Friday, 28 October 2011

小売業の未来(2)

前回からの続きです。

前回はテクノロジーの進歩によって、

顧客とのFace-to-Faceの接点が疎遠になる

ような使い方はいかんよ、というところまで

でした。


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テクノロジーは、終着点として、PC、モバイル

などのツール上で終わらせず、店まで来て

買い物体験をさせる方向で使わなくてはいけない。

世界的に、インターネットによって実店舗は駆逐され、

店を構えて売る時代は終わった、などと言われたり

しますが、テクノロジーが発展するからこそ、逆に

生き残り続けるだろうし、またそうなるべきなのです。


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では、1つ目のテーマに入ります。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

です。(・∀・)


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『デジタル装備するスタッフ』

ある小売業内部者はこのように言っています。

「2、3年以内に、モバイルを持たずに販売する

 セールス店員はいなくなるだろう」

この言葉は、すでに現実になりつつあり、

中国のバーバリー店舗では、販売スタッフは

オンラインで在庫状況が分かるようになっています。

(日本のデパートによくあるように、店員さんが

 在庫を確認しに消えてしまう、ということは

 起こらないわけです)

Hanes(ヘインズ)で働く内部者は、デジタル装備の

利点をこのように述べています。

「デジタル装備された店員は、より多くの時間を

 買い物客との対応に費やすことができる。

 たとえ店内に在庫がなかったとしても、ネットで

 品切れアイテムを直接顧客の家へ発送手続き

 ができるのである」

(ただ、服や靴などの試着が必要な品や、
 
 品質や肌触りを確かめたいものは難しい

 と思いますが)

お店側にとっては、デジタルツールの発達によって、

顧客の相手をする時間がより増やせる、

そうすることで、売上アップにつながる、

ということのようです。

あくまで、デジタルツールを、今まで無駄に

費やしていた時間を削減する、という方向で

使用した場合ですね。

これが、今までの流れでは、買い物体験そのものを

ネット上で完結させる方向で使っていた、

それをなんとか店に客足が戻るようにしたい、

という業界側の揺り返しの望みでもあるのでしょうね。

ネット、ソーシャルメディアなどを見ても、

結局、それらを使いこなす人は孤独などには

ならなくて、逆に積極的に人とつながろうとして

いるような気がします。

(どの程度の深さの人間関係か、実際に

 あったことはない、など、考慮点はいろいろ

 ありますが)

それを考えると、ツールを使って逆に

顧客とより積極的な対面コミュニケーションを

取っていく、という姿勢は、あながち間違って

ないかも??

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次回は、次のキーワード、

『ストーリー性を持ちこむ』

に行きますね。

ではまた!(^-^)/

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