Sunday 14 August 2011

気ままにオーストラリア情報(続きの続き)

【下がる業界トップ5】

1.国内のゲーム・自動販売機製造産業

12.6%下がって、4億3900万ドルの収益になる
見通し。オーストラリアドルが強くなったこと、また政府が
ゲーム機器で遊ぶことに関して規制を設けたことが
下げに転じた主な要因。

オーストラリアドルが強くなったことで、自動販売機業界
の中では海外から輸入されてくるものとの競争が
激しくなっている(これは、ゲーム機器よりも顕著)。
2016年6月までには、国内需要の64.6%が輸入に
よるものになるだろうと予想されている。
(日本の自動販売機は、当たりとかあったりして楽しいし、
 性能もいいので、オーストラリアへ輸出できるといいのですが)。

ゲーム機器については、州や地区などで置くことを
許されているゲーム機器台数が、今後5年間でますます
規制が厳しくなることが予想されている。これは、
オーストラリア全域に渡りギャンブル依存などの問題を
解決しようとの取り組みがあるため。

今後5年間での1人当たりのギャンブル消費額は
増加する見通しではあるが、それは競馬や
スポーツくじが、モバイルやネットでできるようになる
ためであり、ゲーム機器業界とは逆行するものである。


2.国内の有線通信事業

下がる業界第2位にきたのは、有線通信事業は、
7.6%さがって、102億ドルの収益の見通し。
有線アクセスラインからモバイルラインへの切り替え、
および、固定ラインとモバイルによる価格競争が、
主な要因。

有線通信事業は、以前は「naked DSL」やVoIP製品
などで、モバイル事業と価格競争ができていた。
が、モバイルフォンの「固定」プランで無制限通話、
メッセージ送信ができるようになり、それが拡大して
いるため、有線通信の競争力が低下している。

価格競争の結果、収益が下がっただけでなく、
利益率もさがった。結果、有線通信は雇用も賃金も
大幅に下げ調子になっている。2011-2012年度は、
おおよそ最大7.4%の利益率の下げが見込まれている。


3.国内の公共事業建設

オーストラリアにおける公共事業建設の収益は、
政府の支出が減ったことにより、近年減少している。
この減少傾向は2011-2012年度も続き、
7.3%減の102億ドルの収益になる見通し。

公共事業建設資金の大部分は公共セクター
からきており、仕事は一般請負企業が受注している。
世界金融危機に見舞われた際、経済を支えるため、
「建築改革(Building Revolution)」政策のような
プログラムに多くの支出を行ったことによって、
この業界における政府資金提供は減少へと転じた。



4.国内の画像処理およびプリントサービス

オーストラリア経済の状態および消費者の貧富感覚は、
画像処理やプリンターとはもはや関係ない。
オーストラリア人は、写真をプリントするなどと
いうことはしなくなってしまった。

プリントは、以前は画像処理には不可欠だったが、
デジタル革命によって、画像処理およびプリント
サービス業界に深刻な影響をもたらすことになった。
4.9%下がって5億2730万ドルの収益の見通し。

今やPC上で画像を見ることができるので、
プリントアウトしたものは、展示以外の目的ではそんなに
必要ではなくなっている。さらに、デジタル画像によって、
写真家は一連のアナログイメージをすべてフィルムに
取っておくのではなく、選んだ画像のみ保存できる。
これによって、プリントするにしても、少ない枚数で済む。
最後に、画像を表示する場所も変遷しつつある。
FacebookやFlickr、デジタルフレームなど。
これは、画像を共有するためにプリントする必要が
ないことを示している。画像を表示できるモバイル端末の
使用者増加に伴い、この業界の未来は暗くなっていくだろう。


5.国内の書籍出版および電話帳作成

この業界は2.4%下がって42億ドルの収益の見通し。

今年初めにRed Groupの倒産があったように、
印刷本や電話帳の出版社はオンラインによる
競争にさらされている。

競合するメディア、例えばインターネット、アプリ、
TV使用の拡大および需要が増していることもあり、
製本されたものへの需要が低下するのも無理はない。

コンピューター、コンピューター・ゲーム、
インターネット、多数のテレビチャネルにアクセス
できる世帯数が増加しているので、これらメディアの
人気は今後も高まり、それに反比例して、読書などに
費やす時間と予算は削られていくだろう。


以上、下がる業界でした。


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書いてて思ったのですが、日本語に置き換える時、
なかなか言葉が出てこなくなっている。。。

うんうん悩んでやっと相当する言葉が思いつく状態。

これはまさか、

私、

日本語部位痴呆症、

になりかけけているのだろうか?

