今日、Financial Reviewという、オーストラリアの
金融紙を読んでおりましたら、
やはり日本と中国の尖閣諸島問題が2ページ丸々
割いて書かれていました。
オーストラリアのこの問題の解釈は、
表向きは日本と中国の対立という建前になっている
けど、
その裏は実はアメリカ対中国という図式になっている。
なので、先週自衛隊と米軍が合同でグアムにおいて
離島を攻められた事態を想定した訓練をしたのだ、
(実態は、中国に尖閣諸島を攻められた事態を
想定しておる)
日本=アメリカという見解を出しています。
確かに一理ある。
しかし、その後が、オーストラリアらしい。
「この問題は間にアメリカが入っているので、
日中は腹を割った話し合いができないのだろう。
だから、オーストラリアが仲裁に入ってあげよう!(°∀°)b
日中の代表をシドニーに呼んで、オーストラリアが
第三者として仲介して本音の話をさせてあげようじゃ
ないか。
いや、オーストラリアにも米軍が駐留している
から、それでもやっぱり話しづらいだろう。
では、インドネシアでその話し合いを実現させて
あげよう!(*^▽^*)」
いやはや。。。(^_^;)
気がいいのか、頭がお花畑なのかよく分かりませんが、
尖閣に関して、日本と中国の言い分ははっきりしている
わけで、日本側は余計な話し合いなどしようものなら、
変な譲歩をさせられかねない。
それに、オーストラリアは経済を中国に頼り過ぎて
中国依存症みたいになっているので、絶対中国の
肩を持つでしょう。中、豪共に、戦争による反日感情が
あるので、
「日本は第二次大戦での中国の侵略を考慮して
うんぬん・・・」
などと言いかねません。
絶対ダメ
しかし、ちょっと感心したのは、今日読んだのは
金融紙だったこともあって、あまり政治色が
濃くなく、極めて中立の視点で書かれていました。
週末の、日本での中国総領事館前でのデモも、
写真付きでちゃんと記事になっていましたよ。
800名ほどが参加したらしいですね。
さてさて、まあこんなことは起こらないとは思い
ますが、
もしオーストラリアが中国の味方をして、日本を
悪者に仕立て上げようとしたら、
日本はどう対応すればよいか?
というのをちょっとシュミレーションしてみましょうか。
オーストラリアは資源の国。
資源が大部分と、あとは農産物以外はほとんど
輸出するものがありません。
この2つが国家の稼ぎ頭。
そして、日本はオーストラリアから電力用の
資源を購入するお得意さん。
特に、オーストラリアのLNG(液化天然ガス)の
輸入は日本がトップ。
今日の記事にも書いてありましたが、日本は
このLNGの価格が高すぎる、安くしろ!と言われ、
オーストラリアは困っている、という状況が
あります。日本へのLNGの価格を譲歩すれば、
オーストラリアの利益が減っちゃうなあ、とブツブツ
言っているのです。
実際、日本は(韓国も中国も)アメリカが売っている
価格の5倍もの価格を払ってオーストラリアから
輸入しています。
それは、日本だって文句のひとつも言いたくなります。
なので、オーストラリアが日本に何か悪いことを
しようとしたら、すぐさま
「あ、じゃあオーストラリアからはもう資源は
買いません。他国から調達できるので結構です。」
と圧力をかけるのです。
ただでさえ、中国の経済が停滞して、共産党政府は
ビルや道路などのインフラ建設をセーブし始め、
オーストラリアの資源を今までのように買って
くれなくなって困っているのです。
しかも、足元を見られて値切られているし。
(現在の、コモディティで鉄の価格が下がっているのは
そのせいなのです)
もし日本まで買ってくれなくなったら、もう涙目です。
そのためには、オーストラリア以外の他国からも
資源を調達できるルートをちゃんと確保しておくことです。
先週、カナダで採掘されるLNGは、そのほとんどを
日本向けとして輸出する、というようなニュースを
読みましたが、これはいい兆候です。
オーストラリア以外に、カナダからも調達できる。
こうやって、調達できる国を増やしてリスクをヘッジして、
国際関係の中で揺さぶりをかけられるようにしておけば、
日本に意地悪をしようとする資源国には、
「じゃあ、もう買いませんわ」
と言える。
影響を受けにくいので弱気になる必要がありません。
製造業の海外進出でも同じですが、今の内に、
できるだけ親日国とパイプを太くして、日本が
海外展開や資源を調達できる先を作っておいた
方が得策です。
今までは、日本はなぜか日本を憎んでいる韓国、中国
ばかり重点的に支援や協業しようとしてきましたが、
日本の経済がへたっている時に、もうそんな余裕は
残っていないと思います。
リスクが高すぎます。
日本が好きだと言ってくれる国で、歓迎されながら
ビジネスをした方が、よっぽど気持ちよく仕事が
できます。
私が考えられる対オーストラリアの対策はこんな
感じです。
彼らはとにかく資源と農作物しか売るものがないので、
日本は農作物は自国で調達できるようにして、
資源はオーストラリア以外から調達できるようにすれば、
対策はかなりできますよ。
ま、今は中国、韓国の対策が先決ですけどね。
押されるな、日本!
竹島、尖閣に関する歴史的事実を述べた意見広告、
政府は海外でも出してくださいね。
韓国、中国のギャーギャーわめく声しか海外では
伝わってきませんので。理路整然と、誰にでも理解
できる形で世界を納得させちゃいましょう。v(^-^)v
金融紙を読んでおりましたら、
やはり日本と中国の尖閣諸島問題が2ページ丸々
割いて書かれていました。
オーストラリアのこの問題の解釈は、
表向きは日本と中国の対立という建前になっている
けど、
その裏は実はアメリカ対中国という図式になっている。
なので、先週自衛隊と米軍が合同でグアムにおいて
離島を攻められた事態を想定した訓練をしたのだ、
(実態は、中国に尖閣諸島を攻められた事態を
想定しておる)
日本=アメリカという見解を出しています。
確かに一理ある。
しかし、その後が、オーストラリアらしい。
「この問題は間にアメリカが入っているので、
日中は腹を割った話し合いができないのだろう。
だから、オーストラリアが仲裁に入ってあげよう!(°∀°)b
日中の代表をシドニーに呼んで、オーストラリアが
第三者として仲介して本音の話をさせてあげようじゃ
ないか。
いや、オーストラリアにも米軍が駐留している
から、それでもやっぱり話しづらいだろう。
では、インドネシアでその話し合いを実現させて
あげよう!(*^▽^*)」
いやはや。。。(^_^;)
気がいいのか、頭がお花畑なのかよく分かりませんが、
尖閣に関して、日本と中国の言い分ははっきりしている
わけで、日本側は余計な話し合いなどしようものなら、
変な譲歩をさせられかねない。
それに、オーストラリアは経済を中国に頼り過ぎて
中国依存症みたいになっているので、絶対中国の
肩を持つでしょう。中、豪共に、戦争による反日感情が
あるので、
「日本は第二次大戦での中国の侵略を考慮して
うんぬん・・・」
などと言いかねません。
絶対ダメ
しかし、ちょっと感心したのは、今日読んだのは
金融紙だったこともあって、あまり政治色が
濃くなく、極めて中立の視点で書かれていました。
週末の、日本での中国総領事館前でのデモも、
写真付きでちゃんと記事になっていましたよ。
800名ほどが参加したらしいですね。
さてさて、まあこんなことは起こらないとは思い
ますが、
もしオーストラリアが中国の味方をして、日本を
悪者に仕立て上げようとしたら、
日本はどう対応すればよいか?
というのをちょっとシュミレーションしてみましょうか。
オーストラリアは資源の国。
資源が大部分と、あとは農産物以外はほとんど
輸出するものがありません。
この2つが国家の稼ぎ頭。
そして、日本はオーストラリアから電力用の
資源を購入するお得意さん。
特に、オーストラリアのLNG(液化天然ガス)の
輸入は日本がトップ。
今日の記事にも書いてありましたが、日本は
このLNGの価格が高すぎる、安くしろ!と言われ、
オーストラリアは困っている、という状況が
あります。日本へのLNGの価格を譲歩すれば、
オーストラリアの利益が減っちゃうなあ、とブツブツ
言っているのです。
実際、日本は(韓国も中国も)アメリカが売っている
価格の5倍もの価格を払ってオーストラリアから
輸入しています。
それは、日本だって文句のひとつも言いたくなります。
なので、オーストラリアが日本に何か悪いことを
しようとしたら、すぐさま
「あ、じゃあオーストラリアからはもう資源は
買いません。他国から調達できるので結構です。」
と圧力をかけるのです。
ただでさえ、中国の経済が停滞して、共産党政府は
ビルや道路などのインフラ建設をセーブし始め、
オーストラリアの資源を今までのように買って
くれなくなって困っているのです。
しかも、足元を見られて値切られているし。
(現在の、コモディティで鉄の価格が下がっているのは
そのせいなのです)
もし日本まで買ってくれなくなったら、もう涙目です。
そのためには、オーストラリア以外の他国からも
資源を調達できるルートをちゃんと確保しておくことです。
先週、カナダで採掘されるLNGは、そのほとんどを
日本向けとして輸出する、というようなニュースを
読みましたが、これはいい兆候です。
オーストラリア以外に、カナダからも調達できる。
こうやって、調達できる国を増やしてリスクをヘッジして、
国際関係の中で揺さぶりをかけられるようにしておけば、
日本に意地悪をしようとする資源国には、
「じゃあ、もう買いませんわ」
と言える。
影響を受けにくいので弱気になる必要がありません。
製造業の海外進出でも同じですが、今の内に、
できるだけ親日国とパイプを太くして、日本が
海外展開や資源を調達できる先を作っておいた
方が得策です。
今までは、日本はなぜか日本を憎んでいる韓国、中国
ばかり重点的に支援や協業しようとしてきましたが、
日本の経済がへたっている時に、もうそんな余裕は
残っていないと思います。
リスクが高すぎます。
日本が好きだと言ってくれる国で、歓迎されながら
ビジネスをした方が、よっぽど気持ちよく仕事が
できます。
私が考えられる対オーストラリアの対策はこんな
感じです。
彼らはとにかく資源と農作物しか売るものがないので、
日本は農作物は自国で調達できるようにして、
資源はオーストラリア以外から調達できるようにすれば、
対策はかなりできますよ。
ま、今は中国、韓国の対策が先決ですけどね。
押されるな、日本!
竹島、尖閣に関する歴史的事実を述べた意見広告、
政府は海外でも出してくださいね。
韓国、中国のギャーギャーわめく声しか海外では
伝わってきませんので。理路整然と、誰にでも理解
できる形で世界を納得させちゃいましょう。v(^-^)v
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