Saturday 8 October 2011

【世界のビジネス】ボランティアを乗せて走るバス

こ、こ、こんばんは!
(力んでますが、意味はありません)

今年は日本は震災年の様相を呈して

いましたね。

一般人、芸能人を問わず、多くの方が

ボランティアに行かれたという報道をよく

目にしました。

ただ、私は、ボランティア、という何やら

大義名分めいた言葉は、日本人には

必要ないのでは、と思ったりします。

日本には昔から「お互い様」や「お陰様で」

という言葉が根付く国。仰々しく、

「私は他人のためにこんなことをしてあげるのだ!」

と西洋風のパフォーマンスをしなくても、

普段から発揮されている気遣い、気配り、相互扶助

が機能していれば、それでOKな気がします。

でも、言葉はどうであれ、他人のために何かしたい、

という精神は、東洋、西洋関係なく尊いのですが。

さてさて、普段の生活の中で、ボランティアを

したいとは思っているけど、何に参加をすれば

よいのか、自分に何ができるのか分からない、

と躊躇してしまっていたりしませんか?

ならば、

「あなたの時間をくださいな。やる内容は、

 こちらでお膳立てしますから!」

とあなたを勝手にバスで近郊のボランティア

目的地まで連れて行ってしまう、

ビックリ箱形式のボランティアツアーはいかがでしょう。

ボランティア内容も場所も分からない、ミステリーツアー

のようなドキドキ感を味わえる企画が、アメリカ、LA発で

立ちあがりました。


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企画名: Do Good Bus
国(州):アメリカ(ロサンゼルス)


LAに拠点を置くDo Good Busの行き先やボランティア

内容は、毎回異なります。

ボランティア志願者たちは、どこへ行くのか、何をするのか、

前もっては分からないのです。

なぜこんなことをするのか?

組織運営者の一人はこう言います。

「秘密にしておくことで、楽しみが増えるでしょ?

 あと、やる内容に対して偏見や既成概念を

 持ち込まずに参加してほしいからなの。

 こうすることで、オープンな気持ちでボランティアに

 臨むことができるというわけ」

ボランティア内容は、子供と一緒に新しい家を

建てたり、何もないところから、庭園を造ったり、

と多岐に渡ります。

そして、嬉しいことに、このバスツアー、

食事付き!です。

所要時間は4-6時間と、ちょうど疲れすぎない

ように調整してあります。

そして、この秋から、「Foster the People」という

バンドと組んで、音楽とボランティアをコラボさせた、

「North American Tour」を企画しています。


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ここで、ちょっと気付いたのが、ここでもまた、

前の任天堂Wiiを使ったリハビリのビジネスアイデア

のご紹介でもちょっと言ったのですが、

「コラボ」、やってますね。

ボランティア団体と、ミュージシャンのコラボです。

日本でもかなり根付いてきていますが、

欧米では、ショービズやビジネス界の有名人は

ボランティアや、寄付を躊躇なく行います。
(オーストラリアは、中流や貧しい人からも、
 ほとんど強制のように寄付を募ろうとしますが
 寄付は、あくまで任意だ、ということを忘れている
 ような気がします)

別に有名になってから、ボランティアを始めなくても

よいのです。

売れる前の駆け出しのミュージシャンは、お金もなくて

ほんとに大変でしょうが、あえてボランティアで歌う

ことも本業と並行で行うと、絶対に何かいいことが起きそう

な気がします(理由はないけど何となく)。

また、ミュージシャンではなくても、シェフやパティシエ、

ダンサー、芸人さんでもいいのです。

子供対象のボランティアで、ミッション完了!

のあかつきに、子供が喜びそうなおいしい料理や

デザートを振るまったり、

または、ちょっと疲れたな、という頃合いを見て、

パフォーマンスやちょっとした余興を

してあげれば、疲れも吹き飛ぶかもしれません。

また、日本を支える大黒柱、職人さん、でもいいのです。

例えば、大工さんや家具職人さんがいたら、上記の

家を建てる、というボランティアの時に、

あっと驚く裏技を見せてくれたり、すてきな

装飾に仕上げてくれるかもしれません。

ここでもまた、できるだけ、ボランティアのイメージと

最もかけ離れた業種をマッチングさせると、

意外な相乗効果が起こりそうな気がします。


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ボランティアなどの、お金の対価を必要とせずに、

他人の役にたちたい、社会のために何かしたい、

という活動、世界的に増加していると思います。

時代の流れは、自分さえよければ、後の人は

どうなっても知らん、とか、悪事でお金を儲けてやり逃げ、

というようなやり方を、受け入れなくなっている

ような気がします。

というか、ばれるんですよね、Twitter、Facebook

などのソーシャルメディアによるリアルタイム性、

また、WikiLeaksの登場などメディアの多様性

が後押ししてますから。

でも、日本の原発事故後の対応を見ていると、

いい年をした大人が、この期に及んでまだ原発を

増設しようとか、やらせをしてまで、再稼働を

しようとしていましたよね。

ちょっと見苦し過ぎなんですけど・・・。

子供や後世のことは、ほんとに微塵も頭にないんだなあ、

時代と逆行したその感覚に、とても違和感を

覚えました。

中東などの革命を中心に、本来人が世の中こうあって欲しい、

と思う世界に急速に転換しているように思います。
(比較的裕福で平和な日本ではあまり実感が
 ないかもしれませんが)

