《急成長業界トップ10(アメリカ版)》
アメリカの成長著しい業界は、以下の10業界。
○一般医薬品製造
○太陽光パネル製造
○非営利の大学
○ピラティス&ヨガスタジオ
○日焼け製品製造
○3D プリンター製造
○ソーシャルネットワークゲーム開発
○ホットソース製造
○環境にやさしい建築
○オンラインメガネ&コンタクトレンズ販売
*********************************************
で、前回は、
《環境にやさしくね》をテーマに業界の内情をお話
したのですが、
今回は、
《健康でいてね》
をテーマに業界話、続けますよ。
環境への高まる関心に加え、米国では健康維持に
関しても、意識が高まっています。
紫外線にさらされることによる肌へのダメージや、
皮膚癌予防に関する消費者の関心が、日焼けグッズ
製造業の急成長を後押ししています。
2002年からの年平均収益増加率は22.7%。
日焼けマシン(日焼けサロンなどで使われているもの)
が危険であるということは、多くの消費者の知るところと
なっています。
National Cancer Instituteの研究によると、日焼けマシンの
使用により、皮膚癌になるリスクは2倍以上になります。
それにより、塗ったりスプレーするだけで、小麦肌を
演出できる日焼け製品は、人気が出てきているのです。
日焼け製品への高まる関心によって、製品も変化しています。
今日市場に出回る製品は、より多くのスキントーンに
合うような自然な日焼け演出効果のものです。
2012年には、日焼け製品製造業の収益は18.1%成長を
見込んでおり、今後5年間では年平均10.7%成長の
見通しです。
**
また、体をフィットに保つことへの関心も、上昇しています。
ピラティスやヨガスタジオ業界は、健康志向のアメリカ人
に力強くしなやかな体を作るべく、体を調整する習慣を
取り入れる機会を提供しています。
2002年から2012年で、業界は年平均12.1%の成長を
しており、2012年度の成長は5.1%の見通し。
ピラティスやヨガスタジオは、景気後退に強いのです。
金融危機に見舞われた2008年、2009年も、
マイナス成長とはならずに、収益はほぼ
横ばいでした。
2017年までの5年間、業界収益は年平均4.8%で
伸びると予想されています。
もうひとつ、テーマ行きましょうか。
《頭角を現すテクノロジー》
インターネットの加速するスピードとアクセスの
しやすさによって、ウェブ関連業界の成長は
ウナギ登りとなりました。
過去5年間で、特にソーシャルネットワークは多くの
消費者にとって、生活の一部となっています。
他者とつながり、安価で楽しめるエンターテイメント
を提供しています。
ソーシャルネットワークゲーム開発業界は、こういった
ニーズによって発展しました。
Facebookのようなサイトが急速に成長するのと
足並みをそろえているように見えます。
2002年以降、この業界は年平均128%で成長して
います。
ソーシャルネットワークゲームは通常無料です。
開発業者は、ゲーム機能をアップするバーチャル
グッズの売り上げや、画面上に表示される広告
から収益化を図っています。
(アメーバブログにおける、ピグと同じような
関係ですね(^ε^))
大部分の経済と相反して、景気後退は追い風と
なりました。
なぜなら、給与カットや無職となった人たちは、
お金のかかるコンソールゲームやソフトウェア
から離れ、多くの時間をこれらの低価格のゲームに
費やすようになったからです。
2012年の業界収益は20%の伸びを予想しています。
今後5年間では、収益は年平均22%で増加していく
と見られています。
**
オンラインの支払いシステムのスピードとセキュリティ
が増すと、オンラインショップでは、より多くの商品を
扱うようになりました。
メガネとコンタクトレンズは、より多くがオンラインショップ
で購入されるようになっています。
これは、家庭でのブロードバンドインターネット
利用が普及したためです。
2002年から2012年の間に、オンラインメガネ・コンタクト
レンズ販売業界の収益は年平均28.2%伸びています。
2012年度の収益の伸びは11.9%と予想されています。
バーチャル試着システム(自分の写真をアップロード
して、フレームをかけるとどんな風に見えるか、
購入する前に分かる)のような新しい技術によって、
オンラインでの購入にも躊躇がなくなってきました。
今後5年間で、業界の収益は年平均8.8%で伸びて
いくと予想されています。
**
急速なテクノロジーの発達、コストの低下、そして
新しい医療機器の需要から、3Dプリントが伸びを
示しています。
3Dプリントでは、対象物の連続層が映像として
処理されます。
(ちょっと良く分かりませんでした。ご存じの方、
教えてください)
3Dプリンター製造業界の収益は、2002年以降、
年平均8.8%で増加しています。
2012年度単年でも、20.3%の伸びが予測されています。
このようなハイテク機器生産のコストは下がり、
プリンター技術は洗練されているので、航空
宇宙関連部品製造業などの多くのアプリ
ケーションで使われることでしょう。
革新のペース加速はすでに業界内で起きており、
今後5年間で2桁成長の年平均14%が見込まれて
います。
*********************************************
日本人は、どちらかというと白肌を守りたい傾向
の人が多いと思うので、
日焼けグッズが成長業界とは、ちょっと意外でした。(*^.^*)
ピラティスとヨガは、日本も同じですね。
というか、明らかにアメリカからの影響で流行った
感が否めませんが。
もしこういったトレンドが今後ヨーロッパ他国、
発展途上国などでも後追い発生すると仮定すると、
日本は何ができるかな?
