Tuesday, 10 January 2012

トラック運転手のお兄さんはかわいい

オーストラリアに来てから不思議なこと。

車に乗っている人たちが、手を振ってくること。

私は、運動も兼ねて、自分の体力が許す限り、

歩く、または自転車に乗るのですが、

こちらの運転手さんはノリが良いのか、

通り過ぎる時、「ぷっぷー」とクラクションを

鳴らして、ミラー越しに手を振る、または

助手席に乗っていると窓から体を乗り出して

手を振ってきます。

年代によらず、ティーネイジャーの集団であれば、

「イェーイ!!」とクラブのりの雄叫びを上げながら

走り去ってゆき、

ちょっと年代が上がると、「ピーッ」と口笛を

吹いて通り過ぎ、

さらに年代が上がると、シャイになるのか、

クラクションを鳴らして「じゃあね!」という感じで

ちょこっと手を上げる。

横断歩道を横切るときにも、

「Hi, how are you doing?」

と車の中から歩いている私にご挨拶まで

してくれます。
(人通りのないところでやられると、誘拐かも?
 と怖くなり、逃げますが)

オーストラリアはアメリカと同じく

完全な車社会なので、

きっとマナーや振る舞いも日本とは

かなり趣が違うのでしょう。

しかし、手を振ってくる最多がトラックを運転している

お兄さんたち。


・・・・・なぜだ?


日本だと、イメージとして、なんとなく

硬派。髪型はパンチがかっている、

または短髪である。



                 (トラックの運転手さんのイメージ像)


ちょっと年配の方になると、車内で演歌でも

聞いていそう。トラックの中から手を振る

などという、そんな軟派なことは、プライドが

許さない、となりそうなところですが、

こちらの人は、あっさりそんなプライドは捨てた~。

トラックで延々と外を走るため、オーストラリアの

陽気にやられてしまったのか、体もでかく、顔も

さわやかとは言い難いお兄さんに、ニコニコ顔で

無邪気に手を振られると、こっちも頬が緩んで

しまって、つい手を振り返してしまうのですよ。

これは、日豪の、温かな交流、と解しても

よいのかな?(???)

残念なことに、私は、こちらの人が好きそうな、

プレイボーイ誌に出てきそうなセクシーボディ

とは縁遠いのですが。( ´(ェ)`)



               (Hugh Hefner氏とプレイガール達)


日本人ですし、ブロンドでもなく、

胸を露わにするわけでもなく、

生足さえも出さない。
(オーストラリアの紫外線たっぷりの日差しが怖い)

買い物袋をかごに入れて必死に自転車をこぐ、

かなり女を捨てた様相なはずなのですが。


                     (残念なわたくし)


私は別に「トラックの運ちゃん萌え」などという

奇妙な嗜好は持ち合わせておりませんが、

見た目とのあまりのギャップに「かわいい・・・」

とついつい思ってしまう時があります。

私は、基本オーストラリア嫌いですし、

こちらの人も基本日本人は好きではないでしょうが、

意外なことに、このトラックの運転手さんたちが、

私の凍りついた「嫌いきらい病」に穴をあけている。

ダークホースか?

こういう、些細なことで、いつかオーストラリア嫌い病が

氷解する日がくるのかなあ。

トラックの運転手さんも、立派な国のかけ橋に

なるものだなあ。

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