Monday 6 August 2012

急成長業界トップ10(アメリカ版)(続き1)

《急成長業界トップ10(アメリカ版)》

アメリカの成長著しい業界は、以下の10業界。

○一般医薬品製造

○太陽光パネル製造

○非営利の大学

○ピラティス&ヨガスタジオ

○日焼け製品製造

○3D プリンター製造

○ソーシャルネットワークゲーム開発

○ホットソース製造

○環境にやさしい建築

○オンラインメガネ&コンタクトレンズ販売

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で、前回は、

《環境にやさしくね》をテーマに業界の内情をお話
したのですが、

今回は、

《健康でいてね》

をテーマに業界話、続けますよ。

環境への高まる関心に加え、米国では健康維持に
関しても、意識が高まっています。

紫外線にさらされることによる肌へのダメージや、
皮膚癌予防に関する消費者の関心が、日焼けグッズ
製造業の急成長を後押ししています。

2002年からの年平均収益増加率は22.7%。

日焼けマシン(日焼けサロンなどで使われているもの)
が危険であるということは、多くの消費者の知るところと
なっています。

National Cancer Instituteの研究によると、日焼けマシンの
使用により、皮膚癌になるリスクは2倍以上になります。

それにより、塗ったりスプレーするだけで、小麦肌を
演出できる日焼け製品は、人気が出てきているのです。

日焼け製品への高まる関心によって、製品も変化しています。

今日市場に出回る製品は、より多くのスキントーンに
合うような自然な日焼け演出効果のものです。

2012年には、日焼け製品製造業の収益は18.1%成長を
見込んでおり、今後5年間では年平均10.7%成長の
見通しです。

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また、体をフィットに保つことへの関心も、上昇しています。

ピラティスやヨガスタジオ業界は、健康志向のアメリカ人
に力強くしなやかな体を作るべく、体を調整する習慣を
取り入れる機会を提供しています。

2002年から2012年で、業界は年平均12.1%の成長を
しており、2012年度の成長は5.1%の見通し。

ピラティスやヨガスタジオは、景気後退に強いのです。

金融危機に見舞われた2008年、2009年も、
マイナス成長とはならずに、収益はほぼ
横ばいでした。

2017年までの5年間、業界収益は年平均4.8%で
伸びると予想されています。


もうひとつ、テーマ行きましょうか。

《頭角を現すテクノロジー》

インターネットの加速するスピードとアクセスの
しやすさによって、ウェブ関連業界の成長は
ウナギ登りとなりました。

過去5年間で、特にソーシャルネットワークは多くの
消費者にとって、生活の一部となっています。

他者とつながり、安価で楽しめるエンターテイメント
を提供しています。

ソーシャルネットワークゲーム開発業界は、こういった
ニーズによって発展しました。

Facebookのようなサイトが急速に成長するのと
足並みをそろえているように見えます。

2002年以降、この業界は年平均128%で成長して
います。

ソーシャルネットワークゲームは通常無料です。

開発業者は、ゲーム機能をアップするバーチャル
グッズの売り上げや、画面上に表示される広告
から収益化を図っています。
(アメーバブログにおける、ピグと同じような
 関係ですね(^ε^))

大部分の経済と相反して、景気後退は追い風と
なりました。

なぜなら、給与カットや無職となった人たちは、
お金のかかるコンソールゲームやソフトウェア
から離れ、多くの時間をこれらの低価格のゲームに
費やすようになったからです。

2012年の業界収益は20%の伸びを予想しています。

今後5年間では、収益は年平均22%で増加していく
と見られています。

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オンラインの支払いシステムのスピードとセキュリティ
が増すと、オンラインショップでは、より多くの商品を
扱うようになりました。

メガネとコンタクトレンズは、より多くがオンラインショップ
で購入されるようになっています。

これは、家庭でのブロードバンドインターネット
利用が普及したためです。

2002年から2012年の間に、オンラインメガネ・コンタクト
レンズ販売業界の収益は年平均28.2%伸びています。

2012年度の収益の伸びは11.9%と予想されています。

バーチャル試着システム(自分の写真をアップロード
して、フレームをかけるとどんな風に見えるか、
購入する前に分かる)のような新しい技術によって、
オンラインでの購入にも躊躇がなくなってきました。

今後5年間で、業界の収益は年平均8.8%で伸びて
いくと予想されています。

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急速なテクノロジーの発達、コストの低下、そして
新しい医療機器の需要から、3Dプリントが伸びを
示しています。

3Dプリントでは、対象物の連続層が映像として
処理されます。
(ちょっと良く分かりませんでした。ご存じの方、
 教えてください)

3Dプリンター製造業界の収益は、2002年以降、
年平均8.8%で増加しています。

2012年度単年でも、20.3%の伸びが予測されています。

このようなハイテク機器生産のコストは下がり、
プリンター技術は洗練されているので、航空
宇宙関連部品製造業などの多くのアプリ
ケーションで使われることでしょう。

革新のペース加速はすでに業界内で起きており、
今後5年間で2桁成長の年平均14%が見込まれて
います。

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日本人は、どちらかというと白肌を守りたい傾向
の人が多いと思うので、おとめ座

日焼けグッズが成長業界とは、ちょっと意外でした。(*^.^*)

ピラティスとヨガは、日本も同じですね。
というか、明らかにアメリカからの影響で流行った
感が否めませんが。

もしこういったトレンドが今後ヨーロッパ他国、
発展途上国などでも後追い発生すると仮定すると、

日本は何ができるかな?

ソーシャルネットワークゲームや3Dプリンター製造
に関しては、日本はかなり分があるような感じが
します。

世界中で任天堂のゲームが楽しまれている
ことを考えれば、日本人は、ストーリー性や
アニメーションを駆使したソーシャルネットワーク
ゲームの仕掛け人に、なれますよ。

ただ、どの業界でもそうなのですが、
日本は作るのはうまいが、売るのが下手。(T_T)

ただ、これは、海外との交渉や取引が発生
する可能性は少なく、オンライン上で完結する
ことができそうなので、企業じゃなくても、個人や
同士でブレイクするようなゲームを作れるかもしれませんね。
世界をターゲットにするなら、英語で作れればなおよし、
でしょうか。(・∀・)

日本版のソーシャルネットワークも全然悪く
ないと思うのですが、なぜかこう言った分野は
アメリカ発のものでないと世界でブレイクしない、
という七不思議があります。

仮に日本で作られたソーシャルネットワークが
抜群によくて、世界中で愛用されている、
なんてことが起きた日には、おそらくアメリカ様
や他国から理不尽なバッシングを受けるでしょう。
(自動車がそうであるように)

なので、日本の取る道としては、主流は
アメリカやヨーロッパに一応譲りつつ、
その中の付加価値機能やゲームといった
おまけの部分で盛り上げて上げる、という
のが双方にとってやりやすい道かなあ、
という感じかします。

**
プリンターにしても、京セラやシャープ
などが3Dプリンターの技術を保有してそうですが、これを
もっと他業界で(もっと言えば、個人ベースでも)
使えるような汎用性を持たせたものに
改良して販売すれば、自動車やTV、AV機器が
そうであったように、Made in Japanブランドが
世界でデフォルトで使われるようになるかも。

コピー品が出回るのが少々心配の種では
ありますが。。。


このシリーズ、もう1回だけ続きます。

次回は《その他の新星業界》ですよ。

では、また(^-^)ノ~~

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