Monday, 21 November 2011

小売業界の未来(4)

すっかり忘れておりました。

小売業界の未来の続き。
(シリーズもの、向いてないんじゃ・・・(^o^;))

前回は、「ストーリー性を持たせる」

ということで、商品をただ陳列しておいておく

のではなく、製品の裏側情報や、便利な使い方

などを文字や映像を駆使して伝授し、顧客の

想像力を膨らませてしまおう!好奇心や生活の

中に取り入れた時のイメージを膨らませ、思わず

顧客が手に取ってしまうような、そんな売り方も

アリではないか、というところまで、でした。(・∀・)


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もう忘れてしまっていると思うので(私が)、

改めてテーマをおさらい。

1.オンラインで誘導、オフラインで体験

このテーマにまつわるキーワードは、

『デジタル装備するスタッフ』

『ストーリー性を持ちこむ』

『顧客をスキャンする』

『ジャスチャーしながらお買いもの』

そして、今回は、

『ストーリー性を持ちこむ』

の続きを終わらせて、『顧客をスキャンする』

に移りますよー。


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顧客に物語を感じさせるような情報を現代の

テクノロジー(スマートフォンとか)を利用して

伝えていくのですが、その中でできること。

こんなのは?

買い物客に情報を与えたら、与えっぱなしに

するのではなく、それを顧客との接点として

利用してみよう。

商品の詳細まで教え、使い方までアドバイスした、

その上で、どうしてお客がその商品を選ばなかった、

または購入するに至らなかったのか、

それを商品の欠点を見つける材料としたり、

商品開発、マーケティングの研究に活用する

ことができます。ありとあらゆる方向から、

顧客や製品について徹底研究する、これくらいの

熾烈さが、激化する小売業界には求められて

いるのかもしれません。

ではでは「ストーリー性を持たせる」

はおしまいで、(^O^)

お次は、

「顧客をスキャンする」

いきますよー。

チーズでおなじみのKraft Foods(クラフト)、

北米マーケティングの副社長はこのように

言っています。

「顧客の『リアルタイムで商品についての

情報にアクセスしたい』という望みを叶えて

あげることで、より質の高いショッピング体験

を提供でき、それが結果として売上向上という

大きな可能性に繋がっていくのです」

このKraft社、斬新なアイデアで顧客の購買意欲を

くすぐります。

スーパーマーケットにキオスクを設置しました。

これは、KraftとIntel(コンピューター

プロセッサーの会社、ですね)のジョイントです。

Intelは、「Anonymous Video Analytics」という

技術を持っておりまして、顔をスキャンする

ことで、性別や年齢までも識別出来てしまうのです。
(性転換されたお方は・・・?)

この識別情報と、1日の内の時間帯を考慮して、

そのキオスクは、個々人向けのレシピを提供

してあげます。そうすると、顧客は食事の献立が

たてやすくなり、その献立にはKraft製品がちゃんと

組み込まれているので(!)、Kraft社の売上も

上がるようになっているのです。これは、お店も

お客もどちらもなんとなく嬉しい、で理想に近い

売り上げの形かもしれません。





でも、家族連れで、各メンバー全く違ったメニュー

を提案されたらどうなるんだろう、という気が

しますが、その場合は、

「えい、全部買いだ!」ということになって、

さらに売り上げがアップするのでしょうか???


ちょっとそれますが、

「買って、買って、ねえ、買ってよ!( ・д・)/--=≡(((卍」

という意欲丸出しの店員さんがいると、私は逆に

避けてしまい、そそくさとお店を出てしまう傾向

があります。

オーストラリアもこのパターンの店員さんが多く、

店に入るとすかさず話しかけてくるので、

よほど興味がない限り、フラフラ店内を見回る、

ということができません。

皆さんはどうですか?

なので、このキオスクのような相互やりとり

はあるけど、でも圧迫はしない、という形、

私は好きかもです。ちょっとしたコンサル

形式ですよね。


こんなのもありますよ。

デパートに設けられた「mybestfit」(これ、名前が

変わって、今は「me-ality」になってます)、

と言うブース、全身をスキャンして、その人に

ピッタリの服をサイズ、ブランドの好みなどから

選べるのです。

こりゃいいですな!(*^o^)乂(^-^*)





業界からのちょこっとアドバイスを。

「小売業の観点から言うと、勝者はこんなアプリを

作れるところです。ユーザーがうまくお店に入って

来るように誘導し、そこからさらにお店や商品に

興味を持たせるようなもの」

広告も、販促も、全部アプリがやってくれる、

というわけですね。確かに人件費や広告費が

従来の比じゃなく削減でき、そのお金を充実

したカスタマーサービスやアフターフォロー、

商品自体の質向上に向けられたらいいですよね。

アプリは、ゲーム系とか、シュミレーション系の

ものなんでしょうかね、時代を反映して。


【私だったら、こんなアプリだったらお店に入っちゃう】


喪黒 福造(笑うセールスマン)をキャラに起用。


うまい話には用心せよ” をモットーに、お店の


お得情報や特典を提示しつつも、こんなところ

には気をつけてね、と言うところもアップしておく。

笑うセールスマンの場合は、こうでしたよね。

願望をかなえてあげるけど、約束を破った場合

または忠告を聞き入れなかった場合はその代償を

払わなくてはいけない。

なので、例えばいくら以上は買い物しない!と自分で

金額設定できるようにしておいて、その額超えると

全部没収で、何も買えなくなる、とか。
(あ、お店の売り上げ激減だ)

私のアプリは、お店売り上げにはまったく

貢献しないようです。

人間、飴ばかりではすぐ飽きるし、鞭ばかり

だと逃げて行く。飴と鞭効果を、程よく組み合わせた

アプリだと、程よい緊張感、ゲーム感覚の

スリル、ご褒美なんかで飽きずに買い物体験が

楽しくなるんじゃないでしょうか。

うーん、なんだか「部下をうまくやる気にさせる術」

みたいな世界ですね、これじゃ。

今回はこれまで!

次回は「ジェスチャーしながらお買いもの」

ですよ。

お楽しみに。(*^ ・^)ノ⌒☆

こちらをいまだ押してもらったことがない(涙)
思わずクリックしてしまうようなアプリ、
ないかなあ。
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