Friday 30 July 2010

たかがカップラーメン、されどカップラーメン

唐突ではありますが、


日本のカップラーメンは、すでに

芸術の域に達していると思います。



オーストラリアのインスタントラーメンは、

激マズです。



ロンドンにいた時も、現地で作られた

インスタント麺は、そのまずさにびっくり

した記憶があります。



そこで、考えたのが、海外に、日本の

カップラーメンレストランを作ったら、意外と

受けるのではないか、と思うのです。



手軽で、味は本格派、そしてお値段はお手頃、

と三拍子揃った軽食は、なかなかないのでは

ないでしょうか。



お湯を注ぐだけですので、セルフサービス形式

にしても十分やっていけますし、人件費も

そんなにかからないので、価格も抑えられます。

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給湯設備とお箸(海外だとフォークが必要かな)

と食べ終わった後のゴミ箱さえあればよいので、

キッチンが必要なく、場所代もとりません。


もし、そんなお店がオープンしたら、私、お客第一号に

なります!



そして、以前、何かのニュースでピザの自動販売機

というのがある、というのを見たことがあるのです。

イタリア製だったでしょうか。ピザ生地のトッピング

は10種類くらいの中から選べて、といった具合で、

なかなか本格的でした。



そして、最近、渋谷で、バナナの自動販売機が

できた、というニュースも見ました。1本

160円くらいで、学校帰りの学生などに

人気があるそうです。



さらに、居酒屋で、酒の自動販売機を置いている

ところがある、というのもちらっと見たような

気がします。



そういえば、日本の自動販売機は、「当たりが

でるともう一本」みたいな機能がついてて楽しい

ですよね。海外で見たことがないので、受けると

思います。



これら、日本の逸品インスタント食品、そして

ハイテク自動販売機など、日本のおもしろ

セルフサービス型のコンセプトレストラン

を開いたら、すごく面白がられると思います。



そして、正直に吐露してもよいですか?


私の住んでいる都市のちょっとしたカフェや

レストランより、日本のカップラーメンや

コンビニスイーツのほうがよほど美味しいと

おもうのですよね(言っちゃった…)。



ちなみに、やろうとすると、オーストラリアは厳しいかも

しれません。国内企業を守ろうとするあまり、

海外から入ってくるものには手厳しい、そして

人々も閉鎖的な感じがします。

(私の住んでる都市だけかもしれませんが。

 シドニーなんかではいけるのかもしれません)



結果、生活は不自由、物の種類は少ない、

テクノロジーは発展しない、という結果に

なるのですが、これはオーストラリア国民の

選択の結果なので、どうしようもありません。



ロンドンにいた時は、日本のラーメンショップ

は、流行に敏感な感じのおしゃれな若者が、

味は日本のものに遠く及ばないにも関わらず

足を運んでいたのを見たので、他文化にオープンな

傾向がある都会、そして、若者が多い地域を

狙うのがよいかもしれません。



私は、母がお寺の人で、精進料理とまでは

いきませんが、純和食をモットーとする食生活

を貫いており、インスタントラーメンなんて体に悪い

ものはもってのほか!と実家にいた時は食べたことがなく、

大学に入って一人暮らしをして初めて食べました。



そして今でも、体には良くないんだろうなあ、

と漠然と思ってはいますが、やはりあの本物に

限りなく近づける技術はすごいです。



日本人にしかできません。開発、研究をしている

人には、頭が下がります。



そして、そんな努力と研鑽の結晶が、海外でも

花開いて、評価されるといいのになあ、と

妄想してしまうのです。



日本の物作りをしている方々には、献身、

という言葉がぴったりです。



海外に住んでから気付いたのですが、

日本の製品は、作り手の気持ちが伝わってくることがあります。



製品を買う人に対して込められた気づかいや思いやりが、

何気ない細部にちりばめられていて、製品の向こう側にいる人に

対して、ご苦労様です、ありがとう、と声をかけたくなります。


日本は、バブル期に経済成長で注目を

集めましたが、その時、一緒に日本の文化や

精神性も注目を集めたかというと、たぶんNOです。

(エコノミック・アニマル、という言葉が物語っていると思います)

集めたとしても、一面が湾曲された形で伝わっているのでは

、という気がします。


今後は、そういった面もきちんと海外に伝わると、

日本はもっと正当に評価されるのでは、と期待しています。




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