Thursday, 7 May 2009

ごめんよ、サリーちゃん

サリーちゃんと結婚おひなさまして一緒に住み始めた頃、
イラついたこと。


それは、おいしい食べ物ナイフとフォークとかあると、
必ず自分の皿から私の皿にどっさり
くれること。


チョコチョコレートとかクッキーキャンディーとか
最後に何か一つ余ったりすると、
必ず私に譲ること。


そうして、いつも私の方が食べる量ラーメン
多くなること。


ブタ ぶーぶー 私を豚にしたいか? ぶーぶー ブタ


しかも、おいしいものの基準が、
国も食文化も違うサリーちゃんハンバーガーと私おにぎりでは
当然違うわけで。

サリーちゃんがおいしいと思うものでも
私はそんなに好きではなかったりもする。
好きでもないものを、ドッサリいただいてもねえ・・・。




むっ イライラ、イライラ むかっ


たまに、あからさまにいやな顔プンプンをしてしまう
こともあった性悪女の私。


そもそも、そんなことしなくても、食べ物なんて
買えばがま口財布いくらでもあるでしょ?そんな貧乏臭い
ことするなんて!DASH!


ご立腹の私。


でもね、最近ようやく理解できるようになりました。


サリーちゃんのお父さん(義父)は、体が
悪かった病院ため、思うように働けませんでした。
そして、収入お金が少ない中、7人家族が食べて
いかなくてはいけません。


日本には、梅干しの匂いでご飯おにぎりを食べるという
言い方がありますが、彼の幼少期は、
チーズチーズの匂いでパン食パンを食べるような生活
だったそうです。


いくら、今は食べるものには事欠かない、
心配する必要はないのだ、と頭で分かっていても、
そのような幼少期の経験が、彼にそういう行動を
とらせてしまうようなのです。


言ってみれば、昔、戦時中だった頃、食べ物が
窮乏する中、自分の食べる分を減らして、
我が子に食べさせようとする、あの母心と
同じでした。


そういうことが理解できるようになって、


いらぬお節介どうもありがとう


と、思えるようになりました。


夫婦は、時間砂時計をかけてみないと見えてこない
こともあります。


サリーちゃんは、スマートな宝石ブルー身のこなしや、
一般受けするような華やかさ王冠1はないけど、
やさしい心ブーケ2を持った人でした。


先日も、不況の中、ペットネコしっぽフリフリを放棄する人が
多く、そんなペットたちのシェルターを維持するため、
寄付をお願いします、といコマーシャルがTVテレビ
流れており、それを見たサリーちゃんは、即座に
「今のCMの電話番号覚えた?すぐに寄付するんだ!」
と言ってましたっけ(ちなみに、独身時代から、虐待された
動物を保護する団体に、毎月お金を寄付していました。
今も続けています)。


今日は、私の浅はかな、かつ狭い心、
ちょっと反省です。

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