Friday 19 October 2012

【世界のトレンド】召使い的ビジネスが流行る?(その4)


今日も「召使い的ビジネス」の例をごしょうかいー。(^∇^)

昨日は、

「召使い的ビジネス」は、消費者にお試しをさせてあげる

をテーマにご紹介したのでしたな。

今日は、

「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」

で行きまする。(`・ω・´)ゞ


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「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」


【例1:フォルクスワーゲン・チャイナの「ブルーで行こう」】





昨日の韓国に引き続き、今日は中国よ・・・。

あまり取りあげたくない国ですが、学ぶのに

国境はありません!と言い聞かせてみる。

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2012年6月、フォルクスワーゲンは、中国で初となる

エコを啓発するアプリを立ち上げました。

その名も「Blue Mobility」。

このアプリがすることは?

ユーザーが車に乗っている時に、リアルタイムの

ドライビングをモニターし、分析してくれるのです。

その分析結果を踏まえて、余分なガソリンの使用を

控えるようなアドバイスをしてくれる、という訳です。

はてさて、なぜこれがブルーなのでしょうか。

ブルーは、クールな色。分析のイメージ、そしてエコ

のイメージにぴったりだったのかな?

ちなみに、我家の旦那さんは、高速のスピード違反

(9キロオーバー)で、75ドルの罰金を仰せつかりました。

はあ。。。(^o^;)

さ、次々!三 (/ ^^)/


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【例2:Babola社のPlay&Connect】





Babolat社はフランスの会社ですが、こちらの会社、

2013年中に「Play&Connect」なる仕組みを立ち上げようと

しています。

これは、何かというと、テニスのラケットハンドル部分に

センサーが組み込まれており、リアルタイムのプレイ

情報をモニター、解析してくれるのです。

センサーが感知するのは、サービススピード、ヒットパワー、

ボールスピン。

これらの情報に基づいてフィードバックをしてくれるのです。

そのほかにも、ストロークタイプやボールがラケットのどこに

ヒットしたかも分析してくれるので、技術面とゲーム統計

両方を見ることができます。

データはワイヤレスでコンピュータかスマートフォン

に送られ、ユーザーはデータを見て目標を設定できます。

これ、プロテニスプレーヤーなんかは、もう使っているん

でしょうね。


《日本ができること》

テニスバージョンがすでにあるんだから、

日本で人気のサッカーや野球なんかも同じようなツールを

開発してみたらおもしろいですよ。

サッカーだったら、ボールやスパイクに埋め込んでみる、

野球だったら、ボールやバット、ミットなんかからデータが

とれるといい分析結果が得られるかもしれません。

スポーツも科学する時代になっているので、こういうの、

けっこう世界中で引っ張りだこになるかも?


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【例3:中国サバイバルガイド】






「China Survival Guide」は無料のiPhoneアプリで、

中国国内の食品や健康スキャンダルを追跡

してお知らせしてくれます。

ユーザーは、「この食品、粉ミルク大丈夫かな?」という

時にニュースを自分で調べたりする手間が省けます。

このアプリを立ち上げてから、1週間で20万回ダウンロード

されています。


中国は、汚染大国。

環境も、食べ物も、汚染が激しい。

なんとも皮肉なアプリですが、自分や家族の健康を

守りたい人には、願ってもないアプリですよね。


《日本だったら?》

ずばり、放射能情報に関して、同じアプリを作れば

売れると思いますよー。

でも、こんなのは本来政府が主導して作って無料で

国民に開示するべきですが。


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という訳で、

「顧客に何もかもモニターできるようにしてあげる」

はこれにておしまい。

次回は、

「顧客がリアルタイムで把握できるようにしてあげる」

に続きますよ。

お楽しみに!\(^_^)/

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