Thursday 12 January 2012

まだまだ続く、不思議オーストラリア

前回、こちらの人は車の中から手を振ってくる

という不思議を書いたのですが、

実はまだまだあります、不思議オーストラリア。

ちょっと前、新聞で読んだのですが、

オーストラリア人は、バーへ飲みに行く時は、

家で平均8杯飲んでから行く

???

バーやパブ、クラブへは飲みに行くんですよねえ?

それなのに、家でしこたまアルコールを仕込んで、

すっかり出来上がってから出かけるとは???

8杯ってビールにしろ、ワインにしろ、カクテルにしろ、

相当なアルコールじゃ?

これは、あれですか?

酒の勢いを借りないと、いいたことも言えないとか、

そう言う人、いますが、

1.実はオーストラリア人はお酒で
  酔っぱらった状態じゃないと、
  とても恥ずかしくてバーには行けない
  大変な照れ屋さんである。



                 (どこの国にも照れ屋さんはいる)


2.バーで飲むアルコールは高くつくので、
  安い酒をできるだけ家で飲んで酔いを
  高めてバーでの飲む量を減らしたい。
  節約をしようとする、実は大変な
  倹約屋さんである。



                     (家計簿、いまだつけたことない)
                       

3.ただのアル中である。



                 (へべれけの図)


分かりませんなあ。( ・(ェ)・)

日本人の感覚としては理解しがたい

物がありますが、きっと他の欧米諸国でも、

こんなこと、しないんじゃありません?

日本人もきっとバブルの頃までくらいは、

飲めない酒も無理やり飲まされ、気を失う、

吐く、なんて珍しいことではなかったかも

しれませんが、飲み会が始まる前に、デレデレに

なるまで飲んで登場、というのはさすがに

しないでしょう。

オーストラリア人の飲み方は、吐くまで飲む、

または、いちゃもんで始まる喧嘩で殴り合いが

始まるまで飲む、

とこちらの雑誌にも書かれていて、オーストラリア人

自身の目から見ても、恥ずかしい、と

ありました。

ですが、そんなオーストラリア人のバーで酔っぱらった

姿、私未だに見たことがありません。

基本夕方6時以降はお出かけしないからです。

日本と違い、なんとなく酔っぱらいや犯罪者に

からまれそうで、怖くて出歩けないのです。

こちらで蔓延しているドラッグも怖いですし。

そう言えば、ニューイヤーのカウントダウンで

お出かけした時も、こんなことがありました。

車を駐車しようとしたら、靴を片方しか

履いておらず、服もボロボロのアボリジニの

女性が何やら喋りながらこちらに向かってきました。

午前を回る真夜中に、人通りもない道路に、

女性が一人、しかも服装も尋常ではない。

「ドラッグジャンキー、または売人だろうか・・・」
(残念なことに、アボリジニの人たちは、まともな
 職につけないので、ドラッグやアルコールに
 走る人が多いです)

と恐怖を覚えてサリーちゃんに車を走らせるよう

お願いしました。

という訳で、実はまたオーストラリアの夜の顔は

あまり知らないのです。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


さて、もう一つくらい載せましょうか。

これも新聞記事で読んだもの。

「土木建築の人たちの給料は平均12万ドル、

 経験のない新人でも10万ドル超え」
(西オーストラリア限定記事です)

これは、資源ブームで移民が増えて、住宅需要も

増えたのか、家を建てたり、道路などを作る

土方さんや大工さんが足りないと見え、給料を

破格にしているのでしょうか?

12万ドルとは、仮に1ドル=80円とすると、

まあ、1000万円弱ですな。

ちなみに、確かオーストラリア平均賃金は
(西オーストラリア限定かもしれないけど)

7万ドルだと読んだことがあります。

約560万円くらい、でしょうか。

ちなみに、夫サリーちゃんが大学の研究者

として働き始めた時のお給料、

3万ドル強(250万円程度)。

普通、頭脳労働は比較的お給料が良く、

肉体労働はまあそこそこ、が相場。

肉体労働は若くて体力のあるうちの

短期決戦的な要因もありますので、高給な

場合もありますが、平均すると世界的に

道路工事や家を建設する大工さんやとび職の方

の平均給料が、一般企業に勤める人たちより

給料が多くなるのは少ない場合が多い。

ところがここはオーストラリア。

北半球と季節が逆転すれば、価値観も逆転

してしまうのか。

夫サリーちゃんがいつもブツブツ申しておりますが、

「ここは、学歴があるとむしろハンディになる。

 誰も学歴なんて買わなくて、必要なのは仕事の

 経験年数だけだからだ。だから、出世街道をあがるのは、

 小学校卒レベルのなっがーい仕事経験を積んだ
 
 人たちばかりだ。頭が空っぽなアホばかりで話が
 
 できないが、そういうシステムになっているので仕方がない。

 オーストラリアで必要なのは、誰を知っているか(人脈)

 と仕事の経験だけだ。

 もし僕に子供ができたら、子供には教育を受けさせて

 人生を無駄に過ごさせるようなことはしない。

 さっさと仕事をやらせて、お金を作って早くリタイア

 した方が、よっぽど幸せな人生だ」

とても悲しいコメントですが、サリーちゃんや、

その友人たちを見ていると、事実のようです。

元は罪人の流刑地であったオーストラリア。

頭のいい移民たちに押されて自分たちの立場が

危うくならないように、犯罪者、低学歴、でも

楽につける仕事をむしろ高給の仕事に

仕立て上げてしまっているのでしょうか。
(あくまで西オーストラリアの話です)
 
でも、逆に言えば、日本の腕のいい大工さんや

とび職の方がこちらに来れば、引っ張りだこに

なってそこそこのお金持ちになれるかもしれま

せん。

むむ?でも、こちらは日本のような木材を使ったり

精巧な技術を施しているわけでもなく、

ただレンガを積み上げる、単純労働作業なので、

日本のようなスキルは必要とされないかも?

言うなれば、童話「3匹の子ブタ」に出てくる

レンガの家、みたいな感じかな?

土木建築業界に入るには、取ってつけたような

申し訳程度の資格、おそらく6ヶ月くらいのコースや研修を

受ければいいはず。

うーん、こんなシステム、いつまで続くかな?

まともな教育や訓練を、何年間も血の涙を流しながら

受けた人たちの努力が、6か月程度のコースを

受けた人たちの仕事にあっさり覆されてしまったら、

実の蓋もありません。

が、逆に言うと、誰もかれもがホワイトカラー的な

仕事の方が快適で高給だ、と目指すので、

肉体労働系が必然的にいなくなり、需要に

供給が追いつかなくて破格の仕事になってしまった、

ということなのかも。

が、こういう人たちは、たいてい貯蓄や投資にまで

頭が回らないので、酒とギャンブルに注ぎ込んで

財をなす確率は低い感じはしますが。

所変われば文化も変わる、不思議の国、

オーストラリアなのでありました。

ショッピングセンターや歩道を
裸足でペタペタ歩いている人がいるのも
未だに理解できない・・・
「靴普及協会」でも作ろうかしら。。。 
     ↓
人気ブログランキングへ

No comments: