Tuesday 16 August 2011

人数が増えていく

オーストラリア社会(パース)は、日本とは違って、

会社付き合いの接待は飲み屋やレストランではなく、

基本、家でのおもてなしとなっております。

なので、ご招待は本人だけでなく、夫婦/カップル単位。

子供もいる場合は、子供さんもどうぞ、というのが

礼儀となっています。
(子供どころかおばあちゃんまで連れてきた人がいたけど。。。)


なので、必然的に人数が増える傾向にあります。


今週金曜の接待ディナーは、カナダの大学から学会で

くる、サリーちゃんの元上司ルソスさんと、

博士課程で学んでいると思われる教え子さん。
(「優秀な子がいるんだよー、連れてきていい?」
 と言われました。もちろんノーとは言えません)

そして、彼が来る時は、必ずこちらの大学教授陣、

およびレベルが同等の何かしらの博士号を持っている

人たちをお招きします。

今回はドイツ人4人をご招待。

というわけで、今回はドイツ人中心の

8名ディナーとなるのですが、

そんな大人数、実は初めてよ・・・

まず困ったのが、人数分の皿がない。
(ワイングラスも)

即席で買い足すことはできますが、ちぐはぐな

お皿でサーブするのは、失礼なのでは

なかろうか?

それならいっそのこと、BBQ用のプラスチックや紙の

使い捨て取り皿にした方がむしろ統一感が出て

よろしいのではないか?

ああ、悩ましい。

そして、人数分の料理をする鍋やフライパンがない。

我家はまだ夫婦2人だけなので、そんな大鍋は

ふだん必要ないのです。

むむー、どうしよう。

きちんとした料理は出せないかもしれないので、

つまみを中心としたメニューでいこうかと考え中。

「ちょっと人数多すぎない?そもそも座る椅子さえ
 ないよ」

と夫サリーちゃんにちょっとぼやいたのですが、

「なんだって!8人なんてなんてことないよ。
 ルソスのクリスマスパーティーに行った時は、
 100人くらい来てたけど、奥さんがいろんな
 料理を用意して、立食形式でお皿もきちんと
 したのを出してくれたよ」

と言い返されました。

しかし、いくらなんでも100人はないでしょう。
(口から出まかせが激しいサリーちゃん)

ツカサノの物置じゃないんだから。

日本はどうか分かりませんが、どうやら欧米文化

では、いろんな仕事関係者を自宅に呼んで

パーティーなどを度々催し、ということをしないと、

出世もできないし、そうやってコネクションを

作らないと、成功もできない、

ということのようです。

実力社会、というよりも、接待至上社会、

と名付けたくなる。

そして、そんなことも知らずに結婚した私は、

日本よりもさらに複雑な接待文化に巻き込まれて

しまった。

日本の接待は、場所が自宅でない分、そして夫婦や家族まで

巻き込まない分、楽なのかもしれません。

よいお店をチョイスして、あとはひたすらワインやビールを

間合いを見て注いであげ、いかに相手が気持よく話ができるかに

集中していればよかった。

こんなことになると分かっていたら、結婚ちょっと

考えたかも・・・(←うそです。どんな結婚生活も
嫌なことはありますよね)

それより、料理はどうしよう。

今考えている候補は、

サラダ、ターキッシュブレッド、パンに塗るスプレッド
ワインやビールをあらかじめテーブルに用意しておき、

その後、

ナスのチーズ焼き、か、半分に切ったアボカドにソースをのせてグリルしたもの

特大サイズのマッシュルームに、フェタチーズとハーブを混ぜたものを
のっけて、これまたグリルしたもの

鶏肉と豆腐を混ぜ混ぜして、ハンバーグのように焼き、タレをからめたもの
(ちょっぴり日本風も試してみる)

ビーフカレー
(簡単だから)

ストロベリー&クリームチーズ入りのアイスクリーム
(今回初挑戦)

日本から取り寄せたブランデーケーキ&お茶

というような具合でいこうと思うのですが、

大丈夫かな?

そして、足りない皿やグラス、椅子を何脚か買い足し、

お客が腹ペコで帰途につかないように、祈るのみ!

実は今、新しいお家に引っ越す準備として、

壁の塗り替え、床の張り替えなどをしないといけないのですが、

こういう時に限って、大人数接待が入るのです。

レストランに連れ出せたら、どんなに楽かと思うのですが、

以前、スワンリバー沿いのすてきなレストランにご招待

したらば、

見事に断られた。。。(泣)

お家じゃないとダメみたいです。

オーストラリアは、つくづく面倒くさいなあ。

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