ソーシャルネットワークゲームや3Dプリンター製造
に関しては、日本はかなり分があるような感じが
します。
世界中で任天堂のゲームが楽しまれている
ことを考えれば、日本人は、ストーリー性や
アニメーションを駆使したソーシャルネットワーク
ゲームの仕掛け人に、なれますよ。
ただ、どの業界でもそうなのですが、
日本は作るのはうまいが、売るのが下手。(T_T)
ただ、これは、海外との交渉や取引が発生
する可能性は少なく、オンライン上で完結する
ことができそうなので、企業じゃなくても、個人や
同士でブレイクするようなゲームを作れるかもしれませんね。
世界をターゲットにするなら、英語で作れればなおよし、
でしょうか。(・∀・)
日本版のソーシャルネットワークも全然悪く
ないと思うのですが、なぜかこう言った分野は
アメリカ発のものでないと世界でブレイクしない、
という七不思議があります。
仮に日本で作られたソーシャルネットワークが
抜群によくて、世界中で愛用されている、
なんてことが起きた日には、おそらくアメリカ様
や他国から理不尽なバッシングを受けるでしょう。
(自動車がそうであるように)
なので、日本の取る道としては、主流は
アメリカやヨーロッパに一応譲りつつ、
その中の付加価値機能やゲームといった
おまけの部分で盛り上げて上げる、という
のが双方にとってやりやすい道かなあ、
という感じかします。
**
プリンターにしても、京セラやシャープ
などが3Dプリンターの技術を保有してそうですが、これを
もっと他業界で(もっと言えば、個人ベースでも)
使えるような汎用性を持たせたものに
改良して販売すれば、自動車やTV、AV機器が
そうであったように、Made in Japanブランドが
世界でデフォルトで使われるようになるかも。
コピー品が出回るのが少々心配の種では
ありますが。。。
このシリーズ、もう1回だけ続きます。
次回は《その他の新星業界》ですよ。
では、また(^-^)ノ~~
アメリカの成長著しい業界は、以下の10業界。
○一般医薬品製造
○太陽光パネル製造
○非営利の大学
○ピラティス&ヨガスタジオ
○日焼け製品製造
○3D プリンター製造
○ソーシャルネットワークゲーム開発
○ホットソース製造
○環境にやさしい建築
○オンラインメガネ&コンタクトレンズ販売
*********************************************
で、前回は、
《環境にやさしくね》をテーマに業界の内情をお話
したのですが、
今回は、
《健康でいてね》
をテーマに業界話、続けますよ。
環境への高まる関心に加え、米国では健康維持に
関しても、意識が高まっています。
紫外線にさらされることによる肌へのダメージや、
皮膚癌予防に関する消費者の関心が、日焼けグッズ
製造業の急成長を後押ししています。
2002年からの年平均収益増加率は22.7%。
日焼けマシン(日焼けサロンなどで使われているもの)
が危険であるということは、多くの消費者の知るところと
なっています。
National Cancer Instituteの研究によると、日焼けマシンの
使用により、皮膚癌になるリスクは2倍以上になります。
それにより、塗ったりスプレーするだけで、小麦肌を
演出できる日焼け製品は、人気が出てきているのです。
日焼け製品への高まる関心によって、製品も変化しています。
今日市場に出回る製品は、より多くのスキントーンに
合うような自然な日焼け演出効果のものです。
2012年には、日焼け製品製造業の収益は18.1%成長を
見込んでおり、今後5年間では年平均10.7%成長の
見通しです。
**
また、体をフィットに保つことへの関心も、上昇しています。
ピラティスやヨガスタジオ業界は、健康志向のアメリカ人
に力強くしなやかな体を作るべく、体を調整する習慣を
取り入れる機会を提供しています。
2002年から2012年で、業界は年平均12.1%の成長を
しており、2012年度の成長は5.1%の見通し。
ピラティスやヨガスタジオは、景気後退に強いのです。
金融危機に見舞われた2008年、2009年も、
マイナス成長とはならずに、収益はほぼ
横ばいでした。
2017年までの5年間、業界収益は年平均4.8%で
伸びると予想されています。
もうひとつ、テーマ行きましょうか。
《頭角を現すテクノロジー》
インターネットの加速するスピードとアクセスの
しやすさによって、ウェブ関連業界の成長は
ウナギ登りとなりました。
過去5年間で、特にソーシャルネットワークは多くの
消費者にとって、生活の一部となっています。
他者とつながり、安価で楽しめるエンターテイメント
を提供しています。
ソーシャルネットワークゲーム開発業界は、こういった
ニーズによって発展しました。
Facebookのようなサイトが急速に成長するのと
足並みをそろえているように見えます。
2002年以降、この業界は年平均128%で成長して
います。
