が作れていない

みたいです。

まあ、今までもブレブレの人生だったので、当たり前

なのですが。

オーストラリア生活は、たぶん人生を振り返った時、

「忍耐、苦渋、鍛錬の時期」

として回想されるんだろうなあ、という気がします。

ピカソで言えば、「青の時代」。

早く、吹っ切れて、キュービズムの時代に入りたいなあ。

オーストラリア移住を夢見ている人がいたら、

ごめんなさい。パースだけかもしれず、ブリスベンや

ゴールドコースト、シドニーはまた違った趣なのかも

しれません。

「心がけがよければ、牢獄の中でもずいぶん学問もできる」

という言葉を励みに、我慢、我慢。

どうでもいい話ですが、私の人生、我慢をして

苦しい時期を耐え忍ぶと、なぜか明るい方向へ

転換できる、というパターンが多いのです。

逆に言うと、嫌だからと安易に逃げてしまうと、

さらに悪い方へ、というスパイラルで袋小路に

なってしまうのですが・・・。

今回も、何年かかるか分かりませんが、

オーストラリア生活、なんとか耐えてみましょう。

その間、どんなブラッシュアップができるのかも

ちょっと真剣に考えてみようと思います。

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