日本では、こういう試みをしなくても、世界から見れば、

衣食住に困窮することもなく、不景気と言っても

まだまだうらやましがられるレベルにあります。

もう一歩進めて、何か考えられないでしょうか。

日本は高度成長、バブル経済とその崩壊も

経験し、物質主義は十分堪能しています。

今度は逆に世界金融危機や不景気の波を

ラクラクと乗り越える、株価や通貨の価値に

影響を受けない社会の仕組み、というのは

できないんでしょうか。

もちろん、国家や企業レベルでは、通貨の

変動、株価の暴落などによる影響は避けられない

のですが、それが市民レベルに及ぶ時、

緩衝材の役割を果たすような仕組みがあれば

最低限、衣食住の心配はいらないような体制が

整っていれば、絶えず世界の金融動向、

政治情勢に振り回されなくてすむのになあ、

と思います。

以前、日本でベーシックインカムの制度を作って、

最低限生活には困らないように、というような

ものも提案として出ていたようですが、

悪くないと思います。でも、これも元をたどると

社会保障なのでそのお金は国民の税金から

出てるんですよね。誰が払うの?というところで

また不公平感が出てきそうな気がしなくもありません。

国家に依存する、のも一つの手ではありますが、

今の日本の政治を見ていると、国民のことを考えて

いるようにはとても見えないので、頼れるような

相手ではないかも。。。

市民レベル、市町村、都道府県などの行政レベルから

自力で作り上げていく方が早いかもしれません。

オーストラリアやアメリカなど、国土がふんだんに

あるところでは、ご近所さんが単位になって、

広い裏庭を、野菜やフルーツを共同で育てるスペース

として活用していたりしますよ。

そうすることで、自活へちょっぴり近づきます。

もちろん、取れたて新鮮食材が食べられることからの

健康へのメリットもあります。

我家も裏庭はけっこうあるので、いろんな野菜、

フルーツを植えている(前のオーナーさんが植えて

くれていた)のですが、買い物に行く頻度が、めっきり

減りました。ちょっとした野菜や、朝食べるフルーツ

位なら、庭から取ってくる分で足りるからです。

自活=自由です。

浮いたお金で、ホリデーを楽しむもよし、アウトドアや

ショッピングで気晴らしをするもよし、生活の自由度が

増えます。

ここ2、3年で頻発する、世界金融危機で、お金や

株、といったものの価値は、かげろうのようにうつろで

あることが、身にしみる人が増えたのではないかと

思います。金(ゴールド)を買い走る人が増えた背景も、

結局、紙切れや仮想空間における価値というのは

あてにならない、やっぱりモノだ、という価値観への

遷移の過程に過ぎません。

これが、もうちょっと進むと、食料や水の確保の

流れになるのではないかと思っています。

日本では考えられないかもしれませんが、

十分な食べ物や、飲料にできる水が確保できる

地域というのは限られています。

そして、これから深刻になる人口増加で、

さらに食糧事情が悪くなっていくはずです。
(ある統計では、2050年までに、世界人口は
 90億人以上になるそうです)

私の住むオーストラリア(パース)でも、水不足は

いつも深刻で、TVや雑誌、いたるところで節水を

呼び掛けるキャンペーンが実施されています。

日本では、浸透圧で海水を真水に変える技術が

あったり、工場で水耕栽培で野菜を作れる技術が

あったりしますので(これはオーストラリアでも

やっていますが)、こういうものを将来海外への

輸出や貢献のために虎視眈々と準備しておく

のも悪くないと思います。
(いくつかの国にたいしては、ずいぶん前から
 すでに技術提供してますね)

金融による錬金術の時代はもう終わり、

これから注目を集めるのは、実は基本に戻った

食料生産、飲料水確保、緑化事業、といった

ものでは、と思っています。

日本も戦後の焼け野原では、お金や豪華な

着物も、お米や野菜の前ではいくらの価値にも

ならなかった、という前例があったりしましたので、

本当に困窮した時にあてになるのは、生活に

密着したものです。

ま、他国ならまだしも、そこまで日本が困ったことに

今後なるとは想像しがたいですが。そんなことは起こらない、

そんな心配は無用だ、というのが一番いいのですが。

でも、私はいつも最悪の状況を想定して考え事を

してしまうので、ちょっと悪い癖です。。。(*^.^*)

いつも通り、まったく違う話にそれて終わりました~!


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さてさて、次回は。。。

まだ考えていません!

今、夫サリーちゃんが、1か月に及ぶ長期休暇を

とって、家のリフォーム、庭の改造にいそしんで

おり、私を常に巻き込み、そしてたえず周りを

うろちょろしておしゃべりが止まらないので、

時間が思うように取れず、リサーチができていません。

来週から仕事に戻るので、そしたらまた何か

見つけてきますね。

ではまたー。

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