ソーシャルネットワークゲームは通常無料です。
開発業者は、ゲーム機能をアップするバーチャル
グッズの売り上げや、画面上に表示される広告
から収益化を図っています。
(アメーバブログにおける、ピグと同じような
関係ですね(^ε^))
大部分の経済と相反して、景気後退は追い風と
なりました。
なぜなら、給与カットや無職となった人たちは、
お金のかかるコンソールゲームやソフトウェア
から離れ、多くの時間をこれらの低価格のゲームに
費やすようになったからです。
2012年の業界収益は20%の伸びを予想しています。
今後5年間では、収益は年平均22%で増加していく
と見られています。
**
オンラインの支払いシステムのスピードとセキュリティ
が増すと、オンラインショップでは、より多くの商品を
扱うようになりました。
メガネとコンタクトレンズは、より多くがオンラインショップ
で購入されるようになっています。
これは、家庭でのブロードバンドインターネット
利用が普及したためです。
2002年から2012年の間に、オンラインメガネ・コンタクト
レンズ販売業界の収益は年平均28.2%伸びています。
2012年度の収益の伸びは11.9%と予想されています。
バーチャル試着システム(自分の写真をアップロード
して、フレームをかけるとどんな風に見えるか、
購入する前に分かる)のような新しい技術によって、
オンラインでの購入にも躊躇がなくなってきました。
今後5年間で、業界の収益は年平均8.8%で伸びて
いくと予想されています。
**
急速なテクノロジーの発達、コストの低下、そして
新しい医療機器の需要から、3Dプリントが伸びを
示しています。
3Dプリントでは、対象物の連続層が映像として
処理されます。
(ちょっと良く分かりませんでした。ご存じの方、
教えてください)
3Dプリンター製造業界の収益は、2002年以降、
年平均8.8%で増加しています。
2012年度単年でも、20.3%の伸びが予測されています。
このようなハイテク機器生産のコストは下がり、
プリンター技術は洗練されているので、航空
宇宙関連部品製造業などの多くのアプリ
ケーションで使われることでしょう。
革新のペース加速はすでに業界内で起きており、
今後5年間で2桁成長の年平均14%が見込まれて
います。
*********************************************
日本人は、どちらかというと白肌を守りたい傾向
の人が多いと思うので、
日焼けグッズが成長業界とは、ちょっと意外でした。(*^.^*)
ピラティスとヨガは、日本も同じですね。
というか、明らかにアメリカからの影響で流行った
感が否めませんが。
もしこういったトレンドが今後ヨーロッパ他国、
発展途上国などでも後追い発生すると仮定すると、
日本は何ができるかな?
ソーシャルネットワークゲームや3Dプリンター製造
に関しては、日本はかなり分があるような感じが
します。
世界中で任天堂のゲームが楽しまれている
ことを考えれば、日本人は、ストーリー性や
アニメーションを駆使したソーシャルネットワーク
ゲームの仕掛け人に、なれますよ。
ただ、どの業界でもそうなのですが、
日本は作るのはうまいが、売るのが下手。(T_T)
ただ、これは、海外との交渉や取引が発生
する可能性は少なく、オンライン上で完結する
ことができそうなので、企業じゃなくても、個人や
同士でブレイクするようなゲームを作れるかもしれませんね。
世界をターゲットにするなら、英語で作れればなおよし、
でしょうか。(・∀・)
日本版のソーシャルネットワークも全然悪く
ないと思うのですが、なぜかこう言った分野は
アメリカ発のものでないと世界でブレイクしない、
という七不思議があります。
仮に日本で作られたソーシャルネットワークが
抜群によくて、世界中で愛用されている、
なんてことが起きた日には、おそらくアメリカ様
や他国から理不尽なバッシングを受けるでしょう。
(自動車がそうであるように)
なので、日本の取る道としては、主流は
アメリカやヨーロッパに一応譲りつつ、
その中の付加価値機能やゲームといった
おまけの部分で盛り上げて上げる、という
のが双方にとってやりやすい道かなあ、
という感じかします。
**
プリンターにしても、京セラやシャープ
などが3Dプリンターの技術を保有してそうですが、これを
もっと他業界で(もっと言えば、個人ベースでも)
使えるような汎用性を持たせたものに
改良して販売すれば、自動車やTV、AV機器が
そうであったように、Made in Japanブランドが
世界でデフォルトで使われるようになるかも。
コピー品が出回るのが少々心配の種では
ありますが。。。
このシリーズ、もう1回だけ続きます。
次回は《その他の新星業界》ですよ。
では、また(^-^)ノ~~
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