ロンドンにいた時は、ピカでリーサーカスに
Japan Centerという日本語の書籍を売っている
お店があったので(でも定価の2,3倍したけど)、
買っては読みを繰り返し、毎日何かしら日本語に接していました。

ところが、オーストラリア、パースにはそんなものは
なく、しかも今年は日本に帰省しないので、
日本語書籍をゲットすることもない。

すると、話す、聞くは日本語0の毎日。

書く、読むにしても、
読み物は、最近はこちらの雑誌やニュースレター
などを買うことが多くなってきた。

日本語に唯一接するのは、このブログ書いてる時のみ。

大丈夫だろうか、私。

日本に帰省し、家族や友人と話す際、
日本事情についていけてないのでは、といつも
ハラハラしているのですが、

さらに、日本語自体も怪しくなっていたらどうしよう。

来年帰省するときは、日本語1年以上話さない状態に
なっているはず。

夫サリーちゃんが、片言の日本語を話すものの、

「オハヨウゴザイマス」

「ハジメマシテ」
(結婚して3年経っているんだけど。。。)

「ワカリマセンデシタ」

「チョウショク、チュウショク、ユウショク」
(朝食、昼食、夕食、の意。よく見ると早口言葉
 の練習にぴったりの言葉であった。最後まで
 つっかえずに言えた試しなし)

このレベルの日本語に毎日晒されている私は、
日本に帰ったら、幼児としか話ができなくなっているんじゃ
ないだろうか?

(TωT)


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それはさておき、

上がる業界は日本とオーストラリア、ほとんど
類似性が見られなかったのですが、

下がる業界に関しては、結構重複が見られるかも?

ゲーム、自動販売機にしても、震災以降、
石原都知事がパチンコや自動販売機は
電力を食うので規制しろ!みたいなことを
言ってましたよね。

有線事業の衰退は、テクノロジー分野では
はるか先を行きすぎて、ガラパゴス化した
日本の方がもっと以前から衰退は激しいでしょう。

公共事業建設に関しては、福島などの
被災地限定だったらあり得るかなー、と思うのですが、
他の地域では、震災&復興にてんてこ舞いで
そんな金は余ってないでしょう。

写真プリント、画像処理なども、何か新しい
サービスや用途を考え付かない限り、日本でも
同じく衰退でしょう。

書籍、これに関しては、日本は思ったより衰退
していませんね?

まだまだ従来の製本書籍の方が幅を利かせているんじゃ
ありません?

出版業界が、いやいやしているのが、目に浮かぶ
ようです。

オンライン書籍販売大手のアマゾンにしても、

イギリス、アメリカのAmazonは、電子書籍は
とっくの昔に解禁されているのに、

日本はなぜか未だに参入しておらん。

私の中の日本七不思議のひとつです。

しかも、他の書店で電子書籍に参入している
ところも、なぜか海外からは買わせてくれない
ところが多い。

もしアマゾンジャパンが電子書籍に
手を出してくれたら、私は上顧客になる
自信があるのにー。

日本は、政治にしてもどの業界にしても、
古株さんが幅を利かせる国なので、

テクノロジー分野などで自分が理解できない
ことへ踏み切るとなると、

「今後自分の利権はどうなってしまうのだろう?
 僕は取り残されてしまうのだろうか?」

との恐れから、地団太踏んでなんとか阻止
したり遅らせたりしてるのかな?

でも、個人的には私も紙の方が好きですが。
だって立ち読みできるし(←そっちか)
ぱらぱら~っとめくると、本の雰囲気って
だいたい分かりますよね。

私の夢の1つは、図書館とコンサートホールに
囲まれて暮らすことなのです。

日中は思う存分読書にいそしみ、夜はコンサート三昧。
そんな暮らしができたら最高だなー。

引っ越しして、まだまだ文章の硬さがとれない。
緊張しているのかな?と思われる方は、
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2 comments:

Naked dsl said...

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Nakkan said...

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